ハンナだけど、生きていく!
原題:Hannah Takes the Stairs
2007年SXSW正式出品作品 2007年ボストン・インディペンデント映画祭正式出品作品 2007年サラソタ映画祭正式出品作品
2007年/アメリカ映画/83分/HD/カラー/日本語字幕:大寺眞輔 配給:IndieTokyo
2015年9月19日より二週間限定でシアター・イメージフォーラムにて上映
(C)Visit Films
公開初日 2015/09/19
配給会社名 1651
解説
■ 恋と友情を通じた自分探しの旅!
『フランシス・ハ』(2012)で日本でもついにブレイクしたアメリカ・インディペンデント映画界のミューズ、グレタ・ガーウィグが、それに先立つ 2007 年、才能溢れる友人たちと一緒に寄ってたかって作り上げた、まさに『フランシス・ハ』の原型とも呼ぶべきガールズ・ムービー!それが、この『ハンナだけど、生きていく!』。チャーミングで才能に溢れ誰からも愛されるけど、自分のことがまだ分からない主人公ハンナが、様々な恋や友情を経ながら、ユーモラスでほろ苦い自分探しの旅を続けます
■「マンブルコア派」を代表する映画監督たちがこぞって参加!
まさにアメリカの新世代ヌーヴェル・ヴァーグ!
ゴダールやトリュフォー、ロメールらを輩出したフランスのヌーヴェル・ヴァーグは、若き映画ファンがお互いの理想をぶつけ合い、語り合いながら生みだした映画の大いなる革新運動でした。それから半世紀ほど経った 2006 年の夏、場所はアメリカのシカゴ。今度はデジタル技術による映画革新の最中、その新時代にふさわしい「映画のカタチ」を見つけようと、若き映画作家たちが小さなアパートの一室に集結。数週間に渡るサマーキャンプのような共同生活を続けながら作り上げたのが、この『ハンナだけど、生きていく!』という映画でした。
監督を務めたジョー・スワンバーグをはじめ、役者として登場しつつ脚本としてもクレジットされているグレタ・ガーウィグ、ケント・オズボーン、アンドリュー・バジャルスキー、ライ・ルッソ=ヤング、マーク・デュプラス、クリス・スワンバーグたち。彼らは「マンブルコア派」と呼ばれ、その後映画作家としても優れた作品を次々に発表し名を上げていくことになります。そうした若く新しい才能の揺籃を、まさにこの作品の中に私たちは目撃することができるのです!
ストーリー
大学を卒業したばかりの夏、ハンナ(グレタ・ガーウィグ)は幾つかの恋をフラフラと渡り歩く。心の傷と慢性的なフラストレーションを抱えながら、彼女は無職になったボーイフレンド(マーク・デュプラス)に別れを告げ、二人の職場仲間、マット(ケント・オズボーン)とポール(アンドリュー・バジャルスキー)と恋に落ちる。
伝統的な脚本作りの過程を経ず、即興演技によって作り上げられたこの作品は、監督であるジョー・スワンバーグと彼の協力者たちの親密なコラボレーションの成果である。しかも彼らは、アメリカ・インディペンデント映画界の未来を担う最も輝かしい才能の持ち主であった。ほろ苦さとおかしさが入り混じり、自然主義的演技の驚くべき成果を見せる『ハンナだけど、生きていく!』は、友情や野心、そして幸福の追求といった主題を繊細に見守っていく。これは、アメリカ映画における真のインディペンデント・スピリットを再び映画の現在に取り戻す作品であるのだ。
スタッフ
製作・監督・脚本・撮影・編集:ジョー・スワンバーグ
脚本:
グレタ・ガーウィグ
ケント・オズボーン
アンドリュー・バジャルスキー
ライ・ルッソ=ヤング
マーク・デュプラス
トッド・ロハル
ケヴィン・ベーベルスドルフ
ティッパー・ニュートン
クリス・スワンバーグ
製作:
アニシュ・サヴィアーニ
ラジェン・サヴィアーニ
ジョー・スワンバーグ
音楽:ケヴィン・ベーベルスドルフ
撮影:ジョー・スワンバーグ
編集:ジョー・スワンバーグ
キャスト
グレタ・ガーウィグ
ケント・オズボーン
アンドリュー・バジャルスキー
ライ・ルッソ=ヤング
マーク・デュプラス
トッド・ロハル
ティッパー・ニュートン
クリス・スワンバーグ
ケヴィン・ベーベルスドルフ
ネイサン・アドロフ
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