原題:PROOF OF LIFE

男の使命、それは命をかけて守ること。ただし、決して恋に落ちないこと。

2000年12月8日全米公開

2000年/アメリカ映画/上映時間135分、7巻、3699mシネマスコープサイズ、 SRD、DTS、SDDS/字幕翻訳:稲田瑳祐里/配給:ワーナー・ブラザース

2005年04月22日より特別版〈期間限定価格〉DVDリリース 2001年7月27日DVD発売/2001年7月20日ビデオレンタル開始 2001年3月17日より丸の内ピカデリー1ほか全国松竹、東急系にて公開

(C)2000 Warner Bros.All Rights Reserved.

公開初日 2001/03/17

公開終了日 2001/04/27

配給会社名 0085

公開日メモ 女は、夫の命を助けたいと思った。男は、任務を引き受けた。だが、そのときふたりは知らなかった。落ちてはいけない恋に落ちることを———。

解説


女は、夫の命を助けたいと思った。男は、任務を引き受けた。だが、そのときふたりは知らなかった。落ちてはいけない恋に落ちることを———。
全世界注目のプロジェクトが、ついに完成した。メグ・ライアンとラッセル・クロウ。
いま最もホットなふたりが、南米を舞台に切ない恋と危険な冒険を繰り広げる『プルーフ・オブ・ライフ』。愛し合ってはいけないふたりのロマンスが、サスペンスに継ぐサスペンスを生むこの作品は、2大スターの本物のパッションがスパークする、2001年最高の話題作だ。
クロウが演じるテリーは、国際的な人質事件を専門に扱うプロの交渉人。会社の要請で南米の国テカラに飛んだ彼は、現地にダムを建設中のアメリカ人技師ピーター(デイビッド・モース)が、反政府ゲリラに誘拐された事件を扱うことになる。
が、300万ドルの身代金交渉をすすめる前に、経営危機に陥ったピーターの会社が保険をキャンセルしていたことが発覚。みすみす人質を見殺しにする悔しさを噛み締めながら、テリーはテカラを去ることになる。悲しみと怒りに震えるピーターの妻アリス(メグ・ライアン)。そんな彼女に強い責任感を感じたテリーは、再び現地へ舞い戻り、「ピーターを必ず生きて連れ戻す」とアリスに誓う。だが、交渉は難航をきわめ、アリスは不安のどん底に突き落とされる。そんな彼女にとって、唯一心の支えと呼べる存在は、テリーだけ。その気持が、愛へと変化していくのを、彼女は止めるべくもなかった……。
夫の命を救うべき人物にひかれていく女と、彼女に思いを寄せながら任務のまっとうに命を張る男。大義とロマンスのあいだで揺れ動くふたりの葛藤を、人質交渉の息詰まるスリルと、ジャングルのすさまじいサバイバル・アクションも盛り込みながら描いたこの映画は、まさに新世紀の幕開けを飾るにふさわしい超大作。その看板を担うのは、メグ・ライアンとラッセル・クロウの2大ビッグ・スターだ。
『シティ・オブ・エンジェル』『ユー・ガット・メール』の大ヒットでハリウッドのトップ女優にのぼりつめたメグ・ライアン。日本でもTV CMや、女性誌の人気女優ランキングの上位に常に名を連ねるなど、その人気は、もはや不動のもの。そして『インサイダー』でオスカー候補になり、『グラディエーター』のヒットも記憶に新しいラッセル・クロウは、今回のテリ一役でハリウッドのニューヒーローとなるのは間違いない。いま最もチャーミングなスターと、いま最もグラマラスなセクシー・スター。全世界が注目するこのカップリングを、初めて実現したのがこの映画だ。
ふたりの活躍を支えるキャストにも豪華メンバーが揃った。ゲリラ・キャンプの過酷な日々に耐え続けるピーターには、『グリーンマイル』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』の好演が記憶に新しいデイビッド・モース。テリーの仲間で救出作戦の頼もしい味方になるディーノには、『死の接吻』のデイビッド・カルーソー。さらに、『キンダーガートン・コップ』の女刑事役で知られるパメラ・リードが、ピーターの姉に扮して好サポートを見せる。
監督は、世界的大ヒットを記録した『愛と青春の旅立ち』や、『ホワイトナイツ/白夜』で知られるテイラー・ハックフォード。今回、エクアドル・ロケにこだわった彼は、捕らわれた側と救出する側のドラマをリアルに再現。切ないラブ・ストーリーと迫力のアクションに満ちた一級のエンターテインメントを誕生させた。

