原題:CHARLIE AND THE CHOCOLATE FACTORY

[ジョニー・デップ×ティム・バートン監督] 世界注目のプロジェクト、ついに実現!

2005年/アメリカ/カラー/115分 配給:ワーナーブラザース

2010年07月14日よりDVDリリース 2008年12月17日よりDVDリリース 2007年10月12日よりDVDリリース 2006年02月03日よりDVDリリース 2005年9月10日工場大公開、丸の内ピカデリー2他全国松竹・東急系にてロードショー

(c)2005 Warner Bros. Entertainment lnc.

公開初日 2005/09/10

配給会社名 0085

解説




■絶賛のロング・ベストセラーは、この二人に映画化されるのを待っていた!
 『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』『ネバーランド』と、2年連続でオスカーにノミネートされ、今まさに注目度も人気も世界№1のジョニー・デップが、最高のパートナーともいえる鬼才、『シザーハンズ』『スリーピー・ホロウ』『ティム・バートンのコープス・ブライド』(10月公開予定)のティム・バートン監督とタッグを組んだ最新作『チャーリーとチョコレート工場』。二人が挑む原作は、このコンビならばこそとの呼び声も高いカリスマ的名作。またとない組み合わせの最高コンビがその真価を発揮するにこれ以上ない原作とであったとき、いったい何が起こるのか?世界中で試食待ちのチョコレートが、2005年秋、ついに生産を開始する!

■イマジネーションが縦横無尽に駆け巡る!ありきたりな日常を侵食する、魅惑のミラクル・ワールド!
 希代の名コンビが選んだ、まさにハマリの題材は全世界で1300万部以上を売り上げるロング・ベストセラー「Charlie and the Chocolate Factory」(邦題「チョコレート工場の秘密」)。技ありの短編で知られるロアルド・ダールが著した奇想天外な物語は、発表から40年たった今も人気が衰えず、イギリスでは、「ハリ・ポッター」シリーズ、「指環物語」に次いで“子供が好きな本”の第三位にランクイン。夢中になるのは子供だけではない。大人心を串刺しにする容赦ないブラックユーモア、ひと癖もふた癖もあるキャラクターたち、一度読んだら忘れられない強烈なインパクトが溢れかえり、熱狂的ファンは跡を絶たない。時代を超えて絶賛を集め続ける異色の傑作が、毒気のある奇妙な味わいをますます加速させ、スクリーンに登場する!

■変幻自在のデップが扮するのは、お菓子の天才発明家
 ジョニー・デップ演じるウィリー・ウォンカは、一風変わったチョコレート工場の経営者。奇抜で斬新なアイデアを次々に生み出すお菓子の天才発明家でもある。世間から微妙にずれた愉快な言動、怖いものなしの成功者の自信、時おり覗かせるナイーブな影、突っ走るハイテンションと、その裏側の冷めた視線…片時も目が離せないこの魅力的な人物に、ティム・バートンは迷わずデップを指名した。長年のダール・ファンであるデップにとって、ウィリー・ウォンカ役に選ばれたこと自体、大変な喜びだったが、さらに、絶大なる信頼を寄せる監督、ティム・バートンによって選ばれたことで、その栄誉と喜びは言葉を失うほどに倍増。即断どころか、話が終わるのを待ちきれずに「もちろん」つきで快諾したという。共演は、『ネバーランド』『トゥー・ブラザーズ』で頭角を現わした12歳のフレディー・ハイモア。ウォンカ・チョコを愛してやまない貧乏少年チャーリー役で、デップと二度目の顔合わせを果たす。チャーリーの両親に『ビッグ・フィッシュ』のヘレナ・ボナム=カーター、『トゥーム・レイダー2』のノア・テイラー。そして本作のけた外れのセットに何度もアゴがはずれそうなほど驚いたという英国の老練俳優デイビッド・ケリーが、チャーリーの祖父ジョーおじいちゃん役でお茶目な味わいをかもし出す。さらに、映画のオリジナル・エピソードとして、『ロード・オブ・ザ
・リング』のクリストファー・リーが、ウォンカの父親役で登場。原作には描かれていない、ウィリー・ウォンカの子供時代が初めて明かされる。

