アルジェの戦い
原題:La battaglia di Algeri
20 世紀を代表する戦争映画の記念碑的傑作
1966 年 ベネチア国際映画祭金獅子賞 1967 年 キネマ旬報外国映画ベスト・テン第 1 位
1967年2月25日日本初公開
1966年/イタリア=アルジェリア/B&W/1.85:1/121分/フランス語・アラビア語 配給:松竹映配→提供:キングレコード/配給:コピアポア・フィルム
2016年10月8日(土)より新宿K’s cinemaほか 全国順次公開、リマスター/オリジナル言語版
© 1966 Casbah Films, Inc. All rights reserved.
公開初日 2016/10/08
配給会社名 1416
解説
この作品で描かれている戦争は未だ終わっていない。
ラスト・シーンの先に私たちの“現在”がある。
1967年、日本を代表する映画雑誌「キネマ旬報」が例年発表する外国映画年間ベストテンにおいて『気狂いピエロ』(監督 ジャン=リュック・ゴダール)や『欲望』(監督 ミケランジェロ・アントニオーニ)といった名立たる傑作をものともせず圧倒的な差で第1位の栄冠を勝ちとった作品がある。それは1954年から1962年にかけてフランスの支配下にあるアルジェリアにおいて、フランス軍と抵抗組織の攻防を描いた『アルジェの戦い』である。監督はネオ・レアリズモの傑作『戦火のかなた』(監督 ロベルト・ロッセリーニ)に感銘を受け映画の世界へ足を踏みいれたジッロ・ポンテコルヴォ。ジャーナリスト出身の彼は映画を作るにあたって記録映像を一切使わず、目撃者や当事者の証言、残された記録文書をもとにリアルな劇映画として戦争の実体をドキュメンタリー・タッチで詳細に再現している。
イタリアが誇るマエストロ、エンニオ・モリコーネが緊張感あふれるスコアを提供し、アルジェリア市民8万人が撮影に協力。主要キャストには実戦経験者を含む、素人達が多数起用されている。戦車、武器類はアルジェリア軍より調達、フランス映画『望郷』の舞台となったカスバでオールロケを敢行、5年の歳月をかけて作られた本作。1966年ベネチア国際映画祭でグランプリにあたる金獅子賞を受賞した折には、当時現地入りしていたフランス代表団が“反仏映画”として反発し、映画監督フランソワ・トリュフォーを除いて全員が会場を退席したという衝撃的なエピソードが残っている。
ストーリー
スタッフ
監督:ジッロ・ポンテコルボ
脚本:フランコ・ソリナス
製作:アントニオ・ムーズ
撮影:マルチェロ・ガッティ
音楽:エンニオ・モリコーネ、ジッロ・ポンテコルボ
キャスト
ジャン・マルタン
ヤセフ・サーディ
ブラヒム・ハギアグ
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