コネクション マフィアたちの法廷
原題:FIND ME GUILTY
アメリカ犯罪史に残るマフィア裁判を完全映画化!
2006年/アメリカ/124分/ビスタ 配給:ミッドシップ 配給協力:シンカ
2012年5月19日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷にて公開
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公開初日 2012/05/19
配給会社名 1143
解説
全米を騒然とさせたアメリカ犯罪史に残るマフィア裁判を完全映画化!!
それはアメリカ史上最長の裁判であった。 何年にもわたる連邦当局の捜査の後、ルッケーゼ・ファミリーのメンバー20人は76もの容疑で裁判にかけられた。アメリカ政府は全米最大のマフィア・ファミリーを一掃しようとするが、一人の被告が自らを弁護することで、事態は思わぬ展開へと突っ走っていくー。
1987-88年の間に21カ月にわたって行われたルッケーゼ裁判は、アメリカ史上最長の刑事裁判となった。被告人20人、弁護人20人(被告1人につき1人)、控えの陪審員8人(裁判期間の長さと不正に備えるため)に加えて、異常に長い最終答弁(ある弁護人の最終答弁は5日にもおよんだ)など、裁判における歴史的な記録を生み出した事件として、長きにわたって注目されてきた。この映画の法廷シーンの大半は実際の証言を忠実に再現している。
ジャッキーが辿った壮絶な道のりは、アメリカの司法史上最も衝撃的な評決でクライマックスに達する。あまりに衝撃的であったため、裁判に関わった弁護士が閉廷から20年経っても異議を唱えるほどだった。
名匠シドニー・ルメットが再び描く「犯罪」、「裏切り」、「贖罪」
新境地に挑む主演ヴィン・ディーゼル
メガホンを取ったのはアカデミー賞5度のノミネートを誇るシドニー・ルメット。『12人の怒れる男』、『狼たちの午後』、『ネットワーク』、『評決』、『プリンス・オブ・シティ』といった映画史に刻まれる名作を残し、惜しまれながらも2011年4月に逝去した名監督。晩年もその製作意欲は衰えを知らず、80歳を超えて挑んだ本作でも、徹底したリアリズムを貫いた。舞台となるニューアーク裁判所をはじめ、ジャッキーが収監されていた刑務所を含めた18ものセットを使用。「すべての出演者が住んでいるようなリアリティを込めた」とルメットは話している。
知的でいながら人情味溢れるディノーシオを演じるのはヴィン・ディーゼル。陪審員や傍聴人を話術で魅了していくディノーシオ。『トリプルX』、『ワイルドスピード』シリーズなどアクション俳優で名を馳せたディーゼルが、説得力が求められるこの役を演じたのは意外にも思えるが、ルメットは20分の短編映画を見ただけでディーゼルの才能を見抜いたという。
ストーリー
ニュージャージーで悪名高いルッケーゼ・ファミリーの一員であったジャコモ・“ジャッキー・ディー”・ディノーシオ (ヴィン・ディーゼル)。ジャッキーは保護観察期間中に従弟に撃たれるが、仲間への愛ゆえに彼をかばう。その後、麻薬取引の現場を押さえられ30年の刑を受けたが、連邦検察官のショーンから、刑期を短くする見返りに仲間を裏切る証言をするよう司法取引を持ちかけられる。しかし、ジャッキーは仲間への裏切り行為を拒否。そして被告人でありながら自らの弁護も行うという驚くべき行動に出る。
法廷での様々な駆け引きを乗り越えていくジャッキー。その度胸、意志の強さ、そしてファミリーへの無条件の忠誠心で、裁判官や陪審員、時に猜疑心に囚われた仲間の被告人をも自分の味方にしていく———。
スタッフ
監督:シドニー・ルメット
脚本:シドニー・ルメット、T・J・マンシーニ &ロバート・マクリー
製作:ボブ・ヤーリ、ロバート・グリーンハット、T・J・マンシーニ、ボブ・ディブリノ
製作総指揮:ジョージ・ヴィテザキス、オリヴァー・ヘングスト
撮影監督:ロン・フォーチュナト、A.S.C.
プロダクション・デザイン:クリストファー・ノワク
編集:トム・スウォートウート
衣装デザイン:ティナ・ニグロ
音楽:ジョナサン・チューニック
共同製作:フランク・ディ・ジャコモ
ロバート・カッツ、エルンスト=アウグスト・シュナイダー
ロジャー・ザムディオ、リタ・ブランチ、ジョニー・サンチェス
製作アシスタント:ウォルフガング・シャンバーグ
キャスティング:エレン・チェノウェス&スージー・ファリス
キャスト
ヴィン・ディーゼル
ピーター・ディンクレイジ
ライナス・ローチ
ロン・シルヴァー
アナベラ・シオラ
アレックス・ロッコ
ジェリー・アドラー
ラウル・エスパルザ
リチャード・ポートナウ
アレクサ・パラディノ
ロバート・スタントン
マルシア・ジーン・カーツ
ドメニク・ランバルドッツィ
ジョシュ・パイス
ピーター・マクロビー
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