デッドマン・ダウン
原題:Dead Man Down
死んだはずの男。未来を奪われた女。ふたりを繋ぐものは〈復讐〉だった—
2013年/アメリカ/カラー/シネマスコープ/118分/ 提供・配給:プレシディオ 協力:ワーナー・ホーム・ビデオ&デジタル・ディストリビューション
2013年10月26日(土) 新宿ミラノほか全国ロードショー
(C)2012 DMD PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
公開初日 2013/10/26
配給会社名 0830
解説
隠された謎、純粋な狂気 珠玉のサスペンス・アクション!
男は死んだはずだった。女は未来を奪われた。孤独がふたりを結び付けたとき、リベンジの炎は激しさを増し、予想もしなかった運命へと彼らを押し流す・・・・・・。
復讐心と愛、友情、裏切りが交錯する『デッドマン・ダウン』は、リアルなエモーショナルを切り取りつつ、予想のつかない方向へと転がる壮絶なサスペンス・アクションだ。その男ヴィクターは犯罪組織の殺し屋で、最愛の妻や娘と死別した悲痛な過去を持つ。その女ベアトリスは交通事故によって顔面に大きな傷を負い、生きる希望を失っていた。向かい合うマンションに住んでいた彼らは孤独を寄せ合うように出会い、それぞれの思いを胸に復讐を果たそうとする。計画は難なく遂行されるはずだった。予期せぬ妨害者の介入、互いの心に渦巻く疑心暗鬼、そして惹かれ合う思いさえなければ・・・・・・。決着を付けるための夜、明らかになる意外な事実とは? そしてどんな運命が彼らを待っているのか?
復讐へのカウントダウンを刻むドラマは、時限爆弾のようにジリジリと緊迫感を増し、壮絶な銃撃戦と爆破のスペクタクルへと見る者を引きずり込む。一方で、暗闇の中でもがき続ける男女の心情に寄り添うドラマは、やがて明かされる秘密に牽引されたサスペンスの効果も手伝い、興味や共感を引き寄せずにおかない。高密度の物語とサスペンス、アクションの融合——“大人の鑑賞に耐えうる娯楽作”とは、まさに本作のためにある言葉だ。
主演は『トータル・リコール』をはじめとするハリウッド大作で活躍を続ける演技派スター、コリン・ファレル。表情や動きで気持ちを表現することの出来る彼にとって、ヴィクターはまさにはまり役と言えよう。『ミレニアム』三部作で世界に飛び出し、『プロメテウス』では堂々の主演を務めたノオミ・ラパスの研ぎ澄まされたヒロイン像も見逃せない。この他に『アイアンマン』のテレンス・ハワード、『キャプテン・アメリカ』のドミニク・クーパー、フランスの大女優イザベル・ユペールといった、いずれ劣らぬ実力派の共演がドラマを盛り立てる。
ハリウッド・リメイクで話題を呼んだ『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』のデンマーク人監督ニールス・アルデン・オプレヴにとって、本作は初のハリウッド映画となる。人間ドラマを整然と紡ぎ、なおかつスリルと衝撃を遺憾なく体感させる手腕は、ここでさらに磨きがかかったと言えよう。
ストーリー
必ず、俺は、やり遂げる——
愛と憎悪、友情と裏切り “復讐”へのカウントダウン!
裏社会で不動産業を牛耳る大物アルフォンスは、何者かの脅しに悩まされていた。脅迫文、謎めいたメモ、そして仲間の惨殺死体。そんなボスの悩みを解決してのし上がろうと躍起になる手下のダーシーたち。アルフォンスの信頼も厚い寡黙なヒットマン・ヴィクターは、この騒ぎを一人冷静に見つめていた。
ヴィクターの向かいのマンションに住む若い女性ベアトリス。彼女の顔には、交通事故による生々しい傷跡が刻まれており、近所の子どもたちからは“怪物”と罵られている。
そんな彼女に同情するヴィクターが、食事の誘いに乗ったのは必然的だった。だが、ベアトリスには目的があった。“あなたが人を殺した現場を見た。通報しない代わりに、私をこんな顔にした男を殺して”——それが彼女の望み。弱みを握られたヴィクターに選択の余地はなかった。
ヴィクターにも個人的に果たさねばならない復讐計画があった。妻子を殺されただけでなく自身も殺されかけた彼は、それ以来名前や経歴を変えて生きてきた。ターゲットはもちろん、幸福な家庭を奪った男だ。準備は万全で、やろうと思えばすぐにでもやれる。しかしヴィクターは、あることを恐れ手を出せずにいた・・・・・・。
ある任務の最中に標的を殺し損ねたヴィクターは、ベアトリスに窮地を救われ、お互いの過去を語り合うほどの仲になる。フランス人のベアトリスは母ヴァレンタインと二人暮らし。ヴィクターも妻子に先立たれたことを打ち明ける。ふたりの距離は確実に縮んでいた。
しかし、事態は彼らの予期せぬ方向へと向かう。アルフォンスは刺客の策に気付き始め、ヴィクターに難題を押し付けてくる。さらに相棒のダーシーもボスを狙う刺客の正体に迫りつつあり、ヴィクターにも協力を求めてくる。だが二重の復讐計画を進めるヴィクターには、そんな余裕はなかった。しかし、ベアトリスまでもが危険に巻き込まれたとき、遂に最後の計画を実行する。困難なミッションとリベンジの中で、ヴィクターはどんな決断を下すのか?彼らが隠していた、衝撃の秘密とは!?
スタッフ
監督:ニールス・アルデン・オプレヴ
製作・脚本:J・H・ワイマン
製作:ニール・モリッツ
撮影:ポール・キャメロン
美術:ニールス・セイエ
衣装:レネー・カルファス
編集:フレデリック・トラヴァル
キャスト
コリン・ファレル/ヴィクター
ノオミ・ラパス/ベアトリス
テレンス・ハワード/アルフォンス
ドミニク・クーパー/ダーシー
イザベル・ユペール/ヴァレンタイン
アーマンド・アサンテ/ロン・ゴードン
F・マーレイ・エイブラハム/グレゴール
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