原題:Renoir

印象派の巨匠ルノワール。 晩年、病で絵筆を握れなくなった彼の前に現れたのは、光を纏った最後のミューズ。 生涯の最高傑作[浴女たち]誕生に秘められた、 〈幸福の画家〉ルノワールの真実の物語ー——。

第65回カンヌ国際映画祭ある視点部門クロージング作品

2012年/フランス/カラー/アメリカン・ビスタ/ドルビーデジタル/111分/PG12 提供:クロックワークス、コムストック・グループ 配給:クロックワークス、コムストック・グループ

2013年10月4日(金)、TOHOシネマズ シャンテ他、全国ロードショー!

©2012 FIDELITE FILMS / WILD BUNCH / MARS FILMS / FRANCE 2 CINEMA

公開初日 2013/10/04

配給会社名 0033/0708

解説


本作は、自由のきかない手で懸命に創作を続ける晩年のルノワールと、療養の為に帰郷し、自分の将来を描けず葛藤を抱える息子ジャン・ルノワール(後の仏映画界の巨匠)、そして、2人のルノワールのミューズとなった美しきモデル、アンドレらの心の機微を、自然美溢れる南仏の田舎を舞台に、情感豊かに描いた真実の物語です。ウォン・カーウァイ監督作品などでその映像美を高く評価されるリー・ピンビンが作り出す世界は、どのシーンを切り取っても、まるでルノワールの絵画を見ているような、光と色彩に満ち溢れ、ルノワールが紡ぎだす、この世で最も優しく美しい光の世界へと観る者を誘います。

ストーリー





1915年、コートダジュール。人生の黄昏時を迎えていたルノワールは、病に冒され満足に絵筆が握れなくなっていた。追い打ちをかけるかのように、最愛の妻を亡くし、そして、息子のジャンが戦地で負傷したという悪い知らせも届き、失意の底にいた…。しかしある日、彼の前に突然、まるで光を纏ったような美しい娘アンドレが現れる。溢れんばかりの生命力と輝くような美しさを持つアンドレは、画家としてもはや得ることできないだろうと思っていた活力を、ルノワールに吹き込む—。そしてルノワールはアンドレを最後のモデルに、後に自身が生涯最高傑作と位置づける「浴女たち」の創作を開始する———。

スタッフ

監督:ジル・ブルドス
原作:ジャック・ルノワール
脚本:ジェローム・トネール、ジル・ブルドス
撮影:マーク・リー・ピンビン
音楽:アレクサンドル・デプラ

キャスト

ミシェル・ブーケ
クリスタ・テレ
バンサン・ロティエ
トマ・ドレ

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