原題:超能力者 /Haunters

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2010年11月10日韓国公開

2010年/韓国/カラー/114分/ 配給:ツイン

2012年08月10日よりDVDリリース 2012年3月 10日 シネマート新宿にてロードショー

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公開初日 2012/03/10

配給会社名 0251

解説


カン・ドンウォン VS コ・ス
あまりに哀しく美しい 運命の対決——
常に他人の視線を避ける男チョイン(カン・ドンウォン)は、目で人々を操る超能力者だ。しかし彼はその力で世界を救おうとも支配しようともせず、孤独で静かな生活を送ってきた。そんなある日、操ることのできない男ギュナム(コ・ス)の出現ですべてが崩れはじめる。超能力者 VS 超能力が通じない唯一の男の、避けられない対決。正反対のふたりが激闘の果てで見出す、相手の中の自分とは——。
『チョン・ウチ 時空道士』『義兄弟』に続き、存在し得ないほどの魅力を放つカン・ドンウォンと、ドラマ「ピアノ」「グリーンローズ」からのチャン・フン監督(『映画は映画だ』『義兄弟』)の新作『高地戦』へと大躍進した若きホープ、コ・ス——2010年最高のキャスティングと謳われた大ヒット作がいよいよ日本に登場する。監督は、期待の新鋭キム・ミンソク。『ブラザーフッド』『M』『母なる証明』の撮影監督ホン・ギョンピョら一流スタッフが結集し、“現実味あふれる超現実”というまったく新しい切り口の哀切のドラマを生み出した。

ストーリー

ソウルの片隅で暮らす2人の男がいた。
 青年ギュナムは天涯孤独の身の上ながら、ボバとアルという親友とともに廃車工場で働き、貧しいながらも明るい未来を信じて生きていた。しかしある日、不運な事故で入院を余儀なくされたギュナムは、工場をクビになってしまう。驚異的な回復力で病院を退院したギュナムは、求人欄で職員募集の記事を見つけ、どこかうさんくさいながらも人のいい店主と、その美しい娘・ヨンスクが営む質屋、ユートピアで働くことになる。
 もうひとりの男は、ソウルのホテルを転々として暮らしながら、誰ともかかわりをもたない、それゆえに名前を呼ばれることもない、孤独な人生を生きていた。実は彼は、そのまなざしひとつで他人を意のままに操ることのできる超能力者で、その力ゆえに母親を守ろうとして父親を殺し、守ろうとした母親から殺されかけた過去の傷を抱えていた。彼がその力を使うのは、自分が生きていくために必要な最小限の金を手に入れる時だけだった。そしてこれまで通り、金を手に入れるためユートピアへやってきた男は、唯一、自身の力が及ばない相手、ギュナムと出会ってしまう。
 その場にいた自分以外の人間すべてが、見知らぬ男に操られる場面に遭遇したギュナムは、金を盗もうとする男を勇敢にも止めようとする。そして、思いがけず自分のコントロールできない相手の出現と攻撃に慌てた男は、ギュナムの猛攻撃をかわそうとして、質屋の店主を殺してしまう。男はなんとかその場を逃れるが、これまでの自分の平和を乱し、自分が「超能力者」であることを唯一知るギュナムの命を奪おうとする。
 一方、ギュナムも自分の目の前で殺された店主の復讐に燃えていた。男の犯行を映した防犯カメラの映像を手に入れるため、質屋に潜入したギュナムは、同じ目的でやってきた男と再会。男はその場にいた人間を操ってギュナムを襲わせるが、ギュナムは抜群の身体能力で切り抜け、逆に車で男を追いつめる。死闘の末、なんとか男を捕まえて警察に連れて行くが、超能力で殺人を犯したと訴えても相手にしてもらえない。スキをついて男は逃走し、警官の銃を持って男を追ったギュナムは指名手配されてしまう。この事件をきっかけに、男のいたホテルや母親のもとへも警察が訪れ、男は自分の世界がギュナムによって壊されたことを知る。男は自分を殺そうとした母親を訪ね、銃をつきつけるが、殺すことはできず、その場を去る。
ギュナムはその後も執拗に男を追い、ボバとアルの力をかりて、さまざまな方法で男を追いつめようとする。しかし男は、その場にいる人間すべてを操ってギュナムの攻撃を阻止し、時にはその関係のない人々を犠牲にしてまでも、ギュナムの心を砕こうとする。ついにはボバとアルまでもが男の手におち、男はヨンスクを連れて逃走。しかし、決死の覚悟で後を追うギュナムに追いつめられ、高層ビルの屋上へと上がっていく。 
男はギュナムに対し、同じ超能力者でありながら、自分と出会うまでは自分の力に気付かず、平凡に暮らしてきたことへ嫉妬すると同時に、自分と出会ったことで、ギュナムが自分と同じように他人と違う、秘密を抱えた人生を生きることへのあわれみも感じていた。一方ギュナムも、男のもつ超能力者としての苦しみと悲しみに気付き、思わず問いかける。「お前の名前は?」

相手の中に自分を見た2人の男の、命を懸けた対決のゆくえは——。

スタッフ

監督・脚本:キム・ミンソク
助監督:イ・ボムソク
撮影:ホン・ギョンピョ
美術:チョン・スア、ノ・サンオク
編集:キム・ジェボム
衣装:チョ・サンギョン
メイク:ファン・ヒョンギュ
音楽:イ・ジェジン
照明:チェ・チョルス
特殊効果:クァク・テヨン、ファン・ヒョギュン、チョン・ドアン、イ・ヒギョン、ヤン・イルソク
製作:イ・ユジン、ソン・テチャン
製作会社:ZIP CINEMA

キャスト

チョイン:カン・ドンウォン
ギュナム:コ・ス
“ユートピア”の社長チョンシク:ピョン・ヒボン
社長令嬢ヨンスク:チョン・ウンチェ
チョインの母ヒョスク:ユン・ダギョン
チョインの父:チェ・ドクムン
ボバ:アブダド
アル:エネス・カヤ
警察署長:キム・グァンギュ
チョインの子供時代:ヤン・ギョンモ

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