原題:Of Horses and Men

男と女と馬の数だけ、愛の物語が生まれる--。 北欧の島国・アイスランドから届いた、午年最後を締めくくるに相応しい一本!

2013年・第26回東京国際映画祭コンペティション部門

2013年/アイスランド/カラー/81分 配給:マジックアワー

2014年11月1日、シアター・イメージフォーラムにて公開

(C)Hrossabrestur2013

公開初日 2014/11/01

配給会社名 0651

解説


北欧の島国・アイスランド生まれのとびきりユニークな映画『馬々と人間たち』の劇場公開が遂に決定しました。
アイスランドの雄大な自然を舞台に繰り広げられる、人と人、人と馬、馬と馬の物語が、馬の視点で描かれるという、新感覚の愛のドラマ『馬々と人間たち』は、予測のつかないストーリー展開、悲劇も喜劇も馬も人も同等に描く語り口——まったく独自のスタイルで驚きと笑いと感動を呼び起こす、とびきりユニークな作品。世界各国の映画祭でも話題となり熱狂的なファンを獲得している本作は、日本でも、第26回東京国際映画祭のコンペティション部門ワールドプレミアにて話題となり、見事、最優秀監督賞を受賞。その後、トーキョーノーザンライツ フェスティバル2014の上映も盛況となりました。

映画の舞台は、春から秋にかけてのアイスランド。男女の恋に馬同士の愛が絡んで複雑化したり、ウォッカのために愛馬と無謀な行動に出たり、馬とトラクターによる追跡劇が思わぬ形で決着したり……。馬の澄んだ穏やかな瞳に映る人間たちの姿は滑稽で愚かしく見えるが、それだけに一層、馬も人間も愛おしく思えてくる作品だ。
本作で映画初主演ともいえる<アイスランド馬>は、アイスランドで10世紀以上も原種が守られている世界でも稀な純血馬。小型で愛らしい馬たちは、アイスランドの人々にとって家畜であると同時に家族や友人でもあり、ときには恋人のような存在で、単なる動物と人間という関係を超えた強固な絆で結ばれている。
監督・脚本は、アイスランド演劇界で最も成功を収めている人気演出家ベネディクト・エルリングソン。製作は、日本でもヒットを記録した『春にして君を想う』(91)や、永瀬正敏主演で話題となった『コールド・フィーバー』(95)の名匠フリズリク・ソール・フリズリクソン。世界一平和で男女平等の国としても今大注目のアイスランドから届いた、午年の最後を飾るにふさわしい一本!ぜひご期待下さい。

ストーリー

アイスランドの荒涼たる大地。人々にとって馬は単なる動物を超えた存在であった。馬と人間の欲望と生と死を、奇想天外なエピソードの連続で語る未曾有の「人馬ドラマ」。斬新なセンスが溢れる俳優出身監督のデビュー長編。

アイスランドには、アイスランド馬と呼ばれる独自の種が存在しており、荒天や噴火などの厳しい自然環境を生き延びてきた馬に対し、人々は並々ならぬ共感を寄せているという。本作は、単なる動物と人間という関係を超えた馬と人との強固な結びつきを、奇想天外なエピソードの連続で語るものである。死へのブラックユーモア、性欲、そして生の象徴のごとく躍動するギャロップの美しさなど、驚きに溢れた作品を手掛けたベネディクト・エルリングソン監督は本作が初長編。ラース・フォン・トリアー監督“The Boss of it All”(06)など、俳優として多くの北欧作品に出演している。もちろん、監督本人も熱心な馬好きである。

スタッフ

監督・脚本:ベネディクト・エルリングソン
撮影:ベルグステイン・ビョルゴルフソン
プロデューサー:フリズリク・ソール・フリズリクソン
編集:ダヴィズ・アレクサンダ・コルノ
音楽:ダヴィズ・ソゥル・ヨゥンスソン
美術:シグルズル・オリ・パゥルマソン
衣装:ソゥルン・マリア・ヨンスドッティル
ライン・プロデユーサー:シンドゥリ・パウットゥル・キャルタンソン
特殊メイク:シグリースル・ロゥサ・ブヤルナルドッティル
録音:パウットゥル・スヴェーン・グズムンドソン

キャスト

イングバール・E・シーグルズソン
シャーロッテ・ボービング
ステイン・アルマン・マグノソン
ヘルギ・ビョルンソン

LINK

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