阿波踊り「伝統芸能」×ヒップホップ「若者文化」 2つの文化が融合する"国民的青春映画"!!

2007年/日本/カラー/??分/ 配給:キュービカル・エンタテインメント

2008年12月19日よりDVDリリース 2007年8/18(土)渋谷アミューズCQN【先行】、8/25(土)他全国順次ロードショー!

©2007「阿波DANCE」Film Partners

公開初日 2007/08/18

配給会社名 0028

解説


300年に一度の奇跡がやってくる!
舞台は徳島・鳴門。高校最後の夏——。
“ヒップホップ”に熱中するヒロインと、
“阿波踊り”を心から愛する男子生徒たちが、
反発しあいながらも、やがてひとつに団結し、
誰も見たことのない“めっちゃカッコいい”踊り、
“AWA DANCE”を作り出す!

“阿波踊り”דヒップホップ”=“AWA DANCE”!!
融合するはずのなかった異文化が今、鳴門の“渦”のように混ざりあう!?
恋も友情もダンスも絶対に“あきらめない”高校生たちに、奇跡の夏は訪れるのか?

400年を超える歴史を持つ日本の伝統芸能“阿波踊り”と、20世紀後半にアメリカで誕生した若者文化の“ヒップホップ”——。歴史も違えば、生まれた国も違う。使われる楽器も、衣装も、ダンスのスタイルも違う。交わるはずのなかった、そしてもちろん、かつて誰も混ぜたことのなかった2つのダンスが、阿波の国・徳島でついに“融合”!まったく新しいダンス“AWA DANCE”が誕生する!
舞台は、“渦”の町・鳴門。高校最後の夏——。東京から転校してきたクールな女子高生・茜は、ヒップホップのダンス大会で優勝経験もある実力の持ち主。だが、徳島で一緒に踊る仲間はいない。一方、地元の伝統、阿波踊りを誰よりも愛する熱い男・コージは、幼なじみの親友ユッキー、カズ、ミノルとともに、部員たった4人の阿波踊り部の活動に情熱を注いでいた。何かにつけ対立する茜とコージ。しかし、茜に恋心を抱くユッキーは、あるアイディアを思いつく。それは鳴門の“渦”のように、阿波踊りとヒップホップが混ざり合う、奇跡のダンス“AWA DANCE”を作ること! 茜とコージもしぶしぶ参加し、かくして“チーム阿波DANCE”が結成される。 だが、何度も訪れる解散の危機……。果たして5人は、“自分たちの踊り”を見つけることができるのか!?
そして、300年に一度現れるという伝説の“奇跡の渦”とは一体?
反発しあいながらも、やがて、ひとつの目的に向かって団結していく“チーム阿波DANCE”のメンバーたち。あきらめずに一生懸命頑張れば不可能も可能になる!スクリーンからあふれ出すそのエネルギーは、自分探しを続ける若者たちに、“今しかできない何か”に挑戦する勇気と元気を与えるはず。そしてかつて青春時代を過ごした大人たちには、忘れかけていた熱い気持ちを思い出させるだろう。とびっきり情熱的な青春映画『阿波DANCE』が、この夏、日本中を感動の渦に巻き込む!

