原題:Smokin' Aces

7人の暗殺者、ターゲットは1人— 報酬は100万ドル!殺(や)るのは誰だ!!

2006年/アメリカ/カラー/109分/ 配給:UIP映画

2010年10月22日よりDVDリリース 2009年07月08日よりDVDリリース 2007年09月13日よりDVDリリース 2007年5月12日(土)より有楽町スバル座ほか全国ロードショー

(C)2006 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

公開初日 2007/05/12

配給会社名 0081

解説


『パルプ・フィクション』『キル・ビル』『スナッチ』を超えた 新感覚のハイテンション・バイオレンス・ムービー誕生!

 型破りなまでにスピーディで、まったく先の読めないストーリー展開。なにをするにもひと筋縄ではいかない、曲者揃いの登場人物たち。あらゆる想定をことごとく裏切り、突如襲いかかってくるバイオレンス・アクション。これまでにクエンティン・タランティーノやガイ・リッチーが築き上げてきたクライム・アクションの伝統をさらなる次元へと引き上げ、『パルプ・フィクション』や『スナッチ』をも超える興奮度で、オープニングからラストまでノンストップで疾走しまくる衝撃の話題作、それがこの『スモーキン・エース/暗殺者がいっぱい』だ。

 ラスベガスの人気マジシャン、エースは、裏社会のギャングたちと付き合ううちに、彼らの世界にすっかり魅了されてしまい、自らもマフィアの真似事を始めた。だが、しょせんは素人に過ぎない彼の参入は、ラスベガスの裏社会に大混乱を巻き起こすことに。あげくの果てに逮捕されてしまったエースは、終身刑を免れるために、FBIとの司法取引に応じようとしていた。
 裏切り行為に腹を立てたマフィア界の超大物ボス、スパラッザは、エースの心臓(命)に100万ドルの報奨金を出し、謎の暗殺者を調達する。だが、その噂はまたたくまに広がり、今や世界中の名うてのプロの殺し屋たちが、タホ湖のリゾート・ホテルの最上階に身を隠すエースの心臓を狙いはじめていた。FBIは無事にエースを守り抜くことができるのか? それとも、殺し屋の誰かが先にエースのもとにたどりつき、彼の心臓を手にするのか? それぞれの思惑が非情に飛び交うなか、空前絶後の殺し合いが幕を開ける……。

クエンティン・タランティーノ、ガイ・リッチーに次ぐ新鋭フィルム・クリエイターと豪華スタッフ&キャストが集結!

 監督は、02年に公開されたクライム・アクション『NARC ナーク』で世界中の映画ファンを熱狂させ、一時は『M:i:Ⅲ』の監督にトム・クルーズから直々に指名されたことでも話題を呼んだジョー・カーナハン。本作のあとには、ジェームズ・エルロイ原作で、『L.A.コンフィデンシャル』の続編に当たる”White Jazz”(製作・主演ジョージ・クルーニー)の脚色を手がける人気者に。本作の映像感覚は、今までに数々の映像世界を披露してきたクエンティン・タランティーノ、ガイ・リッチーそしてロバート・ロドリゲスを超える才能とメディアの注目が加熱しているカーナハンである。

 そんなカーナハンの規格外の才能に惚れこみ、俳優陣にも信じられないくらい豪華な顔ぶれが揃った。練りに練られたプロットの中心に位置する天才マジシャン、エース役を演じるのは、人気テレビ・ドラマ”Entourage”での演技で火がつき、全米で大ブレイク中のジェイミー・ピヴェン。FBI副長官のロックを、『ゴッドファーザーPartⅢ』でアカデミー賞(R)にノミネートされ、最近では『オーシャンズ11』シリーズへ出演のアンディ・ガルシア、保釈保証人デュプリー役を『アルマゲドン』『パール・ハーバー』のベン・アフレック、ベテランFBI捜査官のカラザーズを『グッドフェローズ』『NARC ナーク』のレイ・リオッタ、その相棒のメスナー捜査官に『ブレイド2』『悪魔の棲む家』のライアン・レイノルズなど、今のハリウッドを代表する超一流の個性派俳優たちが勢ぞろい。さらにR&B界とヒップホップ界からの刺客として、現代の音楽シーンで最も旬なアーティスト、アリシア・キーズとコモンがそれぞれ本作でスクリーン・デビューを飾り、本職の俳優も顔負けの名演技を披露してくれている点も見逃せない。
 製作は、今まで『ブリジット・ジョーンズの日記』『ラブ・アクチュアリー』などのラブコメから最近では、『ザ・インタープリター』『ユナイテッド93』そして最近作の『輝く夜明けに向かって』等の社会派を世に贈り続けていた、あのワーキング・タイトルが手掛ける。今までとは異色のジャンルとなるが、共同設立者でもあるティム・ビーヴァンとエリック・フェルナーが是非作りたかったと言わせた作品である。製作総指揮を、『オー・ブラザー!』『ディボース・ショウ』のロバート・グラフと『ザ・インタープリター』のライザ・チェイシンが製作総指揮を手掛けている。
 その他カーナハンと新たに組んだクリエイティブ・チームには、撮影のマウロ・フィオーレ(『アイランド』『トレーニングデイ』)、プロダクション・デザイナーのマーティン・ホイスト(『フォーン・ブース』『アイランド』)、衣装デザイナーのメアリー・ゾフレス(『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』『オー・ブラザー!』)、編集者のロバート・フレイゼン(『セックス・アンド・マネー』)ら。音楽は、クリント・マンセル(『レクイエム・フォー・ドリーム』『サスペクト・ゼロ』)が担当している。

 07年のハリウッドでもっとも”ヤバい”監督のもと、最高級のキャスト&スタッフが総集結。時代のど真ん中を撃ち抜くスタイリッシュなハイテンション・バイオレンス・ムービーの新たな傑作が、今ここに誕生した!

