5頭の象と生きる女
山形国際ドキュメンタリー映画祭インターナショナル・コンペティション部門
2009/スイス、ドイツ/ドイツ語、ロシア語/カラー、モノクロ/35mm/93分 配給、宣伝:アップリンク
2012年公開
公開初日 2016/12/予定
配給会社名 0009
解説
ドストエフスキーは宝探しのように読まなければならない。
二度、三度と読んで初めて見つかるような宝石が、
目立たない場所に隠されているから。
高潔なる知性を鋭い眼差しに宿す老翻訳家スヴェトラナ・ガイヤー。実直に仕事に打ち込む彼女の手には、
戦争の記憶が深い皺となって刻まれている。ウクライナで生まれ、第二次大戦初期にドイツへと移住し、
自ら「5頭の象」と称するドストエフスキーの長編5作の翻訳によって世に知られてからも、自身の過去への
問いかけは続いていた。移住後はじめて訪れた故郷への旅の中で、それはウクライナの激動の歴史となっ
て立ち現れる。一人の女性が歩んだ半生にひっそりと寄りそう静謐な映像が、文学の力によって高められる
人間の尊厳をたおやかに描き出す。
ストーリー
スタッフ
監督・脚本:ヴァディム・イェンドレイコ
撮影:ニールス・ボルブリンカー、ステファン・クティー
編集:ギーゼラ・カストロナリ・イェンシュ
出演: スヴェトラナ・ガイヤー、アンナ・ゲッテ、ハンナ・ハーゲン、ユルゲン・クロット
製作:ミラ・フィルム
キャスト
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