榮倉奈々×勝地涼。フレッシュな顔合わせで贈る、
『シムソンズ』のクリエーターチームが生んだ、もうひとつの国民的青春映画。

茜を演じるのは、榮倉奈々。チアダンスに熱中する高校生を描いた「ダンドリ。〜Dance☆Drill〜」(06/CX)でお茶の間の人気を獲得し、07年は『僕は妹に恋をする』をはじめ、主演映画が続々と公開されている期待の若手女優である。本作ではパワフルでキュートなダンスシーンを披露するほか、両親の離婚と、突然の引越しに戸惑いながらも、心の奥に寂しさを閉じ込めた女子高生の、繊細な感情と成長過程を鮮やかに表現している。一方、阿波踊りに人一倍の情熱を注ぎ込む地元高校生、コージ役には、『亡国のイージス』(05)で注目を集め、映画、テレビドラマ、舞台と幅広く活躍する若手演技派の勝地涼。これまでになく突き抜けた役柄を生き生きと演じ、新境地を開拓。意地っ張りで不器用だが、根は優しくて純粋なコージをこのうえなく魅力的に演じきる。さらに、コージが尊敬してやまない父親役に高橋克実、茜のマイペースな母親に高樹沙耶、茜を見守る祖父に笑福亭松之助。また、コージの幼なじみで、阿波踊り部のメンバーであるユッキー、カズ、ミノル役に、若手注目株の北条隆博、橋本淳、尾上寛之。男同士の熱い友情を、ときにコミカルに、さわやかに、スクリーンに映し出す。加えて岡田義徳と星野亜希が、5人の通う高校の教師役として出演するなど、実力派キャストが豪華に結集!のどかで美しく、素朴で温かい鳴門の風景をバックに描かれる、恋と友情と親子の絆——。スマッシュヒットを記録した青春映画『シムソンズ』のクリエイティブチーム制作のもと、笑いあり涙ありのハートフルなドラマが誕生した!

“AWA DANCE”の振り付けをKABA.ちゃんが担当!
そして主題歌は、TRFの「survival dAnce ’07」!

本作最大のスペクタクル、“AWA DANCE”の振り付けを担当したのは、日本を代表するトップアーティストを担当してきた、人気振付師・KABA.ちゃん。製作チームから出された「映画を見た少年少女が踊りたくなるようなダンスを」とのリクエストに見事に応えつつ、これまでにない、まったく新しいダンスを作り出している。“AWA DANCE”の楽曲を担当するのは、この映画が製作される以前に、阿波踊りのビートとヒップホップを融合させた楽曲「阿波バウンス!」をすでに発表していた徳島出身のアーティスト、CO−KEY。さらに主題歌は、今年15周年を迎えたTRFの名曲「survival dAnce」。本作のために製作された2007バージョン「survival dAnce ‘07」がエンディングを飾る。爽快な気分で劇場を出た後には、“チーム阿波DANCE”と同世代の少年・少女たちはもちろん、その親世代の方々も、きっと一緒に“AWA DANCE”を踊りたくなっているはず! 「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン!」

ストーリー



真っ青な空と海が美しい、瀬戸内の“渦”の町、徳島・鳴門——。

だ が、そんな景色とは裏腹にどんよりした気持ちでこの町に引っ越してきた少女がひとり。川村茜(榮倉奈々)である。東京では、4人組ヒップホップユニット「SO COOL」のリーダー格として活躍し、ダンスにかけては、大会で優勝するほどの実力。ニューヨーク行きを誘われたばかりだったが、突然父と離婚した母・恭子(高樹沙耶)が、茜に相談もなく、勝手に生まれ故郷への里帰りを決めてしまったのだ。入院中の祖父・宗助(笑福亭松之助)の看病をするつもりらしい。新たな住まいは、およそヒップホップが似合わない古い日本家屋。絶望的な気分で「人生終わった……」とつぶやく茜。
その頃、地元の高校生・コージ(勝地涼)は、親友ユッキー(北条隆博)、カズ(橋本淳)、ミノル(尾上寛之)と一緒に、行きつけの「うずしお食堂」にいた。渦オタクの物理教師・湯川(岡田義徳)から聞いたという、300年に一度現れる奇跡の渦伝説を、熱く語り始めるコージ。渦のど真ん中から現れる天女は、背中に黄金の石を背負っていて、その石を拾った者に奇跡が訪れるという。しかも、今年がその300年目に当たるのだ! きっと何かすごいことが起こるに違いない!
「よっしゃ人生これからや!」と意気込む4人。そこに現れたのは、キックスケーターに乗った茜。このあたりで見かけたことのない洗練された美少女の姿に興奮し、「天女さーん!」と叫びながら追いかける4人。途中、コージは、茜が大切にしているダンス大会優勝記念の金メダルを拾う。そうとは知らず、落としたメダルを必死で探す茜。
翌日、転校生として、鳴門西高校に初登校した茜は、さっそくダンス部のドアを開く。だが中では、昨日の4人組が阿波踊りを踊っていた。勧誘された茜だが、「私無理、そんなダサい踊り」と一蹴……。伝説の天水と呼ばれる父・孝雄(高橋克実)を尊敬し、誰よりも阿波踊りを愛する男・コージは、この言葉に激怒。「阿波踊りはこの町の宝や! 400年の伝統あるんやぞ!」と応酬し、ふたりは、校庭でダンスバトルを繰り広げることに。走り寄ってきた生徒たちは、地元の伝統・阿波踊りを支持……するのではなく、初めて見るヒップホップに大興奮するのだった。

