原題:A Pale Woman

ゆうばり国際ファンタスティク映画祭2013出品 大阪アジアン映画祭インディ・フォーラム部門CO2助成作品

2012年/日本/90分 配給:カプリコン・フィルム

2013年6月8日(土)より渋谷ユーロスペースにて公開決定!

(C)ZEBKEN TSUNEMOTO-KE

公開初日 2013/06/08

配給会社名 1134

解説


大阪を舞台に、血と硝煙の中で「絶対の愛」を貫く韓国人女性を描いたメロ・ノワール。

 自分にとっての”神”ともいうべきひとりの男の愛を求め、その情熱にとり憑かれたように行動するヒロイン を演じるのは、韓国映画『息もできない』で注目されたキム・コッビ。
 『息もできない』での激情をぶつける演技とは対極に、クールな表情の下に女の愛情を押し殺しながら行動 するキム・コッビの演技は、今後の映画界で重要な存在になっていくだろう彼女の底知れない才能の深さを感じさせる。
 相手役には『リリイ・シュシュのすべて』、『人のセックスを笑うな』、『ヘヴンズ ストーリー』など今や日本映画に欠かせない存在となった忍成修吾。生き方を見失い、漂うように生きる男の負の魅力を体現した。
 監督常本のラブコールにこたえ、海を越えてやってきたキム・コッビの女優魂。
国の枠を超えて作られた 本作は、日本の新たなジャンル映画の到来を予見させる仕上がりとなっている。

ストーリー






ヒロイン・キムが韓国から日本に戻ってきた。最愛の男・シュウを汚れた世界から救い出すために。
シュウは子供時代の自分を闇から救ってくれた、自分にとっての“神”とも言うべき男だった。
キムの母・フミは前夫(キムの実父)の死後、のし上がるために単身大阪へ渡った。
闇社会のフィクサー・平山の後妻の座を射止め、その平山が倒れて植物状態となった後、フミはワケありのヤバい仕事に辣腕をふるっていた。
その平山家に貰われてきたのがシュウ。シュウは将来有望なピアニストとして将来を嘱望された子供だった。そんな彼に少女時代から熱烈な恋心を抱いていたキム。しかしある事件が起こり、キムは韓国に送られ、シュウは聴力を失って将来を断たれた・・・
そして現在、ピアニストの夢をあきらめたシュウは平山家でフミに飼われ、汚れた仕事を手伝っている。
そんなシュウを救えるのは私しかいない・・・再会して自分の揺るがない気持ちを確信したキム。
キムは、平山家に戻り、ある計画を実行し始める。シュウを救い出すための危険な計画をためらうことなく進めていくキム。しかしその行く手には、大きな試練が待っていた・・・

スタッフ

監督:常本琢招
エグゼクティブプロデューサー:佐々木孝、岩井正幸、常本琢招
ラインプロデューサー:菊地正和
原案:常本琢招
脚本:木田紀生
撮影:福本淳
照明:木村匡博
録音:光地拓郎
美術:宇山隆之
編集:タク・ツネモト
音楽:竹内一弘

キャスト

キム・コッビ
忍成修吾
中川安奈
木村啓介
長宗我部陽子
宮田亜紀
李勝利
渡辺護(特別出演)

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