原題:TERMINAL

人生は待つこと…

2004年東京国際映画祭

2004年6月18日全米初公開

2004年/アメリカ/カラー/128分/ ドリームワークス映画 配給:UIP映画

2014年05月14日よりDVDリリース 2009年04月10日よりDVDリリース 2005年04月28日よりビデオリリース 2005年04月28日よりDTSスペシャル・エディション版DVDリリース 2004年12月18日より日劇1ほか全国一斉ロードショー

TM & © 2004 DREAMWORKS LLC

公開初日 2004/12/18

配給会社名 0081

解説


スピルバーグ監督の「究極の完成品」

人は誰でも何かを”待ち続けている”。
他人から見れば、たとえそれが些細なことであっても…。
しかし、時に人はその”何か”を見失ってしまうことがある。
彼は探し始めた──40年の時を埋める、ささやかな忘れ物を。
彼はそれを見つけるまで待ち続ける、決して待たされるのではなく…。
それは、ちっぽけな缶詰に込められた、かけがえのない約束。

現代の映画界において名実ともに最高の才能が結集したスピルバーグ監督最新作『ターミナル』は、空港から出られなくなるという、とてもあり得ない状況に置かれた男の“小さな旅”を描いた作品だ。映画自体の質の高さはもちろん、これまで彼が手がけてきたあらゆる作品のエッセンスが凝縮された感動的なドラマである。世界中の人々から愛されるスピルバーグの映画は、知的でウィットに富んだ人間賛歌という、新たなステップを踏み出したのである。
 「こんにちは」、「さようなら」そんな言葉を世界で最も多く耳にする場所、空港=ターミナル。そこには大袈裟なドラマではないにしろ、行交う人々と同じ数だけ、それぞれのストーリーがある。人間のあらゆる感情が散りばめられ、しかも生活に必要なものが全て揃っている“小宇宙”。そう考えれば、誰もが経験したであろう空港での足止めも、それほど悪いものではない。ただし、待たされるのが数時間から、数日間、数週間、さらに数ヶ月にまで及んだとしたら…!
クーデターによって事実上祖国が消滅。パスポートが無効になってしまった東ヨーロッパのクラコウジア人、ビクター・ナボルスキーは、空港でアメリカへの門戸を閉ざされてしまう。やがて彼は、いつまで続くか分からない“滞在期間”中、どこの国にも属さない人間として、空港ターミナル内だけでの生活を始める。アメリカなのにアメリカではなく、しかし最もアメリカ的な場所で、食事をして、仕事をして、友人を作り、恋の花まで咲かせ、ビクターは“何か”を待ち続けているのだった…。
 

ストーリー

ワタシノナマエハ、ビクター・ナボルスキー。

言葉が少しおかしいのはお許しください。—-皆さん信じられますか?ワタシの祖国がなくなってしまったのデス!東ヨーロッパにあるクラコウジアという国の小さな村からニューヨークのJFK国際空港に降り立ちました。ところがちょうどその時、祖国でクーデターが起こり、事実上国が消滅。パスポートが無効になってしまったのデス。入国もダメ、ターミナルから一歩も外へ出られないなんて!書類に「入国不可」のスタンプを押して、一言「ニューヨークへようこそ、滞在をお楽しみください」と言ってもらえれば全てが解決するのに…。空港警備局の人からは「ターミナル内で待つように」と言われ、呼び出し用にポケベルを渡されました。ワタシはどうしてもニューヨークに行って、”約束”を果たさなければならないのに、いったいそうすれば…。

スタッフ

監督/製作:スティーブン・スピルバーグ
製作:ウォルター・F・パークス
   ローリー・マクドナルド
脚本:ジェフ・ナサンソン
   サーシャ・ガバシ
製作総指揮/原案:アンドリュー・ニコル
製作総指揮:パトリシア・ウィッチャー
      ジェイソン・ホッフス
撮影:ヤヌス・カミンスキー
プロダクション・デザイナー:アレックス・マクドウェル
編集:マイケル・カーン
キャスティング:デブラ・ゼイン
衣装:メアリー・ゾフレス
音楽:ジョン・ウィリアムス
共同製作:セルジオ・ミミカ=ゲツェン

キャスト

トム・ハンクス
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
スタンリー・トゥッチ
チー・マクブライド
ディエゴ・ルナ
クマール・パラーナ
ゾーイ・サルダナ

LINK

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http://www.imdb.com/title/tt0362227/officialsites
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