原題:MODULATIONS

私たちはエンタテイナーじゃない。音の科学者だ。                          ・・・クラフトワーク

1998年/アメリカ/カラー/35mm/75分 配給:アップリンク

2000年7月22日より新宿ジョイシネマにてレイトショー 2000年12月15日よりビデオ・DVD 同時発売/レンタル開始

公開初日 2000/07/22

配給会社名 0009

解説

現代の最も刺激的な音作りのために、人間と機械が融合した。音楽史上、貴重なこの瞬間が、長編ドキュメンタリー映画『モジュレーション』である。

『モジュレーション』は、エレクトロニック・ミュージックの発展を、20世紀における最も著しい芸術的発展とみなしている。そして、クラフトワークが新しく開発したシンセサイザー・ドローンやジョルジョ・モルダーの冷たいユーロ・ディスク、あるいはアフリカ・バンバータのエレクトロ・ファンクや現在のプロディジーの国際的スーパースターの地位など、アヴァンギャルドな作曲家たちの活発な活動を交互に映し出しながら、このポスト・ヒューマンなテクノ・サウンドの自由奔放な一連の流れを捉え、焦点を当て賞賛している。

本作は、ターンテーブルを楽器に作り替えてしまった子供たちや、初期のシンセサイザーでアシッド・ハウスを作り出した、ディスコに幻滅を覚えた元ディスコ愛好家たちの姿を追う。また一方で、ドラム・マシーンに救いを求めた、都会では居場所が見つからないモーター・シティーの一人ぼっちの若者たちや、信号音や機械音を使って自分たちの疎外感を埋めるダンスフロアの賛歌を生んだイギリスの若者たちに注目する。

『モジュレーション』は、今日のエレクトロニック・ミュージックの理解を深めるに不可欠な歴史と背景を提供する。その映像は、エレクトロニカの愛好家たちを楽しませる一方で、そうでない者たちの価値観をもリミックスしてしまうだろう。

現在のエレクトロニック・ミュージック・シーンのスター達、息を呑むほどの豪華メンバーのインタビューやカッティング・エッジなビジュアル。スタジオ内の貴重なフィルムやライヴ・パフォーマンスなどを交えながら疾走する75分である。

主な登場ミュージシャン/ジェネシス・P・オリッジ、ロバート・ムーグ、ビル・ラズウェル、ロニ・サイズ、アフリカ・バンバータ、オウテカ、ホワン・アトキンス、田中フミヤ、プロディジー、デヴィッド・トゥープ、ジョルジオ・モロダー、マーシャル・ジェファーソン、デリック・カーター、ケン・イシイ、オービタル、オヴァル、シュトックハウゼン、ホルガー・シューカイ&イルミン・シュミット、他

ストーリー

スタッフ

監督:イアラ・リー
プロデューサー:ジョージ・グンド

キャスト

ホアン・アトキンス、
シュトックハウゼン、
ジョン・ケージ、
オウテカ、
ケン・イシイ

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