2008年/日本/79分/カラー/DV/スタンダード/ステレオ 配給:L&S

2008年9月10日、24日、渋谷アップリンク・ファクトリーにて特別披露上映

(C)L&S

公開初日 2008/09/10

配給会社名 0995

解説


バブル期のバンドブームから全国のライブハウスは爆発的に増えた。
バブル崩壊後、それらのライブハウスは多少の紆余曲折はあっても、いくつかはたくましく存続し、現在もなお多くのライブハウスが全国に点在している。

それらのライブハウスを支えているのは、無名だが無数のインディーズ・ミュージシャンたちである。
普段、バンドのメンバーはアルバイトをしながら生計を立て、週に何度かスタジオに集まっては自分たちのサウンドを整えていく。
そして、ライブ出演はお金を払ってステージに立つのが最初の基本である。
到底、しっかりした気持ちがないと続かないバンド活動である。

そんな彼らを追いかけてみたい、本当の姿を映してみたい、我々はそう考えた。
日常の表情、ステージの裏側、彼らの心の奥底にある本音、考え方…。
それらをドキュメンタリーとして描いてみよう、と思ったのがこの映画のそもそもの始まりであった。

そこで、ある男にバンドを紹介してもらった。
それが、RED HOTS…。

RED HOTSはリーダーのCHIMOと、彼女の弟へび丸、そして2006年、新たなベーシスト、NAMAを迎えて、ミニ・アルバム“レザーハンカチーフ”を製作。
メロディアスなロックンロールが散りばめられたオリジナル曲ばかりのアルバムである。
そのアルバム発売を引っさげて、彼女たちは全国ライブツアーを行った。

リーゼントに皮ジャン。
3人ともスラリと背の高い彼女たちは、カッコいいと男女関係なくファンに思わせる。
ステージ上は彼らも普段の顔とは別人のプロの表情だ。

全て自腹でツアーを行わなくてはならない彼女たちにとって、全国を回ることは簡単なことではない。
しかしながら、その苦労など微塵も表には出さない。
インディーズ・バンドにとっては、金銭的に苦労して当たり前。
とでも言わんばかりの彼女たちには、暗い顔をしている暇はないのだろう。

福岡、広島、岡山、大阪、名古屋、長野、新潟、仙台、そして、CHIMOとへび丸の故郷、札幌…。
へび丸運転で移動する彼らはライブを一つ消化するたびに、また一段、成長していく…。
いつかもっと大きな舞台へ翔んでいくであろう彼女たちのここが原点になるであろう…。

ストーリー

インディーズ・バンド RED HOTS。
ヴォーカル・ギターのCHIMO
ベースにNAMAという長身の女性2人。
ドラムにはCHIMOの弟、へび丸が構える。
まだまだ小さな力しか持ちえなかった彼女たちが、2006年ミニアルバムの製作を行い、全国ツアーに旅立った。
インディーズのため、費用は自分たちで工面。
福岡や札幌への遠出も車で移動を行った。
彼らにとっては初のツアー。
彼らの表情は活き活きとしていた。
これまで決して順風ではなかったバンドが羽ばたこうとしていた…。

スタッフ

監督・撮影・編集:草加茂裕
撮影:福村幸三
音楽:音楽工房 Junosam
企画・プロデュース:越智弘二
製作:L&S
協力:ミニパラ www.minipara.com

キャスト

CHIMO
NAMA
へび丸
marimo

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