特殊音響で織り成す新感覚映画!

2004年/日本/42分 配給:カエルカフェ

2004年7月31日よりテアトル池袋にてレイトショー

公開初日 2004/07/31

配給会社名 0448

解説

沖永良部で「シーサイド・オーシャン」というペンションが実在する。その宿の管理人である人間が、澤村のファンであり、「シーサイド・マリン」をこよなく愛する一人。人生において、一番辛く、楽しく、ゴージャスな時聞いた「シーサイド・マリン」。いつか、自分の宿の曲を「シーサイド・マリン」を書いた澤村に書いてもらいたい。そう思っていた。宿の管理人は、澤村を探し出し作曲を依頼する。
が、しかし。
澤村は曲が書けなくなっていた。いや、書けなくなったのではなく、書かなくなっていたのだ。しかし、あの頃の思い出を残した沖永良部へ澤村は向かった。次々と澤村を襲う出来事がともに巡る回想劇。

彼は、ペンション「シーサイド・オーシャン」の曲を書くことが出来るのだろうか…。

ストーリー

萩原聖人のナレーション、クリヤ・マコトのピアノで綴った ある一人の作曲家の出口の無い映画。
最新機器を揃え、映画館を音で埋め尽くす!

1987年。ある一人の作曲家が、日本中の脚光を浴びた。曲名は「シーサイド・マリン」。その曲を見事に歌い上げたのが、当時売り出し中のアイドル・葵しずか。やがて、その二人は結婚するのだが、バブルが弾けるのと同時に、ブラウン管はもとより、その二人の姿を見ることは無くなっていた。

17年が経ち、彼の名前すら皆が忘れた頃、「シーサイド・マリン」の作曲家:澤村健二に、沖永良部のペンション「シーサイド・オーシャン」の管理人が、オリジナル曲の制作を依頼する。シーサイド・オーシャンがある「沖永良部」へ向かう澤村。そこは、彼が17年前に新婚旅行で来た島だった。

何も変わらない…何も変わっていない…。
その島が、澤村に見せてくれたもの…その島のペンションの人間が、澤村に与えたもの…。

バブル時代に、天才と呼ばれた男の「一つの人生」。自分を見失い、妻も失い、残ったのは過去の栄光と賞賛。澤村は、今も自分の中で曲を書き続ける。誰も傷つけることのない、自分の中の美しい島で…。

スタッフ

監督:秋原正俊
脚本・デザイン:落合雪恵
撮影:中村健勇
音楽:クリヤ・マコト

キャスト

澤村健二:萩原聖人
宿の管理人:村松利史
宿の歌い手:森下千里
葵しずか:藤間美穂
宿の清掃人:菅井きん

ナレーション:松山政路

LINK

□公式サイト
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す
http://www.kaerucafe.co.jp/fucha/
ご覧になるには Media Player が必要となります