原題:Kate Plays Christine

サンダンス国際映画祭2016 ドキュメンタリー部門審査員特別賞(脚本賞)受賞/ベルリン国際映画祭正式出品

2016年/アメリカ/112分/配給:hunfufilm

2017年7月15日(土)アップリンク渋谷にて公開

解説


1974 年、テレビキャスターのクリスティーン・チャバックが、フロリダ州サラソタの放送局の生放送番組で自殺した。これは史上初めてのテレビ放映中の自殺とされている。1976 年のアカデミー賞ノミネート作品である『ネットワーク』(シドニー・ルメット監督)にインスピレーションを与えたと言われているが、実際この事件の裏にどんな出来事や事実があったのかはほとんど知られていない。
時は現在、女優ケイト・リン・シールはクリスティーン・チャバックの物語を元にした「おしゃれで安っぽい 70 年代風ソープオペラ(メロドラマ)」に起用される。役作りのために、彼女はサラソタへと赴き、クリスティーンの悲劇的な死についての謎や、その意義を調査していく。
本作の監督ロバート・グリーンはインタビューと引用といった一般的なドキュメンタリーの形式をとることをせず、ケイトをこの複雑で困難な事件を理解するためのパイプとして起用している。
クリスティーンの人生に誠実に向き合おうとしていくうちに、ケイトはまた、専門家が取り扱うような難しい偏見や憶測を暴いていく。
『ケイト・プレイズ・クリスティーン』はその主題に大胆に挑戦した映画であり、観客は過去を解き明かすことの難しさを認めざるを得ないだろう。

ドキュメンタリー版『めまい』――タイムアウト・ニューヨーク誌

実際に起きたテレビ生放送中の自殺事件
クリスティーンは1974年、フロリダ州サラソタの地方局で、生放送中に突然拳銃自殺した。しかし、家庭用ビデオが普及する以前だったため、自殺映像が世間に出回ることはなく、事件は都市伝説と化している。放送を録画したテープは、当時のテレビ局社長が金庫に保管している、という噂もあるが真相はいまだ闇の中だ。
人々の記憶が薄れてゆき、当時の映像記録もない中で、彼女が自殺に至った背景は未だに謎につつまれている。

ストーリー

スタッフ

監督:ロバート・グリーン
プロデューサー:ダグラス・チロラ、スーザン・ベドューサ、
撮影:ショーン・プライス・ウイリアムズ
音楽:キーガン・デウィット

キャスト

ケイト・リン・シエル

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