アジアフォーカス・福岡国際映画祭2016

2017年/日本/カラー/107分 配給:ワイズ出版

2017年陽春、渋谷ユーロスペースにて公開

(C)ワイズ出版

公開初日 2017/03/予定

配給会社名 0339

解説


原作者つげ忠男は、兄・つげ義春の影響で漫画を書き始め、沈黙の時代をはさみながら断続的に作品を発表している孤高の漫画家。本作は『成り行き』(ワイズ出版刊)から、釣りに出かけ、偶然男女の争いに巻き込まれ、衝動的に殺人を犯しまう老人たちを描いた「成り行き」、花見で偶然の出会いから殺し合いにまで発展してしまう男女の惨劇を凝視する初老の男「夜桜修羅」、戦後間もない頃のバラックで暴れる無頼漢サブの愛と別れ「懐かしのメロディ」、『つげ忠男のシュールレアリズム』(ワイズ出版刊)から、行きどころのない老人の彷徨を描いた「音」、この四作品に、バス事故に運命を翻弄される被害者遺族たちの顛末を描いた瀬々監督のオリジナルストーリーを加えて、大きな一つの物語に創りあげた意欲作。
つげ忠男の長年のファンだったという瀬々敬久が『ヘヴンズ ストーリー』(2010)、『64‐ロクヨン‐前編/後編』(2016)に引き続き、今回も「人が生きていく」という意味を問いかける……。

キャストには『ゲンセンカン主人』(1993年・石井輝男監督)で兄のつげ義春役を演じ、『無頼平野』(1995年・石井輝男監督)ではつげ忠男役を演じた佐野史郎が、再びつげ忠男役に挑戦。殺人に巻き込まれる老人たちに名優、柄本明と映画監督であり個性派俳優の足立正生が参加。他に山田真歩、三浦誠己、町田マリー、?俊太郎、中田絢千、川瀬陽太ら異色キャストが集合。

ストーリー



スタッフ

監督:瀬々敬久
原作:つげ忠男
脚本:瀬々敬久
企画:岡田博
製作:岡田博
撮影:鍋島淳裕
照明:かげつよし
松本竜司
録音:高田伸也
橋本一郎
美術:布部雅人
編集:早野亮
音楽:安川午朗
監督補:菊地健雄

キャスト

佐野史郎
足立正生
柄本明
山田真歩
?俊太郎
中田絢千
三浦誠己
町田マリー
石川真希
川瀬陽太
吉岡睦雄
後藤剛範
飯田芳
國元なつき
坂上嘉世
管勇穀
増田健一
蟹瀬令奈
葵來沙
安野恭太
小田哲也

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