最後にしたの、いつだっけ?

 

2008年/日本/HD撮影/35ミリ/カラー/アメリカンビスタ/DTSステレオ/105分(104分38秒)/6巻(2870.5メートル・9418 フィート) 配給:ゼアリズエンタープライズ

2009年06月12日よりDVDリリース 2008年12月20日、銀座シネパトス、渋谷シネ・アミューズにてロードショー 全国順次公開 2008年10月18日よりワーナー・マイカル熊谷にて先行ロードショー

(C)2008「ノン子36歳(家事手伝い)」Film Partner

公開初日 2008/12/20

配給会社名 0040

解説


三十路半ば、バツイチ出戻り、実家の神社で家事手伝いのノブ子(通称ノン子)。やる気なしのノン子の前に、神社の祭りでヒヨコを売ってひとやま当てようという若者、マサルが現れた。世間知らずで、情けないけど、ひたすら一途で真っ直ぐな年下クンに、笑顔を忘れたオンナが、閉ざしていた心と体を少しずつ開いていく・・・。
「鬼畜大宴会」で強烈デビューの熊切和嘉監督7作目。熊切原案・宇治田隆史脚本による、ダメダメ三十路女の生態をリアルに描くオリジナルストーリー。熊切監督初の女性映画でもある。
主演のノン子に、チャレンジする実力派女優・坂井真紀(映画「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」など)。マサルに、大人計画の舞台など出演、 SAKEROCKのギタリストとしても活躍する「69 sixty nine」の星野源。ノン子の元ダンナに鶴見辰吾。そして、津田寛治、斉木しげる、宇津宮雅代、新田恵利、佐藤仁美、舘昌美ら個性的な俳優たちとともに奏でるハーモニーが、見事な大人のエンタテインメントを形作る。
撮影は全編埼玉県寄居町と秩父市で行われた。のどかでみずみずしく、どこかに昭和の雰囲気が残る不思議な空間。「天然コケッコー」の近藤龍人の撮影はリリカルで美しい。赤犬によるアイリッシュテイストの音楽が胸をしめつけ、注目のデュエットPoPoyansが主題歌「太陽のラ」を呼吸するように祈るように歌う。
イタくて、甘くて、最後に泣くかもしれないけれど、ココロとカラダをやさしく潤し、自分らしさを実感させてくれる三十路オンナの青春恋愛映画。「人生捨てたもんじゃないかも」と前向きな余韻が残る、大吉映画(ルビ:フォーチュン・ムービー)」。“あした”がくるのがちょっと嬉しくなります。

ストーリー



東京で芸能人をやってみたが鳴かず飛ばず。マネージャーと結婚して即離婚。三十路半ば、バツイチ出戻り、実家の神社で家事手伝いのノブ子(通称ノン子)。父親は頭ごなしに怒鳴り、母親は腫れものにさわるよう。しかし、結婚して娘もいる妹はこれ見よがしに「このヒト、終わってる」と痛烈だ。
逃げる場所も飛びたつ基地もない、せまくて古ぼけた田舎町で、ママチャリに乗って、バツイチ女友だちが経営するスナックで酒を呑むのがせめてのお出かけ。オシャレもセックスも、いつしたかもう分からない。
そんなやる気なしのノン子の前に、神社の祭りでヒヨコを売ってひとやま当てようという若者、マサルが現れた。ノン子は露店商を仕切る安川の家にマサルを連れていくはめになる。
世間知らずで、情けないけど、ひたすら一途で真っ直ぐな年下クンに、笑顔を忘れたオンナが、閉ざしていた心を少しずつ開いていくが、別れた前夫・宇田川が現れた。
ノン子の心は揺れ始める。

スタッフ

監督:熊切和嘉
脚本:宇治田隆史
音楽:赤犬 主題歌:「太陽のラ」PoPoyans(Good Records) 製作:安西崇/石井徹/日下部孝一
プロデューサー:小林智浩/佐藤現/日下部圭子
企画:木村俊樹
撮影:近藤龍人
照明:藤井勇
録音:吉田憲義
美術:古積弘二
編集:堀善介
スクリプター:田口良子
助監督:吉田聡
製作担当:有賀高俊
ラインプロデューサー:星野秀樹
制作協力:ステアウェイ
製作:日本出版販売/東映ビデオ/ゼアリズエンタープライズ
配給:ゼアリズエンタープライズ

キャスト

坂井真紀
星野源
津田寛治
佐藤仁美
新田恵利
宇津宮雅代
斉木しげる
鶴見辰吾

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