この女、治外法権!! 最も美しく、最も凶暴な最終兵器。

2007年/日本/カラー/73分/ 配給:竹書房、新東宝

2007年07月06日よりDVDリリース 2007年6月30日、名古屋ピカデリーにてロードショー 2007年5月26日、銀座シネパトスほか新東宝系にて全国ロードショー

©2007 篠原とおる/竹書房・新東宝映画

公開初日 2007/06/30

配給会社名 0454/0290

解説


原作者の篠原とおるは、『0課の女』『さそり』『ワニ(82)分署』などを代表作とし、現在まで数百万部を売り上げるコミック界の巨星として多くのファンに幅広く親しまれている。
各原作は、過去に幾度となく映像化されるほど魅力に溢れ、特に女性を主人公としたハードボイルドなストーリーは、珠玉の名作として長年に渡り高く評価され続けている。
主人公のレイを演じる三浦敦子は、今がまさに旬。
女優として映画『下弦の月』『鳶がクルリと』などに出演、テレビドラマ・CM・舞台などで幅広く活躍している傍ら、そのあどけない顔立ちとはアンバランスな抜群のプロポーションで、グラビアでも人気を博し、写真集、イメージDVDなどを次々と爆発的にヒットをさせている。そして、この作品はそんな彼女のイメージを一変させるほどのインパクトの強い作品となった。
感情を抑制した重厚な演技と、激しいアクション、そしてその豊満な肉体をおしげもなく披露し、大胆なベッドシーンにも果敢に挑戦している。
まさに新しい魅力の開花と言っても過言ではない。
また、レイの敵役であるユキを演じた範田紗々は、『東京大学物語』で女優デビューを飾った新人。テレビバラエティ『やりすぎコージー』『草野キッド』などでレギュラー出演もこなす非凡さを秘めている。
その初々しさに加えて、悲惨な過去を引きずり憎悪に狂うユキの暗部を、体を張って大熱演。彼女もまた持ち前のプロポーションでグラビアアイドルとしての確固たる地位を獲得、イメージDVDや写真集での大胆な肢体は、驚異的な人気を誇っている。
早見を演じた三浦誠己は、『きょうのできごと』『血と骨』『北の零年』など数々の映画に出演し、個性派若手俳優として注目されている逸材。レイに反感を持ちながらその境遇に同情し、いつしか惹かれてゆくという微妙な役どころを見事に演じきった。
他に、今や日本映画界には欠かせないバイプレーヤーの映画『ラストサムライ』の菅田俊・映画『突入せよ』の工藤俊作など強力な俳優陣が脇をしっかりと支え、それが作品に重みや深みを与えていることは言うまでもない。
脚本には、映画『1リットルの涙』の新進ライター・田中貴大を迎え、監督には映画『isA』で鮮烈なデビューを飾り、その後も、数々のVシネマやテレビドラマ、映画『紅薔薇婦人』などを精力的に撮り続ける藤原健一を起用。
本作品は、彼の最も得意とするハードーボイルドアクションを、娯楽性豊かに描いてみせたジャパニーズ・エロティック・クライムストーリーの意欲作である。

ストーリー




警視庁0(ゼロ)課。警察内部でもその存在を知る者はごく僅かである。
捜査のためには手段は選ばず、殺人さえもいとわない特命非合法捜査機関。
唯一所属している0課の女のコードネームは零(レイ) 主人公・レイは戸籍、履歴もなく社会的に抹消された人間。
万一、捜査中に死亡しても身元不明で処理されてしまう運命にあった。
美貌を兼ね備えたクールな眼差し。天涯孤独な孤高のヒロイン。
時には、その豊満な肉体を駆使して犯人を追い詰めてゆく。
事件の始まりは、政界、官界、財界の要人が次々と殺されていく連続殺人事件だった。
全ての事件には必ず謎の女の影が見え隠れしていた。被害者は、誘惑された挙句に 変わり果てた姿となって発見されていたのだ。
警視庁捜査一課のキャリア・早見は、革命思想を持った過激派の犯行と踏んで捜査 の陣頭指揮を執っていてのだが、現場には常にレイの姿が・・・・・
レイにあからさまな不信感と疑念を持ち、0課についても調べ始める早見。
聞き込み、資料調べを反目しあいながらも行動を共にしてしまうレイと早見。
二人は、無意識のうちに惹かれ合ってゆく・・・・・
謎の女暗殺者・ユキは次のターゲットを狙っていた。
自分を邪魔するものは全てが敵。それが、たとえ刑事でも殺す。
やがて捜査は大詰めを迎え、過激派のアジトに迫るレイと早見。
レイの命がけの囮捜査によって真犯人にたどり着く一歩手前で、レイをかばった早見が銃弾に倒れる。壮絶な殉職であった。
早見の墓前で、復讐の炎と化すレイ。
怨念のような狂気で殺人を重ねるユキの本当の目的とは何か・・・・・
過激派の一味というのは彼女の仮の姿であり、その裏側に隠された衝撃の過去が次第に解き明かされてゆく・・・・・。

スタッフ

企画:衣川仲人/加藤威史
企画協力:石橋健司/赤荻武/木村淳/山崎伸介/吉住幸高
原作:篠原とおる(劇画「警視庁0課の女」リイド社刊) プロデューサー:寺西正己
監督:藤原健一
脚本:田中貴大/藤原健一
ラインプロデューサー:浅木大
撮影:中尾正人
音楽:VANA
照明:安部力
殺陣指導:吉沢季代
録音:広川英治
衣装:沢柳陽子
編集:酒井正次
制作協力:フィルムワークスムービーキング
企画協力:CINEMA−R/株式会社リイド社
製作:新東宝株式会社/株式会社 竹書房

キャスト

三浦敦子
範田紗々
三浦誠己
工藤俊作
菅田俊

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す