2013年/日本/カラー/??分/ 配給:地球のステージ

2014年3月30日(日) 松戸市民会館

公開初日 2014/03/30

配給会社名 1481

解説

 映画「ふしぎな石」は、被災地名取の心療内科医たちが被災した子どもたちの「心のケア」の一つとして2012年に取り組んだ映画「不思議な石」に続く完結版です。今回は「津波のことを伝えたい」「命の大切さを表現したい」と自ら出演を希望した閖上小学校の4人の小学生が主演。そして閖上で被災し、家、船、店、家族を失った4人の大人たちと出会いながら織りなす冒険活劇です。
 あえてドキュメンタリーではなく、フィクション(空想の物語)を制作。報道もドキュメンタリーも出尽くした感のある中、誰もが抵抗なく津波のこと、その後の復興のことに気持ちを向けるには、かえってフィクションの方が適していると思ったからです。震災から3年目に入り、被災地を舞台に被災した方々が勇気を持ってフィクションで全世界へ「命の大切さ」を伝える時期に来ているのではないでしょうか。

ストーリー

2011年3月11日、宮城県名取市閖上(ゆりあげ)は、大地震と大津波によって壊滅。あの日、閖上小学校で孤立したまま不安な夜を過ごした小学生たち。現在は、遠方の他校を間借りしながら毎日スクールバス通学、窮屈な日々を送っています。そんなある日、廃墟となった閖上小学校に自然と集まった4人の小学生たち。懐かしい学校の校庭でふしぎな暗号文が書かれた革布を見つけます。その暗号文は、5つの石のかけらを集めろといっているようでした。見つけよう!子どもたちは更地となってしまった被災地、自分たちの故郷へと元気よく駆け出していきます。そこで出逢う4人の大人たち。それぞれがそれぞれの想いで被災地に関わりながら生きています。その姿に学びながら、ついに子どもたちはすべての石のかけらを集めることに成功します。石を合わせた時、起こる奇跡とは…。

スタッフ

原作・脚本・監督: 桑山紀彦(心療内科医・地球のステージ代表理事・心理社会的ケアスーパーバイザー)
撮影:桑山紀彦、宗貞 研(NICCO)、後藤明子
音声:林 由美 
照明:桑島愛希子(NICCO) 
助監督:石橋優子
制作・著作:認定特定非営利活動法人 地球のステージ
協力:公益社団法人 日本国際民間協力会(NICCO)、名取市教育委員会、閖上の記憶

キャスト

佐藤里咲(閖上小学校6年生)
板橋冬馬(同校6年生)
南部陽向(同校4年生)
菊地一花(同校4年生)
  
小齋正義(閖上の案内人・閖上の記憶館長)
佐藤 太(釣り船“第一謙信丸”船長)
比佐幸悦(若草寿司 大将)
丹野祐子(閖上中学校遺族会 会長)

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