ストーリー



テリー・ソーン(ラッセル・クロウ)は、ロンドンのK&R(誘拐身代金)企業に籍を置くプロの人質交渉人。世界各国を飛びまわり、ゲリラやテロリストに勝拐された外国人の人質解放交渉に当たるのが、彼の職業だ。いま、チェチェンで起きたフランス人誘拐事件を手際よく解決に導いた彼は、顔に負った傷も癒えないまま、反政府ゲリラに誘拐されたアメリカ人のダム建設技師ピーター・ボーマン(デイビッド・モース)の事件を扱うべ<、南米の国テカラに飛んだ。  さっそ<ピーターの妻アリス(メグ・ライアン)を訪ねたテリーは、彼女とピーターの姉ジャニス(パメラ・リード)に、人質交渉の手順を説明する。その落ちついた物腰に安堵を覚えるアリス。だが、それもつかの間、経営危機に陥ったピーターの会社が保険をキャンセルしていたことが発覚、事件はテリーの手を離れてしまった。テカラを去るテリーに、「あなたは味方だと信じていたのに!」と、涙で訴えるアリス。だが、あくまで会社の命令で動いているテリーには、アリスの叫びを無視するしかなかった。  そのころ、ゲリラから金蔓と判断されたピーターは、他の人質と区別され、北のキャンプに移動させられていた。目的地はおろか、命の期限さえおぼつかない日々に、じっと耐え続けるピーター。彼にとっては、たった1枚だけ携帯を許されたアリスの写真だけが、唯一の心の支えだった。  いっぽうのアリスは、会社がテリーの代わりに雇った警備員を窓口に、ピーターの「命の証拠」を入手する交渉を進める。そこに、覚悟を決めたテリーが戻って来た。うさん臭い警備員のチームを追い払った彼は、交渉人仲間のディーノ(デイビッド・カルーソー)とともに事件を引継ぎ、今度こそピーターを取り戻すとアリスに誓う。  無線による身代金の交渉が始まった。いまやピーターの命を頑かる身となったテリーは、身代金の額を現実的な数字に引き下げようと、交渉を持久戦に持ち込んでいく。そんな日々の不安にじっと耐えるしかないアリスは、いつしかテリーに寄せる信頼が愛へと変わっていくのを感じる。かたやテリーも、極限状況のなかで気丈にふるまうアリスに愛しさをかきたてられずにはいられなかった。交渉が難航をきわめるなか、次第に高まるふたりの思い・・・。  そして事件から110日が径過したとき、ついに身代金の額が合意に達した。具体的な金策に動き出すテリーとアリス。だが、彼らは知る由もなかった。ゲリラのキャンプで地図を入手したピーターが、密かに脱出に向けて動き始めたことを・・・。

スタッフ

監督/製作:テイラー・ハックフォード
脚本/製作総指揮:トニー・ギルロイ
製作:チャールズ・マルベイユ
製作総指揮:スティーブン・ルーサー
撮影:スラウォミール・イドゥジアク
美術:ブルーノ・ルービオー
編集:ジョン・スミス、シェルドン・カーン
音楽:ダニー・エルフマン
衣装:ルース・マイヤーズ

キャスト

アリス・ボーマン:メグ・ライアン
テリー・ソーン:ラッセル・クロウ
ピーター・ボーマン:デイビッド・モース
ジャニス・グッドマン:パメラ・リード
ディーノ:デイビッド・カルーソー

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