2015年/日本/カラー/96分/ 配給:エイジアピクチャーズ、ライジングシネマ

2015年11月14日公開

(C)「丑刻ニ参ル」フィルムパートナーズ

公開初日 2015/11/14

配給会社名 1647/1704

解説


日本映画界が口を閉ざした「呪詛」とは—
太古より日本社会の底流に存在しながら、今までホラー映画のテーマとして扱われたことがない実在の呪い、「丑の刻参り」。
これまで映画で「丑の刻参り」が封印されて来た理由は二つある。
今も残る風習であり、誰にでも簡単に行える危険性があること。
呪うものと呪われるものの間に距離がある分、その恐怖を描くのが難しいこと。

本作は、主人公を「観てしまった側」に設定。
「観ただけで追われる」その恐怖をストイックに追求するホラー映画だ。
物語は「丑刻の呪い」の奥深くまで踏み込み、主人公の日常が一気に浸食されていく様を観客が呼吸を忘れるほどの緊張感で描き出していく。

ストーリー






ある真冬の夜、青年・健二が自転車で通りがかった人気のない林道。
絡まり合う木立の向こうに、彼は見てしまう。
狂おしい憎しみを込め、五寸釘を人形に打ち込む白い女を。

【丑ノ刻参リ】とは、日本古来より伝わる呪詛(じゅそ)。丑の刻(深夜1〜3時)、
憎い相手を象った人形を神社のご神木に打ち付けることで行う。
もし行為を目撃された場合—目撃者を殺してしまわなければならない。

健二の眠れない夜が始まった。
オレンジ灯が照らす国道、山を貫くトンネル、神社脇の交番—言葉もなく、女は一心不乱に健二に追いすがる。
そして遂に健二の部屋の住所が女に知られてしまう。
今、部屋には恋人の美穂がいるのだ。心を病み、健二の帰りを待つ美穂が。
やがて健二が知る、女の抱いた憎しみの回復しようのない大きさ、誰もが目を逸らし続けるこの街のおぞましい過去—!
間もなく朝陽が昇る。
健二と女の「鬼ごっこ」は、絶望的な終局を迎えようとしていた。

スタッフ

監督・脚本:川松尚良
プロデューサー:丸山恵子 中村之音
製作:小浜圭太郎
特殊メイク:中田彰輝 and Zombie Stock
音楽:松田純一 古屋美和
主題歌:Mystical Play ”Limited Story”
写眞:ハヤシアキヒロ
撮影:坪沼佑治
照明:藤森玄一郎
録音:島津未来介
メイク:堀川貴世
スタイリスト:山下幸一郎
制作担当:細谷光
助監督:鷺卓矢
主題歌:MYSTICALPLAY「Limited Story」(監修:SYMPATHY) 
挿入歌:MYSTICALPLAY「Type "to you"」/INADA-RYOHEI「BLOODY ROCK STAR」/HETEROGENEOUS ANDEAD/「ABUSE」/HEVEN「ありがとう、ごめんね。」/YUYA「CHASE」

制作プロダクション:エイジアピクチャーズエンタテインメント
制作協力:Takujiクリエイト アーケロンピクチャーズ

キャスト

小野塚勇人(劇団EXILE)
恒吉梨絵
大竹一重
白須慶子
ほか

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