原題:THE FACULTY

襲撃!…寄生!…同化! この夏、最大の“恐怖”来襲 あなたが知らない、人類への侵略が始まっている!!

1998年/アメリカ映画/ビスタサイズ/104min/日本語字幕:石田泰子 ドルビーデジタル、ドルビーSR,DTS,SDDS ギャガ・ヒューマックス共同配給 オリジナル・サウンドトラック:(株)ソニー・ミュージックエンタテイメント/衣裳協力:TOMMY JEANS

1999年8月7日より 全国松竹・東急洋画系劇場にて公開予定

公開初日 1999/08/07

配給会社名 0025/0145

解説

○誰が“それ”に魂と体を乗っ取られたのか?
人類の未来をかけた、侵略への挑戦が、今、始まる!!
“それ”の人類への侵略は突然始まった。人々は気が付かぬ間に襲撃を受け、寄生されていく。その魂はもはや人間のものではない。寄生された者たちは、さらに仲間を増やすため次の人間を襲撃し寄生していく。彼らの繁殖の源は水。人間にとって水は無くてはならないものであり、人間の体は、90%が水分で構成され、“それ”にとって寄生するのは非常に容易い。人類は闘う前に敗北を向かえるはずだった、全ての人々が寄生され、その生物に支配されるはずであった。7人の若者たちがその寄生という静かな侵略に気が付くまでは……。
『デスペラード』(95)『フロム・ダスク・ティル・ドーン』(96)のロバート・ロドリゲス監督が、『スクリーム』(96)の脚本家ケビン・ウィリアムソンと組み放つ、寄生体サスペンス『パラサイト』。その恐怖とスリルは、絶望と疑心。いったい誰が“それ”に寄生され、誰が人間なのか?

昨日まで恋人だった者が、親友だった者が、知らない間に寄生され、“それ”に同化されていたら…。いつのまにかに自分だけが人間で、周りの者が全て人間では無くなっているという恐怖。誰も信じられなくなっていく極限の恐怖の中、“それ”の寄生による侵略を防ぐ方法は果たしてあるのか?“それ”の母体は一体どこにいるのか?人類の生存をかけた孤独な闘いが、今ここに始まりを告げる。

○全米で今最も期待を集める若手俳優が集合! そしてついに日本上陸!!
『パラサイト』には1人のスーパーヒーローは存在しない。絶望の中で闘う若者たち全員が主人公である。その主人公たちを演じるため、全米から超有望な若手俳優たちがピックアップされた。21世紀のハリウッドを背負う、次の時代のブラッド・ピットやディカプリオ、デミ・ムーアとなることを期待された、実力を備え可能性に満ちた若手俳優たち。
ワイルドで知的なカリスマ性を持つジークに、全米でポスト、ブラッド・ピットの呼び声も高いジュシュ・ハートネット。美貌とリーダーシップを兼ね備えたデライラに、数多くのTV出演や〈セブンティーン〉の表紙を飾るなど注目を集めるジョーダナ・ブリュースター。内気ながら異変に最初に気が付き闘いを挑むケイシーに、カンヌ映画祭で絶賛された『アイス・ストーム』(98)、世界中で大ヒットを記録したスピルバーグ製作の『ディープ・インパクト』(98)等で繊細かつ確実な演技力を示した若手実力派イライジャ・ウッド。
音楽界からはグラミー賞ノミネート、アルバム<マイ・ウェイ>がビルボード初登場4位と近年大活躍をみせる若手ラッパー、アッシャー・レイモンドが映画初出演を飾っている。
そして全米で超ヒットを記録した『She’s All That』(98)のクレア・デュバル、テレビシリーズで活躍しているローラ・ハリス、『イン&アウト』(97)をはじめ、今後を期待されるショーン・ハトシー等、将来が有望な若手俳優たちが競演を果たしている。
その他、脇を固める個性的な俳優たちは『デスペラード』(95)のサルマ・ハエック、『ターミネーター2』(91)のロバート・パトリック、『PLAYING BY HEART』(98)のジョン・スチュアート、『キャリー』(76)のパイパー・ローリーとなっている。

○ロバート・ロドリゲス(『デスペラード』『フロム・ダスク・ティル・ドーン』)+ケビン・ウィリアムソン(『スクリーム』)=エンターテイン メントの曲者が放つ、スーパーイベントムービー!!
ロバート・ロドリゲス、この名前は全世界の映画ファンにとって特別な意味を持つ。物語の疾走感、映像の爆発力、登場人物の躍動感、彼が作る映画はまさにこれぞエンターテインメントという気合に満ちた作品ばかりである。本作『パラサイト』も、パワーがスクリーンから炸裂し観る者すべてをノックアウトする強烈な作品に仕上がった。
そして脚本は『スクリーム』の世界的ヒットで一躍時代の最先端を行く脚本家となったケビン・ウィリアムソン。彼が傑作『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』(56)に敬意を表し執筆した脚本を、ロドリゲス監督に持ち込みこの夢の顔合わせは実現した。
音楽はあのピンク・フロイドの<アナザー・ブリック・イン・ザ・ウォールPART2>をアリス・イン・チェインズのレイン・ステリー(Vo)、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロ(g)、元ポルノ・フォー・パイロスのマーティン・ル・ノーブル(b)とステファン・パーキンス(ds)が即興ユニット、クラス・オブ・’99を結成しエアロスミスの「ミス・ア・シング」のプロデューサー、マット・サーレティックの下、カバーしている。
映画、音楽両面において世界中で熱い注目を集める『パラサイト』。いよいよこの夏日本に上陸する。

ストーリー

地球を最後の安住の地とするべく“それ”はやってきた…“水”を介し人類に”寄生”する謎の生命体。7人の若者達が、迫り来る侵略と謎の恐怖に、今、立ちむかう!

