ネオシネマ第3弾。梁山泊 最大の危機!!

2004年/日本/94分/ 配給:ラスカル

2005年03月11日よりビデオレンタル開始 2005年03月11日よりDVD発売開始 2004年9月25日より池袋シネマサンシャインにて2週間限定ロードショー

公開初日 2004/09/25

配給会社名 0532

解説

日本最大にして最強のパチンコ・パチスロ攻略集団 梁山泊をモデルにしてネオシネマ第3弾『フレンズ』。監督は、前作『六本木錬金の帝王カポネ』で2003年度日本映画批評家大賞特別賞を受賞した山城新伍。本作品のテーマは、一作目の『ファミリー』、二作目の『六本木錬金の帝王カポネ』から踏襲されている『家族愛』が見え隠れする。これは我が身を顧みず、仲間の幸せを願う男の生き様を表現しており、本作品で43年ぶりに主役を務める曽根晴美が演じる梁山泊東海本部長・大和田五郎がまさにそんな性格の持ち主なのだ。

「お前は本気でうちの社員を疑っているのか?俺は部下を疑うより、部下を信じたい」
これは、総勢1300人という巨大な組織に膨れ上がった梁山泊で内紛が起き、疑心暗鬼になっている幹部に大和田が自分の思いを吐露しているシーンでのセリフだ。このように、上に立つ者の苦悩と葛藤が、全篇に盛り込まれている。

今回は迫力あるカースタントもみどころのひとつ。帝国プランニングの社屋にトラックが突っ込むシーンでは、社屋に面する道路を通行止めにし、猛スピードのトラックが壁を突き破り、ガラスを飛散させる大迫力のスタントが繰り広げられた。

キャストは、梁山泊社長・石橋に清水宏二朗、関東本部長・蟹江に松村雄基、経営コンサルタント・藤田に竹中直人、名古屋共生会会長・中山に松方弘樹が扮し、白熱した演技を見せる。これを囲む男優陣は、中野英雄、野村佑人、石橋蓮司、苅谷俊介、火野正平。女優陣は、大谷直子、芦川よしみ、宝生舞、嘉門洋子、大沢逸美。全出演者それぞれに個性を生かした、リアルな演技で攻略業界の裏の顔を熱演している。

ストーリー

全国制覇に向けて着実に成果を挙げている、最強の攻略精鋭集団『梁山泊』。競馬の予想屋から始まった梁山泊だが、今や大幹部達以下、社員数500名を数え、さらに打ち子800名を加えれば、総勢1300名の大規模会社にまで成長した。全国制覇のために主要都市に本部を設置し、基盤固めをしている幹部連たち。しかし、一枚岩であるはずの梁山泊にも、目に見えない『団結』という歯車が少しずつ狂い始めていたのだ…。

松波と共に今日の梁山泊の礎を築いた男、東海本部長を務める大和田五郎(曽根晴美)。本来なら梁山泊の社長としてナンバー2の地位が妥当である大和田だったが、ある事件を起こして刑に服していた。懲役が明けたのが3年前。出所を待っていた松波(山城新伍〉が、大和田に用意していたのが、名古屋を基盤とする東海本部長という幹部ポストだった。松波との付き合いも一番古く、お互いに全幅の信頼を寄せていることが、改めて確かめられた証でもある。かつて大和田に付いていた若衆も、それぞれ大幹部となり、とりわけ可愛がっていた石橋(清水宏次朗)は社長に、蟹江(松村雄基)は総本社をも凌ぐほどの社員を抱える関東本部を取り仕切っていた。しかし、このふたりの仲違いから、梁山泊設立以来の危機的状況が訪れるとは、誰も想像できなかった…。

スタッフ

監督:山城新伍
脚本:岩田元喜
制作:株式会社ラスカル

キャスト

曽根晴美
清水宏次郎
松村雄基
竹中直人
松方弘樹
中野英雄
苅谷俊介
火野正平
石橋蓮司
野村佑人
大沢逸美
宝生舞
芦川よしみ
大谷直子
嘉門洋子

LINK

□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す