原題:Late Bloomer

住田雅清容疑者。 42歳、重度身体障害者。 コロスゾ

第5回東京フィルメックス・コンペティション作品、他14カ国、17映画祭に出品

2004年/35ミリ/モノクロ/83分 製作・配給:シマフィルム

2010年04月02日よりDVDリリース 2008年3月6日よりシアターN渋谷にてレイトショー 2007年12月1日、ポレポレ東中野他にてレイトショー その後、第七藝術劇場、京都シネマ、福知山シネマなど、全国順次公開 第5回東京フィルメックス(2004年11月20日〜28日、有楽町朝日ホール他)にて上映

公開初日 2004/11/20

公開終了日 2004/11/28

配給会社名 0424

解説


主演 住田雅清42歳 重度身体障害者
大阪在住の住田雅清は重度の脳性麻痺を持つ障害者。移動は電動車椅子、コミュニケーションはトーキングエイドというキーボードで音声を出す機械を使い、介護者のサポートを受けながら自活する傍ら、ショッキングなライヴパフォーマンスが熱狂的な支持を受けるなど、幅広く活躍。本作は本名のまま「襲い人・住田」役に体当たりの演技で挑戦した初主演作品。

モノクローム×ノイズのかつてないグルーブ!
全編を覆う狂気を孕んだモノクローム映像と、耳から離れないノイズ・ミュージック。
その実験的なアプローチで世界中から支持を受けるworld’s end girlfriendが手がける『おそいひと』の音楽は、斬新なカメラワークと相俟って、観る者の身体から鮮烈なカタルシスを放出させる。この中毒性ある濃厚な映像体験に、神経を激しく揺さぶられることは間違いない!

大阪芸術大学の最終兵器・柴田剛監督の傑作 ついに日本解禁!
毎回、誰もが恐れをなす危険なテーマに挑み、その先鋭的センスと爆発的発想力から、“要注意人物”として注目される監督の柴田剛。熊切和嘉監督「鬼畜大宴会」(97)、山下敦弘監督「腐る女」(97)の製作に協力し、99年、長崎の原爆音に取り憑かれた男の悲劇を描いた「NNー891102」で衝撃デビュー。「おそいひと」は「第5回東京フィルメックス/TOKYO FILMeX2004」のプレミア上映以来、センセーショナルなテーマのため日本映画界から封殺されつづけてきた問題作。海外映画祭での高い評価が逆輸入し、3年という月日を経て、ついに日本凱旋上映が決まった。

ストーリー





電動車椅子で移動し、ボイスマシーンで会話を交わす。重度の身体障害者である住田(住田雅清)は介護者のサポートを受けて一人暮らしをしている。また、住田のよき理解者でもあるバンドマンのタケ(堀田直蔵)とつるみながら、平穏な日々を過ごしていた。
そんなある日、住田のもとに大学の卒業論文のために介護を経験したいという敦子(とりいまり)が現れる。そんな経験は何度もしているはずの住田の中で、自身にも整理しきれない違和が蠢き始め、混沌とし、次第に狂気に身を委ねていく…。そして、住田はあるひとつの決心をするのだが…すべては血塗られた結末へと加速的に収束されていく。

スタッフ

製作:志摩敏樹
原案:仲悟志
撮影:高倉雅昭、竹内敦
録音:森野順
編集:市川恵太、鈴木啓介、熊切和嘉、柴田剛
音響効果:宇野隆史
音楽:world’s end girlfriend、バミューダ★バガボンド
監督:柴田剛
製作・配給:シマフィルム
配給協力:ポレポレ東中野

キャスト

住田雅清
とりいまり
堀田直蔵
白井純子
福永年久
有田アリコ

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