下弦の月〜ラスト・クォーター

あなたは、１９年後も同じ人を愛していますか

2004年／日本 配給：松竹

2005年02月26日よりビデオレンタル開始 2005年02月26日よりＤＶＤ発売＆レンタル開始 2004年10月9日、シネ・リーブル池袋他にて全国ロードショー

公開初日　2004/10/09

配給会社名 0003

解説

ストーリー

夜空に下弦の月（ラスト・クォーター）が輝く、２００４年１０月のある夜のこと。同時刻に、二人の人間が交通事故に遭った。生死を彷徨う中、二人は不思議な森で出会うことになるのだが・・・。

一人は、女子大生・望月美月。美月は、１９歳の誕生日パーティーの夜に、恋人の安西知己と別れ、子供の頃から自分だけが知っていたギターのメロディに誘われて、謎の洋館でロンドンから来たミュージシャン・アダムを衝撃的な出会いを果たす。その１週間後、アダムと待ち合わせした横浜美術館前の交差点で、美月はトラックに轢かれてしまう。それも、偶然居合わせた知己の前で・・・。
もう一人は、中学生の白石蛍。彼女は飼い猫のシベールを探すうちに車にはねられる。
二人が再会するのは、廃墟となった謎の洋館。しかし、美月は名前すら思い出せない記憶喪失の状態にあった。憶えているのは、アダムという恋人がいたことだけ。蛍が廃墟に入り込んだことを心配して付いてきた同級生の三浦正輝には美月が見えないことから、彼女が幽霊なのだということを知り、「アダムの恋人だから」という理由で「イヴ」を名付ける。

イヴは、誰なんだろう。イヴは、どこに暮らしていたんだろう。蛍と正輝は、途方に暮れながらも、その洋館に住んでいた家族を調べていく。重要なヒントをくれたのが、画家の堂島老人。２０年ほど前、洋館には「上條さん一家」が住んでおり、ピアニストを目指してロンドンに留学した娘・さやかがいたことを知る。そして、イヴに確認したところ、イヴのネックレスに「Ｓ.Ｋ.」のイニシャルが入っていることを知り、イヴは上條さやかなのかとも思うのだが・・・。

同時に蛍と正輝は、新聞記事で蛍と同時期に交通事故に遭った人がいないかを調査し、望月美月の名を発見。そして、記載されていたキャンパスで安西知己と知り合う。
知己は、大混乱していく。美月は意識不明のまま病院のベッドで寝ているというのに、洋館に幽霊として閉じこめられている？アダムという恋人がいるだと？知己はショック状態に陥りながらも、事実を受け入れて、美月の魂を奪還するために蛍・正輝と共にイヴの謎に立ち向かっていく。

イヴはなぜ幽霊として洋館に閉じこめられているのか。アダムとは、いったい誰なのか。上條さやかと美月は、何かの関係があるのか・・・。

美月と、知己。蛍と、正輝。アダムと、さやか。
生まれた場所も年齢も違う彼らは、やがて、１９年に一度しか現れないラスト・クォーターのマジックで、真実の愛に目覚めていく。生まれ変わっても、同じ人を愛し続けるということを・・・。

スタッフ

原作：矢沢あい「下弦の月」集英社刊
監督：二階健

キャスト

望月美月：栗山千明
安西友己：成宮寛貴
白石 蛍：黒川智花
三浦正輝：落合扶樹
上條さやか：伊藤あゆみ
アダム：HYDE

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