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年間、何百本というホラー映画が製作されるタイにおいて、群を抜く大ヒットを記録した怨恨ホラー。『マッハ！』『アタックナンバーハーフ２』に続いて年間ベスト４に輝いている。（現在、続編が撮影中）
監督はデビュー作『キラータトゥー』（VHS・DVD　9月3日発売／タキコーポレーション）のブレイクで、いきなりスターダムへ駆け上がったユッタルート・シパパック。前作で魅せたハリウッド顔負けのガンアクションとはうってかわったホラー映画というジャンルにおいても、独自のユーモアセンスを活かし（観客にいい意味でスキを与え）、恋心が狂気に変わる様子を背筋が凍りつく精神的な怖さで描いている。巧みな手腕に圧巻！主演は『地球で最後のふたり』で浅野忠信と共演を果たしたライラ・ブンヤサック。美しい顔立ちをぶち壊す特殊メイクにも挑戦し、前半と後半の豹変ぶりは必見。一途に彼を待ち続ける自縛霊を見事なまでに演じ切っている。