原題:THIS MUST BE THE PLACE

2011年/イタリア・フランス・アイルランド/カラー/118分/ 配給:スターサンズ=セテラ・インターナショナル

2012年6月30日(土)、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネマライズ他全国ロードショー

(C) 2011 Indigo Film, Lucky Red, Medusa Film, ARP ,France 2 Cinema, Element Pictures. All Rights reserved.

公開初日 2012/06/30

配給会社名 1100/0117

解説


2008年カンヌ国際映画祭コンペティションに出品されて、審査員賞を受賞したパオロ・ソレンティーノ監督作『イル・ディーヴォ』。
この作品に惚れ込んだ審査員長のショーン・ペンは、ソレンティーノ監督と意気投合し、新作を一緒につくることを約束、結実したのが本作『きっとここが帰る場所』(原題“THIS MUST BE THE PLACE”)です。2011年のカンヌ国際映画祭コンペティションに出品され、エキュメニカル審査員賞を獲得、賛否両論を巻き起こしました。緊密に設計された美しい映像とトーキング・ヘッズの名曲、そして躍動するストーリーテリングで語られる本作は、しかし、説明的な描写が少なく、奔放なまでに観る者の五感に訴えかけてきます。映画で結ばれたクールなパッション、ペンとソレンティーノが結託して創り上げた見事なこの結晶は、すでに各地で熱狂的なファンを生み、多くの映画祭で上映され、いよいよ6月、日本で公開となります。

ストーリー

人生は美しさで満ちている
だけど、時々、何かが変だ…
シャイアンは、かつて絶大なる人気を誇った、ロック界のスーパースター。しかし、なぜか、ある時を境に、一切表に出ない生活を送るようになった。広大な邸宅で、消防士として働く妻とハイアライというゲームを楽しむだけ。つき合う相手は、近所に住むシャイアンオタクのロック少女メアリーと、風采が上がらないのに女性にモテるジェフリーたち。しかし、そんな平穏な生活を送るシャイアンに、故郷アメリカから「父危篤」の知らせが舞い込む。飛ぶのが嫌いなシャイアンは船でニューヨークへと向かうが、時すでに遅し。生前の父には会うこと叶わず、ただ亡骸の腕に刻まれた、ナチ収容所時代の番号を指でなぞるだけだった。30年も会わなかった父は、シャイアンの知らない宿望を持っていた。それは、かつてナチSS隊員であったアロイス・ランゲを追い詰めることだった。いつの間にか、シャイアンはランゲを求めて、アメリカ横断の旅に出ているのであった・・・。

スタッフ

監督:パオロ・ソレンティーノ
脚本:パオロ・ソレンティーノ、ウンベルト・コンタレッロ
撮影:ルカ・ビガッツィ
音楽:デヴィッド・バーン、ウィル・オールドハム

キャスト

ショーン・ペン
フランシス・マクドーマンド
ジャド・ハーシュ
イヴ・ヒューソン
ケリー・コンドン
ハリー・ディーン・スタントン
ジョイス・ヴァン・パタン
デヴィッド・バーン

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予告編::http://youtu.be/PzNBOR7fExc
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