[サナギ]

内気で友達の少ないケイシー(イライジャ・ウッド)は、ある日、偶然グラウンドで奇妙なサナギのようなものを発見する。水槽に移し皆で観察をしていると、それは突然変異を起こし、さらに触れると2つに分裂したのだ。この見たことも無い現象に驚いたケイシー達は新種の生命体の可能性があると、大学の研究室に分析を依頼することにする。

[変 化]
時を同じくして周囲の人間が奇妙な振舞いをすることにケイシーは気づく。
スプリンクラーの水に打たれたり、更衣室のシャワーに飛び込んで来たりという不可解な行動を取り始めたのだ。目の当たりにしたこの異様な状況を訴えるケイシーだが、根拠のないことだと全く信じてもらえない。しかし、変化はそれだけでは済まなかった。皆一様に大量の水を飲むなどの奇行を繰り返すようになったのだ。まるで“何か”に“憑りつかれた”かのように…。道ゆく人、警察官、自分を愛しているはずの両親、恋人、そして友人。「昨日とは全てが違う…。一体何が起こっているのか?」そしてケイシーはある結論に達した。

[寄 生]
「人類は得体の知れない何かに寄生されているのかもしれない!」ケイシーはこのとんでもない自分の仮説を、ジーク(ジョシュ・ハートネット)デライラ(ジョーダナ・ブリュースター)ら6人の仲間に打ち明け、真実を確かめるため水槽の中の“それ”を調べようと再び研究室を訪れる。そこで彼らが目にしたものは、カラの水槽と、なんと既に“それ”に乗っ取られた人間だったのだ!!
——人類への突然の襲撃はこうして始まった。
“それ”は彼ら人間を寄生し同化させるべく、7人に襲いかかってきた。間一髪でその魔の手から逃れることができたケイシー達は、増殖していたサナギを捕らえ、彼らの中で一番のキレ者・ジークにより分析が行われた。

[水]

その結果は彼らに恐怖と絶望をもたらすものだった。細胞組織は殆ど水で構成されており、生きていく為には“宿主”が必要だということ、それ自体が個々の生物なのではなく、“母体”の一部であるということ、そしてこの寄生体はなんと「水」を媒介にして人類に寄生していたということ!人間の体の90%を占めている「水」。 この事実は“それ”による寄生が大変容易であり、誰が寄生されていて、誰がされていないか、全く判断できないということを意味するのだった。

[絶望と疑心]
そう、目の前にいる残された友人達が“それ”に寄生されていないという確証は何もないのだ。もしかしたらこの中の誰かが、既に寄生されているかもしれない。寄生されていないのは自分だけなのかもしれない。数分前まで話しをしていた友人が、その魂と体を既に乗っ取られ“寄生”されているとしたら……。ケイシー達に一気に不安と恐怖が押し寄せる。7人の仲間の中に“寄生”されている人間がいるのか、いないのか。ジークは、デライラは、そして自分は?
立ち向かう敵が誰なのか、どこにいるのか、そしてなぜ地球を侵略し始めたのか。それが“わからない”という恐怖ほど、恐ろしいものはない。誰も信じられなくなっていく極限の状態の中で、ケイシー達7人は”母体”を見つけだすことができるのか?そしてその寄生による“繁殖”を防ぐ手段は果たしてあるのか?

“水”“疑心”“寄生”
謎の生命体の予期せぬ襲撃。人類の存亡を賭けた彼らの孤独な闘いが、今、幕を開ける!!

スタッフ

監督・編集:ロバート・ロドリゲス
脚本:ケビン・ウィリアムソン
製作:エリザベス・アベラン
撮影監督:エンリケ・シャディアック
音楽:マルコ・ベルトラミ
視覚効果スーパーバイザー:ブライアン・ジェニングス
衣裳:マイケル・T・ボイド
美術:ケリー・ホワイト

キャスト

ジーク:ジョシュ・ハートネット
デライラ:ジョーダナ・ブリュースター
ケイシー:イライジャ・ウッド
ゲイブ:アッシャー・レイモンド
ストークリー:クレア・デュバル
メアリーベス:ローラ・ハリス
スタン:ショーン・ハトシー
ウィリス:ロバート・パトリック
バーク:ファムケ・ヤンセン
ファーロング:ジョン・スチュワート
オルソン:パイパー・ローリー
ハーパー:サルマ・ハエック

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