Lovers on Borders(仮題)
2018年公開
解説
オダギリジョー主演でアメリカで撮影した『ビッグ・リバー』(2005)や、坂本龍一がテーマ曲を担当したドキュメンタリー『フタバから遠く離れて』(2012)など、5作連続でベルリン国際映画祭に招待されている舩橋淳監督が、日本人監督として初めてポルトガルとの合作映画『Lovers on Borders(仮題)』を監督。昨年 11 月から 12 月にかけ、ポルトガルのギマランイス、ポルト、ブラガ、ペニシェ及び静岡県浜松市での撮影を終了した。
日本とポルトガルの関係は長く、現在公開中のマーティン・スコセッシ監督の『沈黙-サイレンス-』でも描かれ ているように、1543 年に最初の南蛮船(ポルトガル船)が種子島に漂着して鉄砲が伝来して以降、貿易商人だけでなく、多くの宣教師も来日。舩橋監督は、ポルトガルも18 世紀に、「リスボン地震」と呼ばれる大きな地震と津波により犠牲者を出したという日本との共通点に注目し、本作のストーリーを作り上げた。本作は日本、ポルトガル、アメリカ 3 カ国の共同製作。日本とポルトガルの共同製作としては過去にパウロ・ローシャ監督の『恋 の浮島』(1983)、ジョアン・マリオ・グリーリョ監督の『アジアの瞳』(1997)の 2 作品があるが、日本人監督によるものは史上初めてである。
主演は、連続テレビ小説「あさが来た」で宮﨑あおいの夫・惣兵衛役を熱演し、昨年 10 月クールの「コック警部の晩餐会」で連ドラ初主演を果たした柄本佑と、ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞とアルフレッド・バウアー賞を受賞したミゲル・ゴメス監督の『熱波』(2012)で知られるポルトガル人女優アナ・モレイラ。
ストーリー
スタッフ
監督:舩橋淳
キャスト
柄本佑
アナ・モレイラ
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