艶剣客
人気の官能小説シリーズ映画化第一弾! 巧妙なプロットと濃厚な性描写のエロス時代劇!
2010年/日本/カラー/73分/R-18作品 配給:新東宝
2010年11月27日(土)より天六ユウラクにてロードショー公開!
サブ題名 〜くの一媚薬責め〜
公開初日 2010/11/27
配給会社名 0290
解説
若くして道場の師範を務める女剣客凛は、密命を受けて江戸の表沙汰に出来ない事件に挑む隠れお庭番。追っているのは大奥で出回る死に至る媚薬だ。ひょんなことから出会った弥三郎と共に凜は謎めいた深雪という女の存在にたどり着くが…。
これは江戸を舞台に美貌の女剣客が密命に挑む姿を描いた人気官能小説「艶剣客」(竹書房刊)の完全映画化作品。監督は「ゼロウーマンR」「紅薔薇夫人」などの藤原健一でヒロインの女剣豪冴島凛を不動の人気を誇るアイドルAV女優の吉沢明歩が演じる。「片腕マシンガール」等アクション女優としても注目の亜紗美、同じくAVで人気の可愛りんが競演している。
ストーリー
江戸時代。凛は若くして真陰一刀流道場の師範を務めている。ある日、浪人侍の室戸が道場破りに現れるが、凛は一撃で相手を打ち負かした。実は道場師範は表の顔で、凛は江戸の表沙汰に出来ない事件を探索する隠れお庭番をしていた。
剣術修行で江戸へ来ている弥三郎はある朝、森の中で高熱で朦朧とした凛を助け、空き家で彼女を温めるために襦袢を脱がせると自らも裸になり凛を抱きしめた。やがて意識を取り戻した凛は礼がしたいと弥三郎の股間へ手を伸ばした。凛の濃密な愛撫に弥三郎は疲れ果てた。目覚めると凛の姿はなかった。
凛のことが忘れられず、稽古も上の空の弥三郎の前に凛が現れ、お手合わせを願いたいと申し出た。凛は弥三郎をあっさり負かすが、その腕を見込んで協力を頼んだ。江戸の大奥で女の陰部に塗ると死ぬまで欲しがるという媚薬が出回り、すでに三人の死者が出ていた。女郎を装って潜入した凛は、その正体を知られ、命からがら森へ逃げ込んだところを与三郎に助けられたのだった。弥三郎は凛の申し出を受けることにした。
まず弥三郎は最近大奥から宿下がりした呉服問屋の娘、お奈美を見張り、林の中で薬を股間に塗り自慰に耽る姿を目撃した。お奈美は自分の慰めのための随喜汁だと言い、弥三郎を誘った。そして歓喜に悶えながら、中臈の深雪が怪しいと話した。
弥三郎は意気揚々と道場へ急いだ。道場では凛と与力の影山が対峙していた。凛は影山に嫉妬する弥三郎の心情を察し、居酒屋に誘い報告を聞いた。深雪は大奥の中でも謎多き女で、凛が潜入した寄合の中心が、彼女が出入りしている廻船問屋の藤野家だった。凛は大きな情報の入手に喜んだ。一年前、隠れお庭番をしていた凛の父がこの件で何者かに殺されたことを話した。父の配下であった影山が今は凛を家族のように世話していた。弥三郎は影山への嫉妬を恥ずかしく思った。
そんな中、お奈美が殺された。それを知った弥三郎の前に現れたのは深雪だった。深雪はお奈美を妹のように可愛がっていたが、媚薬によって狂ったことで疎遠になった。お奈美は当時好き合っていた深雪への当てつけで、自分に疑いをかけたのだろうと涙を流しながら弥三郎に告白した。弥三郎はお奈美を殺した犯人を必ず捕まえると言った。深雪はお奈美が持っていたものと同じ薬を取り出弥三郎を誘った。弥三郎は深雪を激しく抱いた。深雪は明朝藤野屋に長崎からの荷が届くと話した。
弥三郎は罠かもしれないと凛には何も伝えず、ひとり藤野家へ向かった。そんな弥三郎をくの一姿の深雪と浪人室戸が急襲した。深雪の放った針の痺れ薬に倒れて弥三郎は捕えられた。
凛はお奈美の死体が発見されたことを聞き、弥三郎の身を案じて藤野家へと乗り込んだ。襲いかかる敵を次々と倒し、室戸に刀を突き付けて弥三郎が捕えられている部屋へ案内させた。そこへ深雪が襲いかかり、ふたりの斬り合いが続く中、藤野屋の主人源右衛門の部下が弥三郎の喉元にドスを突き付け、凜を脅した。源右衛門によって陰部へ媚薬を塗られた凛は理性が壊れていった。そこへ現れたのは影山だった。将軍の私利私欲に翻弄される密命ほど馬鹿げたことはない——ならば欲の思うままに動こうとあるとき影山は決心した。それを知った凛の父を殺したのも彼だった。影山はずっと欲しかったと凛に近づいた。媚薬を塗られた凛は影山のなすがままだった。弥三郎は深雪に誘われるままにその場で彼女を抱いた。ところが凛と弥三郎は目配せをすると互いに隙を見て刀を手にし、一瞬のうちに源右衛門、室戸、その部下たちを斬った。凛と深雪の激しい戦いの末、凛の刀が深雪を貫いた。凛は命乞いする影山を斬り捨てた。弥三郎は凛を強く抱きしめた。
弥三郎は事情で江戸を離れることになった。旅立ちの日、ふたりは再会を約束し、凛は笑顔で弥三郎を見送った。
スタッフ
企画…衣川仲人・加藤威史
プロデューサー…福原彰、藤原健一
監督・脚本…藤原健一
撮影・照明…田宮健彦
録音……高島良太
アクション指導……江藤大我
衣装……野村昭子
編集……酒井編集室
助監督……能登秀美
スチール…中居挙子
現 像………東映ラボ・テック
製 作………株式会社竹書房
新東宝映画株式会社
キャスト
冴島凛………吉沢明歩
弥三郎………佐藤良洋
深 雪………亜紗美
お奈美………可愛りん
源右衛門……けーすけ
室戸新吉……江藤大我
影山…………稲葉凌一
LINK
□公式サイト□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す