ストーリー



STORY
7人の暗殺者、ターゲットは1人──
報酬は100万ドル! 殺るのは誰だ!!

 FBI捜査官のメスナー(ライアン・レイノルズ)とカラザーズ(レイ・リオッタ)は、過去に100件以上もの殺しを請け負ったと噂されるマフィア組織のボス、スパラッザ(ジョセフ・ラスキン)の邸宅で張り込み中に、スパラッザの腹心が謎の男にかけた電話の盗聴に成功した。「じいさんはイズラエルを殺すために、スウェーデン人の暗殺者を雇った。『イズラエルの心臓がほしい』と言ってる。おれたちが先に誘拐して、身代金をせしめよう」。スパラッザがイズラエルの心臓に賭けた報奨金は、100万ドルという桁違いの大金だった。メスナーとカラザーズは思わず顔を見合わせた── いったい、そのイズラエルとは何者なのか?

 バディ・イズラエル、通称”エース”(ジェレミー・ピヴェン)──ラスベガスのMGMホテルのメインルームを常に満員御礼にしてしまうほどの人気マジシャンである彼は、スパラッザをはじめとするギャングたちから気に入られ、裏社会に出入りしているうちに、自分もその世界でのし上がれると勘違いし、見よう見まねで独自の組織を築き上げた。だが、しょせんは付け焼刃──彼の強引なやり方はラスベガスの裏社会全体に大混乱を巻き起こし、あげくの果てには” エース”自身が逮捕されるという事態に陥っていた。
FBI副長官のロック(アンディ・ガルシア)は、過去にFBI捜査官の殺害にもかかわったと見られるスパラッザのこれまでの容疑の証拠を得るために”エース”に司法取引を持ちかけた。一時的に保護監察下に置かれた”エース”がその取引を飲めば、スパラッザに命を狙われることは間違いない。が、その一方で、このままでも終身刑は確実──タホ湖のカジノ・ホテルのペントハウスで、最も信頼する右腕のアイビー(コモン)と共に身を隠す”エース”は、ぎりぎりの決断を迫られていた。自分のもとに、最強の殺し屋たちが近づいていることなど知りもせずに…。

“エース”の心臓に100万ドルの値段がつけられた噂はたちまち広がり、世界中から名だたる暗殺者たちが群がりはじめた。クールな美貌のサイクス(アリシア・キーズ)とスナイパーのシャリス(タラジ・ヘンソン)の女殺し屋ペア。その場にいる人間をだれかれ構わず容赦なく殺しまくると評判のトレモア兄弟(クリス・パイン、ケヴィン・デュランド、モーリー・サーリング)。非情な拷問のスペシャリストのアコスタ(ネスター・カーボネル)。変装のプロで、正体不明のスート(トミー・フラナガン)。そして、スパラッザが雇ったという正体不明のスウェーデン人…彼らはみな、自分が報奨金を得るためなら、警官やほかの暗殺者を殺すことも辞さない、プロ中のプロばかりだ。
しかも、”エース”が滞在するホテルに向かっているのは、殺し屋だけではなかった──”エース”の弁護士リード(ジェイソン・ベイトマン)からの依頼でエースをベガスへ連れ戻すしがない保釈保証人、デュプリー(ベン・アフレック)とその仲間たち(ピーター・バーグ、マーティン・ヘンダーソン)の3人組、さらにはイズラエルの保護を任されたFBI捜査官のメスナーとカラザーズもまた、タホ湖のホテルをめざして車を走らせていたのだ。

錯綜する思惑。すれ違う暗殺者たちの影。ホテルの最上階で待つ”エース”のもとに最初にたどりつけるのは誰なのか? メスナーとカラザーズのふたりは彼の命を守り切れるのか? それとも、暗殺者のうちの誰かが先に”エース”の心臓を手にするのか? それぞれの人生を大きく左右する運命の18時間が、今まさに幕を開けようとしていた…!

スタッフ

監督・脚本:ジョー・カーナハン
製作:ティム・ビーヴァン&エリック・フェルナー
製作総指揮:ロバート・グラフ
撮影:マウロ・フィオーレ
プロダクション・デザイナー:マーティン・ホイスト
衣装デザイナー:メアリー・ゾフレス
編集者:ロバート・フレイゼン
音楽:クリント・マンセル

キャスト

ベン・アフレック
アンディ・ガルシア
ジェイミー・ピヴェン
レイ・リオッタ
アリシア・キーズ
コモン
ライアン・レイノルズ
ピーター・バーグ
タラジ・ヘンソン
クリス・パイン
マーティン・ヘンダーション
ジェイソン・バイトマン
アリシア・キーズ

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