原題:Elizabethtown

すべてを失った僕を、待っている場所があった… この秋、爽やかな感動でみたされる6日間の愛のストーリー

アメリカにて2005/7/29公開

2005/アメリカ/カラー/118分/ 配給:UIP映画

2006年04月21日よりDVDリリース 2005年11月12日、日劇1ほか全国ロードショー

(c) 2005 by Paramount Pictures.

公開初日 2005/11/12

配給会社名 0081

解説




生きることの素晴らしさを伝えたい—–

映画『エリザベスタウン』は、アメリカ南部・ケンタッキー州エリザベスタウンを舞台に、ある一族の家長の大仰で滑稽な葬式から始まる、思いがけない恋の物語。素敵な出逢いはいつ起こるか分からない…そんな事を信じさせてくれる心に響くストーリーだ。

脚本・監督のキャメロン・クロウは本作で「よく知りもしなかった人にどうやって別れを告げればいいのか?」と問いかける。自身の体験を元にした『あの頃ペニー・レインと』でアカデミー脚本賞(2000年)を受賞したクロウだが、今回は父の急死という体験から『エリザベスタウン』を書いた。
物語の中心は、父が死んで初めて自分の家族のルーツ、父親自身、そして自分のルーツに目覚めていく若者だ。彼を支えるのは、ケンタッキー州エリザベスタウンでの葬儀に向かう途中に出逢った底抜けに明るいスチュワーデス。上質なユーモアとドラマが織り交ざり、他に類をみない、あの独特なキャメロン・クロウスタイルの作品に仕上がっている。

クロウは、本作『エリザベスタウン』を、人を純粋に感動させると同時に笑わせることが出来る、父親が好きだったような映画にしたかったと語る。「『アパートの鍵貸します』みたいな映画…泣かせるけど笑わせる、父はそういう作品が大好きだったんだ。」

「キャメロンは人生をそのままスクリーンに描き出すことが出来る人だ」と主役ドリュー・ベイラー役のオーランド・ブルームは語っている。「誠実で人間味溢れ、心が張り裂けそうになると同時に、笑ってしまうんだ。」

無茶苦茶前向きな性格で、ドリューが変わるきっかけになるヒロインを演じたキルスティン・ダンストも同様の意見だ。
「この作品は人生についての話なの。コメディだけでなく、ドラマだけでなく、恋愛だけでもない…人と人の心の触れ合いについて描いた人生そのものの物語。たくさんの物語が重なって、まさにキャメロン・クロウ的な作品ね。」

この物語を書く事は、クロウ自身にとっては、私的で感動的な作業だったと言う。「パーソナルになればなるほど良い…何が本物で、何に感動したかは自分自身が一番よく知っている—-そしてそれが自分に大きく影響していれば、それは普遍的な体験なんだ。」

ストーリー




突然の解雇、恋人との破局、そして父の死。
僕はあの時、生きる力をなくしていた・・・。
生活を犠牲にしてまで8年もの間情熱を傾けてきた、新しいシューズ開発のプロジェクトが失敗。商品の返品が相次ぎ、デザイナーのドリューは解雇される。しかも6日後には、彼ひとりの責任として、企業の損失がビジネス紙で公表されることに…。夢に破れ、生きる気力を失ったドリューは、世間の失笑をかう前に人生を終わらせる覚悟をする。そこに、追い討ちをかけるように知らされる父の死—。失意の中、父の故郷であるケンタッキー州の小さな街、エリザベスタウンへと出発する。親戚たちとの触れ合い、初めて知る亡き父の姿、新しいロマンス——美しいその街で過ごすうち、ドリューの傷ついた心も次第に癒されていく。そして迎える運命の『6日後』とは・・・?

スタッフ

監督・脚本:キャメロン・クロウ
製作:キャメロン・クロウ、トム・クルーズ、ポーラ・ワグナー

キャスト

オーランド・ブルーム
キルスティン・ダンスト
スーザン・サランドン
アレック・ボールドウィン
ジェシカ・ピール

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