原題:Keeping Watch

台湾シネマ・コレクション2008::http://www.cinemart.co.jp/taiwan2008/ 2007年シンガポール・アジアン・フェスティバル・オブ・ファーストフィルムス最優秀脚本賞 受賞 2007年台湾映画興収 第6位

2007/台湾/92分/カラー/ 配給:エスピーオー

2008年8月30日(土)より シネマート六本木ほか全国順次公開 2008年8月23日(土)よりシネマート六本木で開催される『台湾シネマ・コレクション』にて上映

公開初日 2008/08/30

配給会社名 0116

解説


午後3時に“現れる”ズハンは、夕暮れ間際に毎日チンチンの店を訪れる。メガネをかけた無口な青年ズハンと、その後にあらわれた視力がよく絵が得意な青年ボーユィ。チンチンが惹かれたのはズハンだったが、ズハンは10年前に亡くなっていた……。

友情と自責の念から人格が分裂した青年と、“彼”に恋をした女の子。ともにかつての心の痛手から立ち直れず、時計が止まったかのように同じ日課を繰り返し、次の一歩を踏み出せずにきた2人。
愛の力は、2人を深い眠りのような日々から解放してくれるのだろうか。『花蓮の夏』のジョセフ・チャンとモデル出身でお人形のように愛らしいクォ・ビーティンが奏でる、初々しくキュートな恋愛物語の背後にある、心の傷。時の重みが刻まれた、懐かしくて洒落た建物や小物と、みずみずしい緑にあふれた風景の中で、女性監督チェン・フェンフェンは傷ついた者たちを優しく慰撫するように長編映画第1作を作り上げた。

ストーリー

田舎町の古色蒼然とした時計店を、チンチンは酒浸りの父親の代わりに切り盛り。ある日、滅多に客が訪れない店に、ズハンと名乗る青年が水に濡れた時計を持ってくる。メガネをかけた内向的なズハンは、以来、毎日、陽が傾きかけた午後にやってくる。「僕たちは高校の同級生だった」と告げ、高校時代のチンチンの日課を細かに記憶しているズハン。少しずつ彼に惹かれていくチンチンだったが、一緒に川に行った日、ズハンは別人のように変化する。

スタッフ

監督:ジョン・フェンフェン

キャスト

ジョセフ・チャン
グォ・ビーティン

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