2007年/日本/カラー/97分/ 配給:エム・エフボックス

2007年11月21日よりDVDリリース 2007年6月9日(土)より東京・新宿トーア、大阪・シネマート心斎橋、名古屋・シネマスコーレにて公開

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公開初日 2007/06/09

配給会社名 0678

解説


 17歳の二宮なぎさに突然訪れた悲劇。癌で母を亡くした翌年、なぎさは母と同じ病院への入院が決まった。「お父さん、私…あとどれくらい生きられる?」
 なぎさは自らの足跡を確かめるかのように旅に出る。行き先は小さなころに過ごしたことのある海辺の町。そこには幼馴染みであり、初恋の人だった聡がいた。まるで昔に戻ったように過ごす日々の中で、なぎさの想いは深くなっていく。しかし、聡は人妻との不倫を重ねていた。病気のことも、恋心も告げぬまま、なぎさの残された時間は淡々と過ぎていく……。
 1980〜90年代の隠れた名曲をテーマにしたBS-iの人気恋愛ドラマシリーズ「恋する日曜日」。その劇場版第2弾は、死期の迫った女子高生の小さな旅を描き、静かで、儚く、それだけに涙を抑えることができない感動ドラマ。
 数々の話題作に出演し、今もっとも注目される女優へと成長した堀北真希が、余命3ヶ月の女子高生という難役に挑戦。「死」と「恋」というふたつの秘密を抱えた心の揺らぎを繊細に表現し、新境地を開拓している。
 なぎさの幼馴染みで、まっすぐな性格ゆえに人妻との恋に溺れてしまう聡に窪塚俊介。その人妻役には高岡早紀。誰も間違っていないのに、おのおのの想いが錯綜していくやるせなさをそれぞれの立場から表現する。
 監督は『ヴァイブレータ』『やわらかい生活』で各賞を総ナメにし、劇場版の第1弾『恋する日曜日』も手掛けた廣木隆一。じっくりとドラマをとらえる独特の手法で、リアルな手触りを残しながらも叙情的な物語を撮りあげた。プロデュースは「恋する日曜日」シリーズを生み出し、女優・堀北真希をデビュー作から見つめ続ける丹羽多聞アンドリウ。本作でも堀北真希に「死」というハードルを設け、新たな魅力を引き出した。
 本シリーズにとって重要な主題歌は喜納昌吉&チャンプルーズによる不朽の名作「花〜すべての人の心の花を」。誰の心にも響く調べは熱くたしかな感動を呼び起こす。
 どこか懐かしい風景のなかで、ひとりの少女が静かな死を迎えていく。その旅のすべてを見届けたとき、感動を超えた「想い」が、温かな涙とともに全身を包み込む。

ストーリー



 余命3ヶ月と宣告された女子高生の二宮なぎさ(堀北真希)は、父に黙ってかつて暮らした町へと旅立つ。そこには初恋の人、石川聡(窪塚俊介)が今も住んでいた。病気のことは告げぬまま、旅行と偽り、聡の家に泊めてもらうなぎさ。聡と過ごす日々で、楽しかった思い出を振り返りつつ彼への想いを募らせるなぎさだったが、聡にはつきあっている女性がいた。人妻の絵里子(高岡早紀)と不倫を重ねていたのだ。ふたりの関係は絵里子の6歳になる娘のまどか(岩本千波)も気づいていた。ある日、なぎさとまどかはバッタリと出会う。ふたりはお互いが抱く寂しい気持ちに共感しあい、なぎさはまどかを衝動的に連れ出してしまう……。

スタッフ

監督:廣木隆一
プロデューサー:丹羽多聞アンドリウ
脚本:渡辺千穂

製作:高西伸兒/田中勇/鈴木径男/内田康史
共同プロデューサー:山口幸彦/永田芳弘
ラインプロデューサー:鈴木浩介
音楽:遠藤浩二
撮影:水口智之
照明:関輝久
録音:深田晃
美術:桜井陽一
編集:木村悦子
主題歌:「花〜すべての人の心に花を」喜納昌吉&チャンプルーズ

制作:BS-i
制作協力:ハニーバニー
協力:学研/NTT DoCoMoグループ
配給:エム・エフボックス
宣伝:ライスタウンカンパニー

キャスト

堀北真希

窪塚俊介

若松武史
岩本千波
吹越満

高岡早紀

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