原題:THE MEXICAN

撃ち抜け、甘いだけの愛。 全世界が待っていた、映画史上最高のカップル誕生!!

2001年3月2日全米公開

2001年アメリカ映画/2時間3分/カラー/スコープサイズ/ドルビーデジタル・SDDS/日本語字幕:松浦美奈/ 提供:ドリームワークス・ピクチャーズ/ニューマーケット 製作:ローレンス・ベンダー  Fゴア・ヴァービンスキー作品 配給:ギャガ・ヒューマックス共同

2001年10月21日DVD発売/2001年11月9日よりビデオレンタル開始 2001年4月21日より日本劇場ほか全国東宝洋画系にてロードショー

(C)2000 DREAMWORKS LLC AND PISTLERO PRODUCTIONS,LLC

公開初日 2001/04/21

公開終了日 2001/06/29

配給会社名 0025

公開日メモ 撃ち抜け、甘いだけの愛。 全世界が待っていた、映画史上最高のカップル誕生!! L.A.、ベガス、メキシコを駆け抜ける、ハードでスリリングなラブ・ストーリー。

解説


話題騒然!ハリウッドの頂点に立つ2大スター夢の初競演!!
 2000年、米・ピープル誌の「世界でもっともセクシーな男性」投票で堂々1位に輝き、結婚後もなお世界中の女性のハートを熱くさせているブラッド・ピット。そして、まばゆい美貌を持ちながらも好感度は抜群、『エリン・ブロコビッチ』ではゴールデン・グローブ賞主演女優賞に輝き、アカデミー主演女優賞にも見事ノミネートされたジュリア・ロバーツ。
 このふたりの大スターの競演は、全世界の映画ファンが待っていた夢のプロジェクトだ。『ザ・メキシカン』は、そのハリウッド史上最高の超豪華カップルが誕生した、いわば映画史に残る“大事件”というべき一作。しかも、ふたりが演じるのは、絶体絶命に追い込まれながらも命がけの愛を貫く恋人たち。ロマンチックにスリリングに、走り出したら止まらない“スパイシー・ラブ”で酔わせてくれるから、たまらない。

 最近ツキに見放されている運び屋のジェリー(ブラッド・ピット)は、組織の命を受け、世界一美しいと謳われたアンティークの拳銃“メキシカン”を受け取るためにメキシコに旅立った。しかし現地でドジを踏み、銃を奪われてしまう。ジェリーが裏切ったと睨んだ組織は、喧嘩別れしたばかりの恋人サマンサ(ジュリア・ロバーツ)を人質に取り、さらに追手をメキシコへと差し向けるが、銃を狙っているのは実は彼らだけではなかった…。 
 L.A.、ラスベガス、そしてメキシコへ。一丁の拳銃を巡って、スピーディに繰り広げられるハード・アクション。それを貫くジェリーとサマンサの絶ち切ることの出来ない愛。やがて2人の愛が銃にまつわる伝説とオーバーラップしていく展開。まさに結末の読めないノンストップ・ラブストーリーの醍醐味がたっぷりと味わえる。 

こんな二人が見たかった!“キュート”なブラピと、
絶好調の波にのるジュリアの新たな魅力! 
もちろん、2大スターの新しい魅力も満載。ジェリーを演じるブラッド・ピットが、何をやってもカッコイイのは当然だが、本作では一味違う。これまで『ファイト・クラブ』などで発揮したスタイリッシュなカッコよさや、『12モンキーズ』などで魅せた狂気的な鋭さは影を潜め、何ともスウィートでキュートな新生ブラピを披露。ちょっとドジで気弱、無邪気な仕草やはにかみ笑いに、女性ファンは母性本能をくすぐられること間違いなし。
 そして、サマンサを演じるジュリア・ロバーツも“ロマンチック・コメディの女王”の面目躍如。『プリティ・ウーマン』や『エリン・ブロコビッチ』など数々のヒット作に共通する、気は強いけれど女の子の可愛らしさを失わない、元気で溌剌としたサマンサを生き生きと体現している。もちろん、持ち前のファニーな魅力も発散。殺し屋の人質になって恐怖におののきパニクりながらも、鋭い一撃をお見舞いするなどツボをおさえた演技はジュリアならでは。新世紀の“アクション・ヒロイン”とでも称したくなる。しかも、ブラッドとの競演場面ではみごとなコラボレーションを発揮して小気味よいセリフの応酬・・・その楽しいこと、おかしいこと!これでは、撮影中に恋の噂が流れたのも納得できるほど息もぴったりだ。