■噂の極秘工場、ついに世界公開へ−−−「ウォンカ製の板チョコに入っている“ゴールデン・チケット”を引き当てた5人の子供に、工場の見学を特別に許可する」
 世界でもっとも有名で、世界でもっとも謎めいている、それがウィリー・ウォンカのチョコレート工場。この15年間、工場に入ったものもいなければ、出てきた者もいないのだ。それでも毎日大量に出荷され世界中で飛ぶように売れているウォンカ・チョコ。このチョコレート工場に隠された途方もない秘密とは?
 15年ぶりに公開される工場の内部は、まさにあふれ出すイマジネーションの洪水。鬼才ロアルド・ダールの並外れた想像力を映像化するのは、これまた並外れたティム・バートンの尋常ではないこだわり。毒々しいまでにカラフルなお菓子の森、20万ガロン(76万リットル!)もの“チョコ”素材を使ったチョコレートの川。工場の働き者ウンパ・ルンパの活躍はなんと1人20役で撮影(ショービズ界一の働き者ディープ・ロイがたった1人でウンパ・ルンパ族全員を熱演)!! クルミ割りのエキスパートとして登場する100匹のリスは、本物のリスを半年かけてひたすら調教!! 原作どおり“縦にも横にも斜めにも動くガラス張りのエレベーター”が工場内外を駆け巡り、砂糖菓子でできたピンク色の舟が褐色の川を滑走する。できる限り本物にこだわったプラクティカル&バーチャル・エフェクトが作り出す比類なきウォンカの不思議世界!今、その待望の扉が開く!

■閉ざされた扉の向こうに待ち構える、[デップ×バートン]コンビの独壇場!
 ゴールデン・チケットを手に工場の門をくぐるのは、食い意地の張った肥満少年、際限のないわがまま娘、トロフィー・コレクターの“勝ち組”少女、知ったかぶりのゲームおたく、そして極貧少年チャーリーと、その家族たち。果たして、そのチケットは本当に幸運の鍵なのか−−−?
いったん足を踏み入れたら戻ってこられる保証はゼロ。既存の感度はフリ切れ覚悟、病みつき必至の新天地!
 一度は味わってみずにいられない、キッチュでマッドなスペシャル・レシピは、意外にも(?)ホロリとさせる感動の隠し味をじわりときかせて、この秋、あなたのハートを魅了する!

