ロック誕生
人はそれをニューロックと呼んだ。
2008年/日本/カラー/75分/ 配給:「ロック誕生」Partners、日本出版販売
2010年11月24日よりDVDリリース 2008年10月25日(土)より、シアターN渋谷にてレイトショー
(C)2008「ロック誕生」Partners
公開初日 2008/10/25
配給会社名 0998/0434
解説
1970年代初頭に起こったロック革命。
伝説の創成期。
発掘された貴重なフィルムでつづる
日本のロックパイオニアたちのライヴ・ドキュメント。
「ロック誕生」
ビートルズやローリング・ストーンズに触発された和製ビート・グループのムーブメントである「グループサウンズ(GS)」は、1966年のビートルズ来日公演を起爆剤として67年から68年にピークを迎える。200近いGSがデビューする昭和元禄を象徴する社会現象とまでなったが、69年には下降していく。同時期、芸能界主導の歌謡曲から脱皮できなかったGSに見切りをつけ、サイケデリックやアートロックと呼ばれた欧米の新しいロックに呼応した「オリジナルの和製ロック」を創造するアーティストが登場しはじめる。それは、ブルース・ロック、ハード・ロック、プログレッシブ・ロック、ジャズ・ロック、カントリー・ロックなど、多種多様なロックで個性を競いあっていたのだ。日比谷野音などで自主コンサートが企画され、ロックをやるなら日本語か英語か?といった論争も白熱した。長髪の若者たちを熱狂させた陶酔の音楽。その潮流を総称して「ニュー・ロック」と呼んだ。この映画「ロック誕生」は、ニュー・ロック時代から数年間、日本にロックが定着し始める70年代前半のライブ映像を集め、関係者の証言とともにまとめたものである。近年、アルバムやライブ音源はCDで安易に聴けるようになったにもかかわらず、映像はなかなか発掘されなかっただけに、大変貴重なドキュメントとなっている。当時から海外でも評価の高かった代表的なニュー・ロック・グループのフラワー・トラヴェリン・バンド。日本のビートルズとも称され、独自の日本語ロックを創ったはっぴいえんど。今も現役で激しく活躍し、日本語ロックの始祖である遠藤賢司。70年代前半の京都という独自の文化が生んだ平仮名でロックンロールした村八分などなど・・・。とにかく動いているシーンが見れるだけでも衝撃的であり、それぞれが誰に飼いならされることのない強烈な個性を放っている。当時を知っている者が懐古趣味で見るだけの作品ではないことは確かである。そして、プロデューサー内田裕也の尽力なくして、日本のロックはここまで成長しなかっただろう。それからこの時代のバンドマンの年齢、みんな20代前半ですよ。信じられます? サミー前田
ストーリー
インタビュー・・内田裕也(前編)
Film / フラワー・トラヴェリン・バンド(曲名/ Make up)
Film / 頭脳警察(曲名/ 銃をとれ)
インタビュー・・ミッキーカーチス
Film / はっぴいえんど(曲名/はいからはくち)
Film / イエロー(曲名/ゴーイングアップ)
インタビュー・・遠藤賢司
Film / 遠藤賢司(曲名/夜汽車のブルース)
Film / ハルヲフォン(曲名/ファンキーダッコNo.1)
インタビュー・・近田春夫
Film / ファー・イースト・ファミリー・バンド(曲名/地球空洞説)
インタビュー・・中村とうよう
Film / 村八分(曲名/草臥れて、他)
インタビュー・・加納秀人
Film / クリエイション(曲名/ロンリーナイト)
インタビュー・・森園勝敏
Film / 四人囃子(曲名/おまつり)
インタビュー・・内田裕也(後編)
エンディング/ ジプシーブラッド
スタッフ
監督:村兼明洋
製作:安西崇、町田晋、伏水純孝
プロデューサー:小林智浩、斉藤靖、吉野公彦、平山清人
監修:サミー前田
編集:小深田真次
宣伝写真:篠山紀信
宣伝美術:斎藤倫世
制作:ビタミン
製作:日本出版販売、ユニバーサルミュージック、エイベックス・マーケティング、ビタミン
キャスト
内田裕也
ミッキー・カーチス
近田春夫
中村とうよう
加納秀人
森園勝敏
フラワー・トラヴェリン・バンド
頭脳警察
はっぴいえんど
イエロー
遠藤賢司
ハルヲフォン
ファー・イースト・ファミリー・バンド
村八分
クリエイション
四人囃子
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