2007年/日本/カラー/62分/ 製作・配給:「belief」製作委員会

2007年7月28日、シネマアートン下北沢にて公開

公開初日 2007/07/28

公開終了日 2008/08/17

配給会社名 0323

解説


ある朝、母がカルトと呼ばれる宗教に入っていることを知る。
ぼくはただ、対話をするしかなかった。

母が宗教に通っていることを知って
ぼくはカメラを回し始めた。
様々な人と対話をする。
母の気持ちを理解するために。
次第にぼくは当事者としてこの一件に巻き込まれていく。
そしてぼくは、見つめることだけをする。
62分のドキュメンタリー映画

ある朝、母がカルト視される宗教に入ったことを知った息子。
その現実に直面して、彼は母にカメラを向けた。
次の日、印鑑などの購入の他に、多額の献金をしていることが判明する。
どうしてこんなことになってしまったのか?
母は特別信仰心に篤い人ではない。3年前に父が亡くなったことが原因かもしれない。
あるいは、仕事を辞めて毎日一人で家にいるのが悪かったのかもしれない。
繰り返される様々な対話。淡々と続いていく母の日常。
やがて疑問の矛先は彼自身に向けられる。
彼はうつ病を患っていた。苦しむ息子を思いやる母。
母はもしかしたら自分のためにカルトに入ったのではないか?彼は事実を知ろうと思う。
カルトとは何か?そして、家族とは何か?

この映画は、監督自ら全編撮影し、母親をはじめとする家族、宗教信者、宗教識者、心理学者、弁護士らとの対話によって制作されました。
けれども、本作を「カルト問題についてのドキュメンタリー」とだけ見ることは適切ではありません。
これは、監督自身の母親への愛の告白であり、同時に母親の息子への愛の告白であり、
そして家族というものがいかに成り立っているかということの記録でもあります。
自分の母親と話がしたくなる、そんな映画です。

ストーリー




スタッフ

監督:土居哲真
製作:麻田弦
音楽:福島諭
整音:横山純
意匠:桝尾あき
題字:並河久美子

キャスト

土居幸子
土居健一
土居りえ子
土居恭史郎
土居明日架
浅見定雄(聖書学者)
山口広(弁護士)
パスカル・ズィウ゛ィ(カウンセラー)
西田公昭(心理学者)

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す