ストーリー



チャーリー・バケット少年(フレディー・ハイモア)の家の貧しさといったら、それはもう大変なものでした。大きな町のはずれにある、左に30度くらい傾いた今にも壊れそうな小さな家に、一家7人で暮らすバケット家。失業中の父(ノア・テイラー)と、母(ヘレナ・ボナム=カーター)と、チャーリー、それに祖父母が2組。7人のうち4人がほぼ寝たきりの老人で、家にたったひとつしかないベッドには合計年齢381歳の弱りきった四つの体が互い違いに横たわっています。夕食といえば限りなく水に近いキャベツのスープだけ。しかも、日曜日以外はお代わりもできません! 信じられないかもしれませんが、それでもチャーリーは幸せでした。年に一度、誕生日のときにだけ買ってもらえる大好きなチョコレート。そのたった1枚の小さな板チョコをチャーリーは一ヶ月かけて少しずつちびちびと食べるのです。ああ、なんとけなげなチャーリー少年! そんなチャーリーの家のすぐそばに大きなチョコレート工場がありました。それもただのありふれたチョコレート工場ではありません。世界で一番大きくて、世界で一番有名なウォンカのチョコレート工場です。ここ15年間ちうもの工場の扉は閉ざされ、中に入った人も出てきた人もいないのに、世界的ヒット商品を毎日出荷し続ける謎のチョコレート工場。学校への行き帰り、甘い匂いだけをかがされながら、おなかを減らしに減らしたチャーリーは思います。あの工場の中へ入って、どんなふうになっているのかが見られたらいいのに。
そんなある日、驚くべきニュースが世界中を駆け巡りました。
「ウォンカの工場ついに公開! 幸運な4人の子供たちに見学を許可」
ウォンカ製のチョコレートに入った“ゴールデン・チケット”を引き当てた5人の子供とその保護者を特別に工場に招待する、と工場主のウィリー・ウォンカ氏(ジョニー・デップ)が異例の声明を発表したのです。世界中が目の色を変えるなか、次々と現れる当選者たち。
1人目は、食い意地でパンパンに膨らんだ肥満少年。チョコレートを食べて食べて食べて、ゴールデン・チケットを手に入れました。2人目は、癇癪もちで、大金持ちのわがまま娘。父親の財力を持ってすればチョコレートの買占めも思いのまま。金に飽かせてゴールデン・チケットを“お買い上げ”です。3人目は、ありとあらゆる賞を獲得することに執念を燃やす賞獲り少女。これまでに獲得したトロフィーの数263個。現在はノンストップでガムを噛み続ける世界記録に挑戦中。常に勝つことをけしかけるステージママとタッグを組んで、チケットを奪取しました。4人目は、頭のよさをひけらかすゲームおたくの少年。「チョコの製造年月日と天候による増減と日経平均(!)」を研究してゴールデン・チケットのありかを突きとめ、「そんな計算はバカでもできるはず」とうそぶく大変むかつく子供です。
4人の当選は世界中を羨ましがらせるとともに、みんなをいやーな気分にさせました。残るチケットはあと1枚。年に1度しかチョコレートを買ってもらえないチャーリーが当選する可能性は、夕飯のキャベツスープよりも薄いものでした。ところが、道端で拾ったお金が幸運を呼び、最後の1枚が、なんとチャーリーの手元に転がり込んできたのです!寝たきり祖父母の1人で、昔ウォンカ工場で働いていたという輝かしい過去を持つジョーおじいちゃん(デイビッド・ケリー)は、当選の知らせに、突如、生き返ったようにベッドから跳ね起きました。
さて、いよいよ工場見学の日。ジョーじいさんに付き添われたチャーリーと、絶対ひと悶着起こしそうな4組の親子を出迎えたのは、15年も工場に引きこもっていた伝説の工場主ウィリー・ウォンカ氏その人。前髪そろえのおかっぱ頭にシルクハットをかぶり、歓迎用の笑顔を青白い顔に貼り付けたウォンカ氏に導かれ、一同が目にした光景は−−−。
工場内を名が得るチョコレートの川、ねじれたキャンディー棒でできた木、ミント・シュガーの草花、砂糖菓子の舟、そして、そこで働くウンパ・ルンパたち……。誰もがつばを飲み、目を見張る極彩色のミラクル・ワールドで、時代遅れのスラングを連発しながら嬉々として自慢の工場を案内ウォンカ氏が、時々遠い目をするのはなぜ? そして、個性的すぎる5人の子供たちを待ち受けている、それぞれの運命とは−−−?

スタッフ

監督:ティム・バートン
脚本:ジョン・オーガスト
製作:リチャード・D・ザナック、ブラッド・グレイ
製作総指揮:パトリック・マコーミック、フェリシティー・ダール、マイケル・シーゲル、グレアム・バーク、ブルース・バーマン
撮影:フィリップ・ルースロ、A.F.C/A.S.C.
美術:アレックス・マクダウェル
編集:クリス・レベンゾン、A.C.E
衣装デザイン:ガブリエラ・ベスクッチ
音楽:ダニー・エルフマン
視覚効果監修:ニック・デイビス
キャスティング監督:スージー・フィッギス


原作:ロアルド・ダ−ル「チョコレート工場の秘密」(評論社刊)

キャスト

ウィリー・ウォンカ:ジョニー・デップ
チャーリー:フレディー・ハイモア
ジョーおじいちゃん:デイビッド・ケリー
バケット夫人:ヘレナ・ボナム・カーター
バケット氏:ノア・テイラー
ボーレカード夫人:ミッシー・パイル
ソルト氏:ジェームズ・フォックス
ウンパ・ルンパ:ディープ・ロイ
ドクター・ウォンカ:クリストファー・リー
ティービー氏:アダム・ゴドリー
グループ氏:アダム・ゴンドリー
バイオレット・ボーレガード:アナソフィア・ロブ
ベルーカ・ソルト:ジュリア・ウィンター
マイク・ティービー:ジョーダン・フライ
オーガスタス・グループ:フィリップ・ウィーグラッツ
ジョージーナおばあちゃん:リズ・スミス
ジョゼフィーンおばあちゃん:アイリーン・エッセル
ジョージおじいちゃん:デイビッド・モリス

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