原題:後宮:帝王の妾

2012年6月6日韓国公開

2012年/韓国映画/カラー/デジタル作品/122分/ビスタサイズ/字幕翻訳:小寺由香 配給:ツイン 宣伝:アルシネテラン

2013年12月13日よりDVDリリース 2013年5月18日(土)より、シネマート新宿他全国順次公開

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公開初日 2013/05/18

配給会社名 0251

解説


 本作はその官能描写により、韓国で“青少年観覧不可等級(19才未満観覧不可)”というレーティングがつけられたが、今までの時代劇にはほとんど登場しなかった寝殿での王の姿がエロティックかつ人間的に描かれた大胆な表現が話題を集め、興行ランキングでは初登場1位の座を獲得し、青少年観覧不可等級の韓国映画史上最高のオープニングスコアを記録。最終的には260万人以上の観客を集める大ヒット作となりました。

 監督を務めたのは、『バンジージャンプする』(00年)『ノートに眠った願いごと』(06年)など繊細なラブストーリーを生み出し、05年の『血の涙』(日本未公開)で「韓国型時代劇スリラーの新しい扉を開けた」と評されたキム・デスン。6年ぶりとなる本作においてのキーワードは「欲望」。韓国内で話題となった過度の露出に関して「情事シーンや露出度が高いというのはもちろんだが、何よりも人間の欲望をむき出しにする感情的なシーンなどで露出は避けられない」とその演出意図を語っている。

 ヒロイン、ファヨンを演じたのは、10年の『春香秘伝 The Servant 房子伝』で、官能的な魅力を発揮したチョ・ヨジョン。伝統的な衣装を身にまとった美しさは圧巻。そんな彼女に狂おしいほど惹かれるソンウォン大君に扮したのは『国家代表』(09年)のキム・ドンウク。これまでの出演作では人懐っこさを感じさせることが多かったが、絶対的な力を持つ母の元での葛藤と感情の爆発を力強く演じ、大胆なラブシーンにも果敢に挑戦している。さらに、ファヨンへ複雑な思いを胸に宦官となったクォニュを『青い塩』(11年)のキム・ミンジュンが演じている。

ストーリー




追い払っても蜂が居座るなら、花を手折るしかない——

妃を亡くし、跡継ぎもないまま年を重ねていた王の時代。王の異母弟であるソンウォン大君は狩りの途中で立ち寄ったシン参判の屋敷で美しい娘ファヨンに心奪われ、足しげく通うようになる。この状況を厭わしく思う大妃の企ての下、ファヨンは恋人だったクォニュと引き裂かれ、ソンウォン大君の兄である王の側室となる。5 年後、王の崩御とともにソンウォン大君は王位に就くが、摂政の名目で大妃が先王の勢力を粛清する中ファヨンの父が処刑され、ついに大妃はファヨンの命まで奪おうとするのだが・・・。

スタッフ

原案:カク・イルロ
監督:キム・デスン
脚本:キム・ミジョン、キム・デスン、ファン・ユンジョン
撮影:ファン・ギソク
照明:カン・テヒ
音楽:チョ・ヨンウク

キャスト

キム・ドンウク
キム・ミンジュン
パク・チヨン
チョ・ウンジ
イ・ギョンヨン
パク・チョルミン
アン・ソックァン
チョ・ギワン
オ・ジヘ
ホン・ギョンヨン
パク・チュンソン

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