阿 波踊り本番まであと1ヶ月。だが、ユッキー、カズ、ミノルはヒップホップに夢中で、阿波踊り部は廃部の危機。茜と踊りたい、でも、コージとの友情を捨てるわけにはいかないと悩む3人。そこでユッキーが思いついた素晴らしいアイディア、それは、阿波踊りとヒップホップを混ぜること! 茜とコージも言葉の弾みで嫌々ながら参加することになり、かくして「チーム阿波DANCE」が結成される! 彼らが目指すのは、「瀬戸内海と太平洋の水が混ざり合う鳴門の渦みたいに」2つの踊りが融合する、誰も見たことのない“AWA DANCE”だ。
マドンナ教師さやか(星野亜希)は、異文化の“融合”に大興奮。伝統に厳しいといわれる貝原校長(久保晶)の賛同も得て、阿波踊り部は茜からヒップホップを習うことに。だが、AWA DANCEは阿波踊りの審査会で、コージの父・孝雄に「こんなん踊りやない」と却下され、披露する場がなくなってしまう。帰り道、いつものように口げんかを始める茜とコージ……。こうして「チーム阿波DANCE」の活動も消滅してしまった。

A WADANCEへの思いを捨てきれないユッキーは、茜を誘い出し、もう一度一緒に踊ろうと説得するが、いい返事はもらえない。一方コージは、茜に金メダルを返す。嬉しいはずの茜だが、「いつまでも昔の自分を引きずっている」とコージに言われ腹を立て、メダルを海に投げ捨ててしまう。そしてニューヨーク行きを決意し、孝雄にAWA DANCEを否定した理由を聞きにいく。「あんたの踊りからは何も伝わってこんかった。阿呆になれてへん」と答える孝雄。それを聞いていたコージは、茜をかばい、日ごろから溜まっていた父への不満を爆発させる……「もうええ、俺らには俺らの踊りがあるんや!」

駅 に向かった茜を追いかけたコージは、海に潜って探し出した金メダルを手渡し、茜をとある場所に連れて行く。そこでは、地元の人たちが熱心に阿波踊りを練習していた。その楽しげな様子を見て、思わず阿波踊りのステップを踏む茜。素直な気持ちで、「もう一度やってみない?」とコージに告げる。こうして、再始動した「チーム阿波DANCE」。だが、茜に恋心を抱くユッキーだけは、複雑な気持ちのまま、いつしか練習に参加しなくなる……。海辺でたたずむユッキーを見つけたコージは、ユッキーを責め、二人は殴りあいに。通りかかった茜が喧嘩を止めようとするが、ユッキーは茜に想いを告白し、その場を立ち去る。「チーム阿波 DANCE」は、再びバラバラになってしまうのだった……。

阿 波踊りの本番当日。会場に集まったのは、コージ、カズ、ミノルの3人だけ。だが、ユッキーと茜が来ない理由を語ろうとしないコージに腹を立てた、カズとミノルも参加を拒否。コージはたったひとりで踊り始める……。

AWA DANCEは幻に終わってしまうのか?
300年に一度の奇跡は起こらないのだろうか?

スタッフ

監督:長江俊和
主題歌:TRF
プロデュース:森谷雄、西前俊典
脚本:大野敏哉
音楽:海田庄吾 
AWA DANCE Choreographer:KABA.ちゃん 
AWA DANCE Music:CO-KEY 
企画・原案・製作プロダクション:アットムービー
協力:徳島県/鳴門市 
特別協力:ローソン
配給・宣伝:キュービカル・エンタテインメント

キャスト

榮倉奈々
勝地 涼
北条隆博
橋本 淳
尾上寛之
岡田義徳
星野亜希
笑福亭松之助
高樹沙耶
高橋克実

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