ストーリー



昔々、メキシコの貧しい銃職人が、世にも美しい拳銃を造った。
しかし、<メキシカン>というその名の拳銃には、
「恋人達の仲を永遠に引き裂く、呪われた拳銃」という
伝説が語り継がれていた−。
 俺はジェリー・ウェルバック。ロスに生きるケチな男さ。そう、最初にケチがついたのは、5年前の事故だ。組織のボス、マルゴリースのキャデラックに車を追突させてしまった時から、俺の運命は思いっきり下降線をたどることになったんだ。運の悪いことに、キャデラックにはマリファナの詰まったトランクが乗っていた。それで警察はマルゴリースを逮捕しちまった。俺はそのドジを償うために、組織で使われるハメになった。それからというもの、テッドという気のいいオッサンとコンビを組んで働いてきた。刑務所にいるマルゴリースに代わって組織を仕切るのはネイマン。こいつに呼びだされれば、昼も夜もなくすっ飛んでいかざるを得ない。そう、たまにはドジも踏んだけど、おおむねイイ仕事をしてきたつもりさ。
 ところが、そんな仕事が災いして私生活にもケチがつき始めた。恋人サマンサがキレちまったんだ。足を洗わなければ、別れると言い張る。俺もここらが潮時だと思い、最後の仕事を引き受けた。それなのにヒステリーを起こしたサマンサが、車のキーを隠したおかげでブツを運びそこねちまった。それを知ったネイマンは怒り狂って、罪を償うためにメキシコくんだりまで行けという。−まぁ、いいさ。“メキシカン”とかいう伝説の拳銃と、それを持ってる“ベック”とかいうガキをロスに運べば足も洗える。チョロイもんじゃないか。

 私はサマンサ。15歳の時からつきあっているジェリーを愛してはいるの。でも、組織に入ってからのジェリーにはウンザリ!自分勝手で自分の事しか考えない。今度も、突然メキシコへ行くと言い出した。もう、これで決定的ね。組織から足を洗うなんて、口先でごまかしても駄目。絶対に別れるわ。そう、私はひとりでラスベガスに行って、自分の夢を叶えるの。おとなしくロスでジェリーを待ってたりはしないわ。バイバイ、ジェリー!

男は伝説の銃を求めてメキシコへ、
女は見失った愛を探してベガスへ———。
 サン・ルイ・ポトシ空港…。
 メキシコに到着したジェリー(ブラッド・ピット)はレンタカーを駆って、ベックの居るエル・アラモにたどり着く。首尾よくベックを捕まえ、くだんの拳銃“メキシカン”とご対面だ。精巧な金銀の細工の施された銃の美しさに見惚れるジェリーに、ベックは伝説を語り始める。「昔々、貧しいメキシコ人の銃職人が、世にも美しい拳銃を作った。愛娘を貴族の息子に嫁がせるために、献上品にしようとしたのさ。ところが、初めてその銃を手にした若者が引き金を引いた時、悲劇は起った。銃が暴発して、若者は命を失った。それ以来、銃には呪いがかかっている−。」       
 なるほど“呪い”は本当のようだ。なにしろ銃にご対面してから悪い偶然が重なりっぱなし。酒に酔ったベックは、祭りに興奮した男たちが撃った流れ弾に当たって死ぬし、死体と銃を積んだレンタカーは車泥棒に盗まれるし。しかも悪いことは重なるもので、ベックは、組織のボス、マルゴリース(ジーン・ハックマン)の孫だった!もしもマルゴリースに事が知れたら一巻の終わりだ。それでも連絡をとったロスのテッドが、こちらに向かうという。これで状況は、少しはマシになるかもしれない。
 一方、ラスベガスに車を飛ばすサマンサ(ジュリア・ロバーツ)にも災難が勃発。まずは得体の知れない黒人が彼女を襲ってきた。そこに白人の男が現れたかと思うと、黒人を撃ってサマンサを助けてくれた。しかし今度は、そのリロイと名乗る白人(ジェームズ・ガンドルフィーニ)が、サマンサを拉致。ジェリーが無事に仕事をやり遂げるまでの間、人質にするという。どうやら、ジェリーが銃を横取りしてラスベガスでサマンサと落ち合う計画だと、勘違いしているらしい。必死で「ジェリーとは別れたの!」と言い張るサマンサだが、勘の鋭いリロイは、サマンサがまだジェリーを愛していることを察知、愛のカウンセリングまでし始めた。どことなくお互いの気持ちに接近しつつ、リロイとサマンサは危険な旅を続けることになる。

二転三転する争奪戦、そして絶体絶命の状況へ———。
「取り戻したいのは銃? それとも私?」

 伝説の拳銃を巡って繰り広げられる争奪戦。敵か味方か、騙し騙され、追いつ追われつ、最後に銃を手にする者は一体誰?ジェリーは人質のサマンサを助け出し、彼女のハートを再び取り戻すことが出来るのか?恋人たちの愛と運命を賭けて、今、“メキシカン”の引き金が引かれようとしていた・・・。

スタッフ

監督:ゴア・ヴァービンスキー
脚本:J・H・ワイマン
製作:ローレンス・ベンダー/ジョン・バルデッチ
製作総指揮:ウィリアム・タイラー/クリス・J・ボール/アーロン・ライダー/J・H・ワイマン
共同製作:ウィリアム・S・ビーズリー
撮影監督:ダリウス・ウォルスキー ,ASC
プロダクション・デザイナー:セシリア・モンティエル
編集:クレイグ・ウッド
衣裳デザイン:コリーン・アトウッド
音楽作曲・指揮:アラン・シルベストリ

キャスト

ジェリー・ウェルバック:ブラッド・ピット
サマンサ・バーゼル:ジュリア・ロバーツ
リロイ:ジェームス・ガンドルフィーニ
ネイマン:ボブ・バラバン
テッド:J・K・シモンズ
ベック:デビッド・クラムホルツ
車泥棒:リチャード・コーカ
フランク:マイケル・セルベリス
黒人の殺し屋:シャーマン・オーガスタス
質屋:カストゥーロ・ゲッラ

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