お父さんとお母さんが私を疑ってた事・・・知ってた。

2008年/日本/カラー/??分/ 配給宣伝:GPミュージアムソフト/WILCO

2008年9月6日(土)より渋谷アップリンクファクトリーにてロードショー

(c)2008 GPミュージアムソフト

公開初日 2008/09/06

配給会社名 0080

解説


私たちはいつ大人になったのだろう…憶えている事と忘れ去っていく事。
一人の少女が抱える葛藤と軋轢。日常に溢れかえる小さな奇跡たち。
どれかひとつでも自分の手で掬いとることができれば、何かが変わるかもしれないのにーーーー大切なものがすり抜けていったとしても世界は変わる。
自分の船で旅をして、光に満たされた海にダイブする。私たちの目指す先に宝物がありますように…明日のあなたにも起こりうる小さな奇跡—–

主人公の奈々子には、本作が映画初出演にして、主役に抜擢された仁科仁美。映画界の重鎮、松方弘樹と仁科亜季子の血を受け継ぐ、天性ともいえる才能を見事開花させ、難しい役所を体当たりで演じている。映画ファンとしては見逃せない、本物のヒロイン誕生の瞬間といえるだろう。奈々子の葛藤の源である母・君枝に扮するのは、仁科仁美の実母である仁科亜季子。まさに母娘のリアル共演となり、熱い演技でぶつかり合う。そんな母娘に関わる魅力的なキャラクターたちには、今、最も注目の若手演技派俳優、深水元基、松本まりか、名バイプレイヤーとして不動のポジションを獲得している、六平直政、小木茂光等がしっかりと脇を固め、それぞれがスペシャルなエッセンスを加えてくれている。監督には『トニー滝谷』(’05)『イン・ザ・プール』(’05)『亀は意外と速く泳ぐ』(’05)『オリヲン座からの招待状』(’07)など、数々の話題作をプロデュースし、『TWO LOVE?二つの愛の物語』(’05)に続き、本作が劇場映画2作目となる橋本直樹。心の奥に棲みついている暗闇に翻弄されながらも、平凡な日常の中、大人になっていくひとりの少女。その幼気な姿に垣間見る、生きるという強さ。そして、少女を囲む人々の当たり前にある愛情と優しさをさりげなく描いている。そんな監督ならではの卓越したセンスで、観る者の心に染みる感動作がここに誕生した。

ストーリー






内海奈々子(仁科仁美)は一見どこにでもいる女子大生。でも、その心の内には深く、大きな傷を負っていた。最愛の弟・達也(嘉数一星)が死んでしまった7年前のあの日から…

達也は生まれつき難病を抱えていた。学校に行くことも出来ず、常に薬が手放せない。かわいい息子の治療費を捻出するため、休む間もなく働く、父・修二(六平直政)と母・君江(仁科亜季子)。そんな両親に代わって、達也の面倒をみる幼い奈々子。中学生の多感な時期に部活にも入れず、友達とも遊べず、つきっきりで看病していた。弟が中心の家庭の中、次第にやり場のない思いと孤独な寂しさに苛まれ、甘えたい気持ちを君江にぶつけてみるが、余裕のない母が返した言葉は奈々子が求めていたものではなかった…そんな、ちょっとした思いがすれ違ったとき、事件は起こってしまう…

長い間、思い悩む日々を過ごし、成長した奈々子の前に突然ピエロが現れる。どこかで見たことの有るような懐かしい顔をしたピエロ。この不思議なピエロとの出会いを機に、運命の歯車が静かに動き出す。幼馴染みの浩貴(深水元基)、親友の志穂(松本まりか)、偶然出会った少年・大介も巻き込んで。
それぞれが自分自身の辛い過去と向き合い、それを乗り越えようと葛藤する。誰しもが背負っている心の闇に立ち向かう。そして、奈々子もーーーー
明るく輝く、ヒカリサス海を目指して…

スタッフ

監督・脚本:橋本直樹(WILCO代表)
脚本:橋本直樹(WILCO)、いながききよたか、阪井純(GPミュージアムソフト)
製作:山田浩貴
プロデューサー:崎本志織
エグゼクティブプロデューサー:山田浩貴(GPミュージアムソフト)
協力プロデューサー:狩野善則(Breath)
企画・協力:Breath
制作:WILCO
製作:GPミュージアムソフト

キャスト

仁科仁美
深水元基
松本まりか
織田美織
嘉数一星
原田賢人
中山弟吾朗
小野晴子
冨田翔
仁科克基
小木茂光
六平直政
仁科亜季子

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