原題:388 Arletta Avenue

『CUBE』のヴィンチェンゾ・ナタリが放つ、不条理系サベイランス・スリラー

2011トロント国際映画祭正式出品 2011トリノ映画祭正式出品

2011年/カナダ映画/英語/5.1ch/カラー/87分/16:9 配給:アルバトロス・フィルム/インターフィルム 宣伝:グアパ・グアポ

2012年11月10日、新宿バルト9にて究極の不条理スリラー解禁!!

(C) 2011 ARLETTA (COPPERHEART) PRODUCTIONS INC. ALL RIGHTS RESERVED

公開初日 2012/11/10

配給会社名 0012/0653

解説


長きに渡り大ヒットを記録した「SAW」シリーズや、「インシテミル」等のデスゲーム系邦画をはじめとする、昨今の映画界におけるシチュエーション・スリラーブーム。その火付け役とも言われる作品が1997年の「CUBE」である。不条理な極限状態における人間の深層心理と恐怖を描き、全世界でカルト的な人気を博した。この大ヒットにより、鬼才ヴィンチェンゾ・ナタリは一躍その知名度を上げ、その後も「スプライス」「NOTHING    ナッシング」「カンパニー・マン」等、問題作品を続々と生み出す。

今後は複数の監督によるパリを舞台にしたホラーオムニバス「Paris I’ll kill you」に、「REC/レック」のパコ・プラサ、「グレムリン」のジョー・ダンテ、「アイアン・スカイ」のティモ・ヴオレンソラ、「あずみ」の北村龍平らと共に名を連ねている。本作品「388」は、平凡な夫婦が突如として正体不明の“何か”に人生を狂わされていくという、不条理且つ誰にでも起こり得る事件が描かれている。そして、リアリティを増幅させる監視(=サベイランス)映像を用いることによって、その恐怖をも倍増させている。

まさに、既存のナタリ作品を昇華させた“不条理系サベイランス・スリラー”である。そして、“見えない恐怖”に追い詰められる夫婦を演じるのは、「ターミネーター3」のジョン・コナー役で知られるニック・スタールと、実在の猟奇殺人事件を映画化した「ブラック・ダリア」で、世界一美しい死体エリザベス・ショート役で一躍脚光を浴びたミア・カーシュナー。

ストーリー





トロントの高級住宅街アレッタ通り388番地の一軒家で暮らす若い夫婦。夫のジェームズは、美しい妻エイミーと幸せな毎日を送っていた。ある朝、ジェームズが仕事に向かおうと車に乗り込みCDをかけると、聞いたことも無い音楽が流れ始める。エイミーの仕業だと思い問い詰めるが、彼女はそんなイタズラはしないと否定し言い争いになってしまう。ケンカ別れしたままジェームズが深夜に帰宅すると、「頭を冷やしたい」という書置きを残してエイミーが忽然と消えていた。彼女の携帯も繋がらず、姉のキャサリンや友人たちに連絡するが、誰も行方を知らなかった。その日から、ジェームズが1人残されて暮らす家に不可解な出来事が起こり始める。なついていた飼い猫が突然唸り始めたり、窓ガラスが割られたり…そして度重なる無言電話。彼は事の成り行きを警察に通報するが、証拠不十分で全く取り合ってくれない。その後も、一連の出来事が止むことはなく、ジェームズの精神状態は極限にまで達していた。そして焦燥し切ったジェームズが自宅に戻ると、パソコンの電源が入っており画面には拘束されたエイミーの姿が映っていた…。果たして、ジェームズとエイミーに一体何が起こっているのか…?!

スタッフ

製作総指揮:ヴィンチェンゾ・ナタリ『CUBE』『スプライス』
監督・脚本:ランドール・コール
撮影:ギャヴィン・スミス
編集:キャシー・ウェインカウフ
製作:マーク・スミス、スティーヴン・ホーバン『スプライス』

キャスト

ニック・スタール「ターミネーター3」「シン・シティ」
ミア・カーシュナー「ブラック・ダリア」「マッド・シティ」
デヴォン・サワ「ファイナル・デスティネーション」
アーロン・エイブラムス「アメリア 永遠の翼」
シャーロット・サリヴァン
クリスタ・ブリッジス「ランド・オブ・ザ・デッド」

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