原題：The Ringer

"ハリウッドの異端児"ファレリー兄弟＋ 『ビヨンド・ザ・マット』B・W・ブラウンスタイン＋ 『ジャッカス・ザ・ムービー』ジョニー・ノックスビル

東京国際シネシティ フェスティバル2006上映作品

2005年12月23日全米公開

2005年/アメリカ/カラー/95分/シネスコ/SR、SR-D、DTS 配給:20世紀フォックス映画

2007年12月05日よりＤＶＤリリース 2007年4月21日より、シアターN渋谷にて過激にロードショー!

(C)2006 Twentieth Century Fox

公開初日　2007/04/21

配給会社名 0057

解説



タブーに取り組み、固定観念に挑みながら、スペシャル・オリンピックスにおける人間の真の勇気を描く『リンガー! 替え玉★選手権』　主演は、『デュークス・オブ・ハザード』（ＤＶＤ公開）、『ジャッカス・ザ・ムービー』のジョニー・ノックスヴィル、共演は『トロイ』『アダプテーション』のブライアン・コックス、『グレイズ・アナトミー　恋の解剖学』（WOWOWで放映）、『ロズウェル／星の恋人たち』、（NHKで放映／DVD）のキャサリン・ハイグル、 『だめんず・コップ』（DVD公開）、『終わりで始まりの４日間』(DVD公開)のジェフリー・アレンド、エドワード・バーバネル、『ゾルタン★星人』（DVD公開）、『ギャラクシー・クエスト』のビル・ショット、レナード・フラワーズ、『バーバーショップ』（DVD公開）、『きみの帰る場所／アントワン・フィッシャー』のレオナード・アール・ハウズ、『ギャラクシー・クエスト』『レスリー・ニールセンの 裸の石を持つ男』のジェド・リース、『第七の予言』『夢の旅路』のジョン・テイラー、『ハリウッド的殺人事件』“Love Stinks”のルイス・アヴァロス、『２番目のキス』『ジム・キャリーはＭｒ.ダマー』のゼン・ゲスナー。
　監督は、『星の王子ニューヨークへ行く』『ナッティ・プロフェッサー／クランプ教授の場合』の脚本で知られるバリー・Ｗ・ブラウスタイン。彼はレスリング・ドキュメンタリー『ビヨンド・ザ・マット』を監督し、ＤＧＡ賞ドキュメンタリー部門アウトスタンディング・ディレクトリアル・アチーブメント賞の候補となり、本作で劇場用長編映画監督デビューを飾る。脚本は、“Family Guy”“The Jeff Foxworthy Show”『ローマン・ブラザーズ』（ディズニー・チャンネルで放映）で知られるテレビのベテラン作家リック・ブリット。
　製作は、ピーターとボビーのファレリー兄弟、ブラッドリー・トーマス、“My Boss’s Daughter”『Ｎ.Ｙ.式ハッピー・セラピー』のジョン・ジェイコブス、『メリーに首ったけ』『ふたりにクギづけ』のマーク・Ｓ・フィッシャー、本作で劇場用長編映画を初めて手がけるクレメンス・フラネク、共同製作はギャレット・グラント、そして、スペシャル・オリンピックス（組織名）の会長ティム・シュライヴァーが製作総指揮を務めている。
　撮影は、 『最‘狂’絶叫計画』『アダルト♂スクール』(DVD )のマーク・アーウイン、プロダクション・デザインは、ファレリー兄弟と長年コラボレーションし、『メリーに首ったけ』『キングピン／ストライクへの道』『ジム・キャリーはＭｒ.ダマー』を手がけたアルラン・ジェイ・ヴェッター、編集は、『１２人のパパ』（DVD）、『ブルース・ブラザース』のジョージ・フォルシー・Jr、音楽は、『ロード・オブ・ドッグタウン』『ライフ・アクアティック』のマーク・マザースボウ、音楽スーパーバイザーは、“Neo Ned”のトム・ウルフと『２番目のキス』『ふたりにクギづけ』のマニッシュ・ラヴァル、衣裳デザインは、『ディッキー・ロバーツ　俺は元子役スター』（DVD）『ギリーは首ったけ』（DVD）のリサ・ジェンセン、キャスティングは、“Miss Congenialty 2: Armed and Fabulous”『炎のメモリアル』のナンシー・フォイ。

