原題:THE CODE

それは、哀しき真実を解く暗号(コード)

第21回東京国際映画祭 日本映画・ある視点部門 公式出品作品

2008年/日本/カラー/日本語・中国語/124分/35mm/ 配給:日活

2009年5月9日より、丸の内TOEI2、シネマート新宿、シネ・リーブル池袋ほか、全国ロードショー

(c) 2008 THE CODE プロジェクト

公開初日 2009/05/09

配給会社名 0006

解説


あの戦争は、まだ終わってはいなかった…
歴史の中で封印された禁断の暗号に、
探偵たちが挑む!

 「探偵事務所5」、それは川崎にある創立60周年を迎えた格式ある探偵事務所。そこには5から始まる3ケタの番号で呼ばれる100名の探偵たちが所属しているーー。
 インターネットシネマの先駆けとして05年からスタートした「探偵事務所5」は、現在までに50作品が制作され、100万人を超える視聴者数を記録した大ヒットシリーズ。劇場公開作『探偵事務所5″ 〜5ナンバーで呼ばれる探偵達の物語〜』『カインとアベル』や「ビジネスジャンプ」で連載されたコミック版のほか、サントラCD、スーツや時計といったグッズの販売など、多方面における展開で熱狂的なファンを獲得してきた。そのシリーズの集大成ともいえるのが『THE CODE/暗号』だ。

 暗号の解読にかけては天才的な能力を発揮する探偵507。ある日彼は、依頼された暗号を解くため上海へ渡る。数々の暗号を解読してきた507でさえ初めて目にするその暗号、実は旧日本陸軍が隠した軍資金のありかを示す禁断の暗号だった。しかもその暗号を解読する者は死ぬとも伝えられる非常に危険な任務…。暗号の秘密を握る美しき歌姫・美蘭(ルビ:メイラン)や「探偵事務所5」の会長、上海マフィアと謎の凄腕スナイパー。誰が敵で誰が味方かもわからない孤独な戦いを強いられた507は、その暗号を解読することができるのか…。また解読の先に待ち受けているものは…!?

歌舞伎界のプリンス=尾上菊之助 初のアクション映画主演
エースの錠×松方弘樹とのガンバトルは映画ファン垂涎!!

 暗号解読の天才、探偵507を演じるのは、歌舞伎界のプリンス五代目尾上菊之助。父は七代目菊五郎、母は富司純子、姉は寺島しのぶという音羽屋の名門に育ち、6歳で初舞台を踏んだ芸歴を誇る。その美貌と色香で、舞台では女形と二枚目の両方を演じる菊之助が、映画出演5作目にして初の現代アクションに挑んだ。いつもの和服とは対照的なブラックスーツに黒縁眼鏡という出で立ちは、これまでの菊之助ファンのみならず、映画ファンにも強くアピールする新鮮さを感じさせてくれる。新境地となる今回の役柄には本人も意欲的。危険を伴うアクションシーンも自ら志願し、吹き替えなしで演じきった。
 そんな探偵507をバックアップする「探偵事務所5」の会長は、シリーズファンにはお馴染みエース?のジョーこと宍戸錠。会長とは因縁の関係を持つスナイパー椎名次郎には、松方弘樹が扮する。往年の日活アクション映画を支えてきた宍戸と、東映のスター俳優・松方弘樹の本格的共演は、映画ファンにとって見逃せない。

 さらにヒロインの歌姫・美蘭に稲森いずみ、怪しげな情報屋に松岡俊介、万年平探偵523に斎藤洋介など、映画版ならではの豪華キャストが顔を揃え、またこれまでのエピソードで活躍してきた佐野史郎、柏原収史、宮迫博之、坂井真紀、成宮寛貴 他、ファン心をくすぐる探偵たちが脇を固める。さらには川崎市の全面協力で撮影された本作とだけあって、市長役で実際の阿部孝夫川崎市長も異例の出演を果たした。

