2013年/日本/135分/ビスタサイズ/デジタル作品 配給:彩プロ

2013年10月5日、新宿ピカデリーほか全国ロードショー

©ZERO PICTURES

公開初日 2013/10/05

配給会社名 0106

解説


製作:ゼロ・ピクチュアズ 前作『風の外側』から6年。俳優・映画監督の奥田瑛二が5作目となる監督作『今日子と修一の場合』が、今秋10月5日(土)より新宿ピカデリー他にて公開が決定いたしました。東日本大震災を背景に、懸命に人生を生き直そうともがく若い男女の姿を描いており、監督の次女で女優の安藤サクラ、その夫で俳優の柄本佑が主演を務めています。『長い散歩』でモントリオール世界映画祭グランプリを受賞した奥田監督が、震災で心の拠り所をなくした二人の男女を通し、まだ癒えない日本の傷跡を生々しくさらしながらも、その再生を力強く謳った作品となっております。

 2012年1月に宮城・南三陸町での復興会議に参加した奥田監督は、当初ボランティア活動で被災地を応援したいと考えていたそうです。しかし、津波被害に遭った志津川地区を訪れるうちに、「映画を撮ることが自分のできること」と本作の制作にとりかかりました。映画内では、言葉を交わすことのない今日子と修一。かけがえのないものを失った二人は、これからの人生で自分は二度と幸せにはなれないと覚悟をしますが、毎日毎日を生きるうちに徐々に幸せを、希望を望むようになります。被災者の協力を得て完成した本作品には、どんな絶望も人を苦しめ続けることはできないという、奥田監督のメッセージがこめられているのです。

ストーリー









同居している男に言われるままに身も心も搾り取られる生活に甘んじている今日子(安藤サクラ)と、母親を助けるために父を殺してしまった修一(柄本佑)。物語の中でふたりが言葉をかわすことは、ない。それぞれの理由で故郷に戻れなくなってしまった彼らが、過去を清算しながら生きることを誓った東京で、大地震が起きる。テレビではまさに戻れなくなってしまった故郷が、津波にのみ込まれていた…。

スタッフ

監督:奥田瑛二
プロデューサー:大日方教史
脚本:奥田瑛二
製作:ゼロ・ピクチュアズ

キャスト

安藤サクラ
柄本佑
和田聰宏
カンニング竹山
宮崎美子
平田満

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