21世紀—今だからこそ可能となった驚異のプロジェクト始動!

2015年/日本/カラー/119分/ 配給:松竹

2015年10月10日(土)より新宿ピカデリーほか全国公開

(C)2015 HEADGEAR/「THE NEXT GENERATION -PATLABOR-」製作委員会

公開初日 2015/10/10

配給会社名 0003

解説


1988年の誕生以降、従来のロボットアニメの常識を覆すリアルな描写が熱狂的な支持を集め、ロボットジャンルの 代表作の一つとなった「機動警察パトレイバー」。
そのアニメシリーズを手掛け、後に『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』『イノセンス』などで世界が認めるクリエイターとなった押井守を監督に、登場人物も世代交代した『THE NEXT GENERATION パトレイバー』として遂に実現した実写プロジェクトは、数あるコミック・アニメの実写化作品を超えた正統性を追求して2014年4月より上映を開始した全7章シリーズを経て、その集大成として本年5月には長編劇場版『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』が公開されました。
そしてこの度、押井監督の強い要望により、『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』の全カット責任編集を行い、27分の映像を追加したディレクターズカットが10月10日(土)に全国公開となります。

リアル・ロボットアクションの側面はそのままに、その正体が謎に包まれたままだった戦闘ヘリ:グレイゴーストを操るテロリスト灰原零をめぐるミステリーや、お気楽な日常から、生死を賭けた戦闘に巻き込まれる特車二課の 面々の描写が加わることで、より深みを増した登場人物たちを通じて“21世紀のいま描かれる「パトレイバー」”の 時代性とメッセージ性、映像作家:押井守の色がより鮮明となった119分の新バージョンとして生まれ変わった本作を是非ご高覧下さい。

ストーリー



ロボットテクノロジーの発達によって登場した汎用人間型作業機械「レイバー(Labor)」は急速に発展・普及し、軍事・民生を問わずあらゆる分野で使用されるようになった。特に東京を含む首都圏では地球温暖化による海面上昇への備えとして大堤防を東京湾の川崎・木更津の間に築くことと、1995年に発生した東京南沖大地震による瓦礫の処分を兼ねて堤防の内側を埋め立てることで首都圏の土地不足の解消をするという、一石三鳥を狙った国家プロジェクト「バビロンプロジェクト」のために日本国内のレイバーの大半が集中していた。だがその結果、レイバーによる事故はもちろん、レイバーを使用した様々な犯罪行為が多発して社会問題となった。
この「レイバー犯罪」に対処するため、警視庁は警備部内の特機部隊にレイバーを導入し、その任にあたらせた。「特科車両二課パトロールレイバー中隊」、通称パトレイバーの誕生である。
 そして月日は流れ、バビロンプロジェクトが一段落ついた2013年東京。
長期的不況により手間とお金のかかる『レイバー』はお払い箱になっていた。同じように、特車二課の第1小隊は解散。第2小隊はレイバー運用経験の継続という名分のもと、かろうじて存続している状況である。そんな時代に取り残されたように、『98式イングラム』だけは栄光の初代、無個性の二代目、無能の三代目と引き継がれていった。
 今作は特車二課存続問題が見え隠れする中、奮闘する『三代目』らの物語である。

スタッフ

監督:押井守
原作:ヘッドギア
脚本:押井守
製作総指揮:植村徹
共同製作:迫本淳一
エグゼクティブプロデューサー:二宮清隆、大角正
製作プロデューサー:吉田健太郎、高橋敏弘
チーフプロデューサー:宮下俊
プロデューサー:伊達毅、鷹木純一、宮本泰宏、武井哲
2ndユニット監督:辻本貴則
アクション監督:園村健介
撮影:町田博、工藤哲也
照明:津嘉山誠、藤田貴路
録音:加来昭彦、岩丸恒
美術:上條安里
装飾:中澤正英、龍田哲児
編集:太田義則
音楽:川井憲次
音響効果:柴崎憲治
整音:室薗剛
音響デザイン:若林和弘
VFXスーパーバイザー:石井教雄
記録:甲斐哲子、加賀見佳子
灰原パイロットスーツデザイン:竹田団吾
衣装:杉本京加
ヘアメイク:清水美穂、唐澤知子
キャスティング:中元浩司
助監督:杉山泰一、金子功、茂木克仁
制作担当:小坂正人、島根淳
レイバーデザインイメージ:寺田克也
レイバーデザイン:橋本英樹
レイバー原型制作:鬼頭栄作

キャスト

筧利夫
真野恵里菜
福士誠治
太田莉菜
堀本能礼
田尻茂一
しおつかこうへい
藤木義勝
千葉繁
森カンナ
吉田鋼太郎
高島礼子

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