2013年/日本/カラー/95分/ 配給:ホームルーム

2013年12月7日(土)よりバルト9ほか1週間限定上映! 以降、全国の劇場にて順次公開

© 2013 有限会社ホームルーム 一般社団法人全日本テレビ番組製作社連盟

公開初日 2013/12/07

配給会社名 1467

解説


イラク戦争から10年。当時「日本人人質事件」として世間から激しいバッシングを受けた
当事者たちの今を追ったドキュメンタリー
 イラク戦争から10年が過ぎた。当時、日本中でバッシングが吹き荒れた「日本人人質事件」
のことを覚えているだろうか?
 イラク支援のために行った日本人3人。しかし、ファルージャで地元の武装グループによって
日本政府へ自衛隊撤退を要求するための人質として拘束された。日本では3人の軽卒な行為が
国に迷惑をかけたとして「自己責任」を問われ、また同時に事件そのものとは関係のない誹謗、
中傷も行われていた。この映画は、はからずも人質となった、高遠菜穂子さん、今井紀明さんの
現在の姿を追うことで日本社会の問題点、そして未だ戦火の止むことのないイラク、ファルージャの生々しい現実を捉える。

先天異常児、国内紛争—まだ戦争が終わっていない国イラク
        ・・・そしてそれぞれのその後
 高遠菜穂子さんは、事件後のPTSDを乗り越え再びイラク支援を続けていた。
イラクでの先天異常児は戦争以後、今も増え続けているのが実態だ。また撮影中のファルージャにも親米的な政府と対立する宗派の抗争も発生していた。そこにはまだ平和とは言い難いイラクの現実があった。
 一方、人質事件のもう一人、今井紀明さんは、高遠さんと同じくPTSDに悩まされ5年の間、対人恐怖症に苦しんだ。現在は、大阪で不登校や、ひきこもりなどの若者を支援するNPOの代表をしているという。
社会から拒否された存在に、昔の自分をみて何かできないかと思ったという。
 それぞれにとってあの戦争、あの事件が引き起こした問題は未だ終わっていない。

ストーリー






スタッフ

監督:伊藤めぐみ
プロデュース:広瀬涼二
撮影:伊藤寛、大月啓介、大原勢司
編集:伊藤誠
音楽:吉田ゐさお

キャスト

高遠菜穂子
今井紀明

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