“探偵映画”を撮り続けてきた林海象監督の集大成
世界の注目を浴びる日本の探偵

 冒頭の映画館のシーンで映っているのは、あの『夢みるように眠りたい』。いうまでもなく、本作の脚本・監督はもとより、「探偵事務所5」シリーズ全体の企画とエグゼクティブ・プロデューサーを兼ねる林海象の監督デビュー作である。
 自身のオフィスを「映像探偵社」と名付け、横浜を舞台に『私立探偵 濱マイク』シリーズ三部作を手掛けるなど、林監督にとって探偵への思い入れは深く、探偵という言葉は映画と同じ重みをもつ存在なのだと本人は語っている。「探偵事務所5」シリーズは林監督のライフワークであり、本作は現時点での探偵映画の総括といえるだろう。
 『THE CODE/暗号』は、第21回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門でオープニング上映され世界の映画ジャーナリズムから喝采を浴び、08年12月に開催され同じくオープニングを飾った第8回光州国際映画祭でも注目を浴びた。

ストーリー





 突如、川崎市で連続して起こる爆破テロ事件。市街には複数の爆弾が仕掛けられ、犯人グループは政治犯の釈放を要求した。混乱した市民たちを誘導するレスキュー部隊や消防隊員に混ざって協力するのは、「探偵事務所5」の探偵たち。やがて発見された時限爆弾の解除を、川崎市長は探偵501(佐野史郎)に緊急依頼する。
 情報科学研究室の部長である探偵507(尾上菊之助)は暗号解読の天才。仕掛けられた爆弾コードの解読も、宍戸会長(宍戸錠)の孫娘である瞳(貫地谷しほり)に数学を教える傍らで、次々とこなしていくほどの凄腕だ。見事爆破を阻止し、犯人グループも逮捕された。

 功績をあげた507の新たな任務は、上海支部から依頼された暗号解読だった。送られてきた写真に映っていたのは、これまでに見たこともない配列パターンで並んだ暗号。507は魅せられるように上海へ向かう。そこで507を待っていたのは、冴えない万年平<ルビ:ひら>探偵の523(斎藤洋介)と宍戸会長だった。暗号の解析には長けていながらも探偵術が未熟な507をバックアップする名目でやってきた会長だったが、別の理由も秘めていた。

 情報屋(松岡俊介)の力を借りて、依頼人である美蘭<ルビ:メイラン>(稲森いずみ)が歌うクラブへ向かう507。上海最大の地下マフィア「青龍コンス」のボスの女である美蘭は、息をのむほど美しい歌姫。だが、彼女に関わる者は死ぬとも噂されていた。クラブを出た美蘭を追跡した507は、ボディガードの目を盗んで彼女の部屋に忍び込む。暗号解読のために日本から来たことを告げると、美蘭は「暗号を見せる代わりに私を守って。暗号の謎から私を解放して」と、背中一面に彫られた刺青の暗号をさらけ出した…。しかもこの暗号だけが、幼い頃に生き別れた父の手がかりだという。動揺を隠せない507だったが、すぐに解読に取り掛かり記録していく。しかし護衛が異変に気付きドアを叩く音が。逃げ出した507だったが、青龍の一味に追い詰められてしまう。窮地を救ったのは正体不明の謎の男。その男は「暗号のことを忘れないと死ぬぞ」という言葉を残し消えてしまった…。

青龍は、美蘭の背中に刻まれた暗号が旧日本陸軍の財宝のありかを示すものと確信していた。故に彼女を監禁し、これまで何度も解読を試みては失敗に終わっていたのだ。そんな青龍のもとから美蘭を助け出した507は、いくつものトラップが仕掛けられた暗号の解読に一歩ずつ近づいていた。と同時に、閉ざしていた美蘭の心もゆっくりと507へ近づく…。上海の夜に美蘭の「早春賦」が寂しげに響く─。

美蘭を抱きしめ背中の刺青に指先が触れた瞬間、507にひらめきが生まれる。村はずれの洞窟に財宝が隠されていると分かったのだ…!ふたりを襲う青龍コンス。再び現れた謎の男。美蘭と男の関係は?そして507は美蘭を本当に守れるのか?洞窟で鳴り響く銃声と共に、運命の歯車が複雑に絡み合っていく─。果たして暗号の真の意味とは?解読は何からの開放を意味するのか?今、哀しき真実が明らかになろうとしていた…。

スタッフ

監督:林海象 
脚本:林海象、徳永富彦、久万真路 
製作:大和田廣樹
撮影:柴主高秀 
照明:蒔苗友一郎 
美術:愛甲悦子 
音楽:めいなCo.

キャスト

尾上菊之助
稲森いずみ
松岡俊介 
斎藤洋介 
佐野史郎 
柏原収史 
宮迫博之 
坂井真紀 
成宮寛貴 
貫地谷しほり
宍戸錠 
松方弘樹

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す