ストーリー


　『ジム・キャリーはＭｒ.ダマー』『メリーに首ったけ』『愛しのローズマリー』で知られるプロデューサーの名コンビ、ファレリー兄弟の大胆不敵な最新コメディは、こう問いかける。「コメディは、ハチャメチャに奇想天外で、サイコーにドタバタしていようとも、それでも観る者の心に何かステキなものを残せるか？」　その答えが、この『リンガー! 替え玉★選手権』だ。これは、観客を大爆笑させるだけでなく、エモーショナルな高揚感を与える物語である。フツーの男がスペシャル・オリンピックスの大会（知的発達障害者オリンピック）に不正出場しようと企み、その中でスペシャルであるということの真の意味を知る。
　スティーヴ・バーカーは（ジョニー・ノックスヴィル）は、ありふれたデスクワークしかやらされていない、ただの“イイ奴”だ。ところが、運命のいたずらが彼の人生を変え、そして、“成功”についての彼の定義が完全に逆転する。ある日のことスティーヴは意を決して、上司に昇進を願いでる。驚くべきかな、彼の願いは聞き届けられる。ただし条件が１つ。長年管理人として働いて来たスタヴィ（ルイス・アヴァロス）をクビにすること。解雇通告を聞き取り乱すスタヴィ。少しでもショックを和らげようとスティーヴは、彼を個人的に雇うことにする。ところがその決断があっという間に裏目に出て、芝刈り作業の事故でスタヴィは、指を数本失い入院。おまけに医療保険もないときた。
　スタヴィの指を救うには現金が必要だ。困ったスティーヴは、お調子者の叔父ゲイリー（ブライアン・コックス）に相談するが、ゲイリーは、ギャンブルのせいで雪だるま式にふくれ上がる借金でお悩み真っ最中。そして、案の定ゲイリーは、想像を絶する卑劣で最低最悪、そんな事がもし可能ならクレイジーだというようなアイディアを思いつく。ゲイリーの提案はこうだ。かつて陸上のスターだったスティーヴが、来たるスペシャル・オリンピックスの大会に“替え玉”として出場し、五種競技で６度の金メダルに輝く史上最高のチャンピオン、ジミー（レオナード・フラワーズ）をうまく破れば、自分はジミーが敗北する方に賭けているので大儲けができる。
　スタヴィのことで良心の呵責に苦しんだスティーヴは仕方なく、この言語道断なプランに乗り、新たな人格“ジェフィ”になりすます。しかし、上手に知的発達障害者になりすますのは、彼が想像していたよりも遥かに難しいチャレンジだった。まず、彼が恋心を寄せるスペシャル・オリンピックスのボランティア、リン・シェルダン（キャサリン・ハイグル）に自分の障害を信じさせること。自分を悩ます子犬のように騒がしい選手仲間達の友情を得ること。そして何よりも、出場競技の全てに勝つのは到底ムリそうだった。
　さらに悪いことには、彼の詐欺行為が、スティーヴの選手仲間達に気づかれてしまう。しかし彼らは、スティーヴの正体をバラす代わりに、自分達でトレーニングしようと決める。彼らは、高慢ちきなジミーを表彰台から引きずり下ろしたかったのだ。仲間達が与えたトレーニング法は、どんなスポーツでも見たこともないものばかり。それでもスティーヴは、新しい友達のために、金メダルを目指してトレーニングに励み、その中で彼は戸惑いよろめきながら、ようやく、自己ベストを手に入れるのだった。

スタッフ

監督:バリー・W・ブロウスタイン
脚本：リック・ブリット
製作：ピーター・ファレリー、ブラッドリー・トーマス、ボビー・ファレリー、ジョン・ジェイコブス
製作総指揮：ティム・シュライヴァー
撮影：マーク・アーウィン
プロダクション・デザイン：アルラン・ジェイ・ヴェッター
編集：ジョージ・フォルシー・Jr
共同製作：マーク・Ｓ・フィッシャー、クレメンス・エマニュエル・フラネク
音楽：マーク・マザーズボウ
音楽スーパーバイザー：トム・ウルフ＆マニッシュ・ラヴァル
衣裳デザイン：リサ・ジェンセン
キャスティング：ナンシー・フォイ

キャスト

ジョニー・ノックスビル
ブライアン・コックス
キャサリン・ハイグル
ジェフリー・アレンド
エドワード・バーバネル
ビル・ショット
レオナード・フラワーズ
レオナード・アール・ハウズ
ジェド・リース
ジョン・テイラー
ルイス・アヴァロス
ゼン・ゲスナー

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