原題:The Gathering

"彼ら"は見に来たり。 主への敬意ではなく、ただ快楽のために。

2002年/イギリス/カラー/シネマスコープ/ドルビーデジタル/101分/ 配給:ギャガ・コミュニケーションズ

2004年09月10日よりDVD発売開始 2004年2月28日より銀座シネパトスにてロードショー

(C)Samuelson Films 2001 Ltd and Granada Film Ltd

公開初日 2004/02/28

配給会社名 0025

解説


クリスティーナ・リッチ主演のオカルト・スリラー『ギャザリング』。
物語はイギリス南西部、グラストンベリーで起きる若者の死体が発見されたことから発端する。クリスティーナ・リッチ演じる記憶喪失の女性が予知夢に悩まされ、2つのエピソードに同時進行する。
監督は、俳優としても活躍しているブライアン・ギルバート。スチュアート・ローゼンバーグが監督した『さすらいの航海』(76)などに出演。監督デビューは脚本も兼ねた「The Frog Prince」(84)。ジャッジ・ラインホルド主演のコメディ『バイス・バーサ/ボクとパパの大逆転』(88)やTVシリーズ「Smith and Jones in Small Doses」(89)、サリー・フィールド主演の『星の流れる果て』(90)などを手掛ける。T・S・エリオットと妻の知られざる愛と哀しみの日々を描いた『愛しすぎて/詩人の妻』(94)や『オスカー・ワイルド』(97)ではヴァネッサ・レッドグレーブやジュード・ロウでキャスティングしている。

ストーリー


“彼ら”は見に来たり 主への敬意ではなく ただ快楽のために——

 イギリス南西部、グラストンベリーで若者の無残な死体が発見される。このことがきっかけで埋められ葬り去られていた古い教会を白日のもとにさらすことになった。司祭ルーク(サイモン・ラッセル・ビール)は、美術専門家であるサイモン(スティーヴン・ディレイン)に地中から現れた教会の分析を依頼する。サイモンが見たものは、通常とは逆に教会に背を向ける形で置かれたキリストの処刑像と壁に彫られた幾つもの顔だった・・・。
 一方、サイモンの妻マリオン(ケリー・フォックス)は、アメリカ人バックパッカー、キャシー(クリスティーナ・リッチ)を誤って車で撥ねてしまう。キャシーは奇跡的に重傷を免れたが、この事故で、自分の名前以外の記憶を失ってしまう。責任を感じたマリオンは、しばらくキャシーを自分の家に泊めることにした。サイモンの前妻の子供であるエマ(ジェシカ・マン)、マイケル(ハリー・フォレスター)と打ち解けるキャシー。
 キャシーは事故以来、しばしばリアルな幻覚を見るようになる。目の前の医師が、そして、時にはマイケルが血塗れになっている姿が見えるのだ。果たしてそれは彼らの未来なのだろうか。彼女はさらに、自分に付きまとってくる奇妙な人々の姿にも気が付いた。何者かが、自分を見つめているのだ。“彼ら”から逃れようとしたキャシーは、村の滞在者で別荘の管理をしているというダン(ヨアン・グリフィズ)と出会い、互いに惹かれあう。
 サイモンは地中から発見された教会が、キリスト処刑直後にこの地にやってきたアリマタヤのヨセフによって作られた可能性を検討していた。だが、ルークを始め、教会の者たちはその分析を喜ばず、外部に漏れないよう秘密裏に処理しようとする。
ルークの動きに不信感を募らせるサイモン。司祭さえも畏れる秘密とは?ルークは壁画に彫られていた人々が、ケネディ暗殺など、過去に起きた惨禍の瞬間に現れていることに気が付いていた。さまざまな惨事の写真。そのどこにも現れている
“彼ら”の姿。司祭はルークに語る。“彼ら”、“ギャザリング”と呼ばれるものたちの存在を・・・。
 キャシーは停められていた一台の車に胸騒ぎを覚える。ダンと共に持ち主を調べた彼女は、アーガイルという孤独な男の存在を知る。そして辿り着いたサイモンとマリオンが子供たちと住んでいる古い屋敷の暗い過去。かつて孤児院であったその場所では幼児虐待の事実があった。アーガイルは当時虐待を受けていた子供のひとりだったのだ。悲劇の予兆——アーガイルの復讐が始まろうとしていた。そしてまた“ギャザリング”がやって来る・・・。

スタッフ

監督:ブライアン・ギルバート
製作:マーク・サミュエルソン、ピーター・サミュエルソン、ピッパ・クロス
脚本:アンソニー・ホロヴィッツ
撮影:マーティン・フューラー
音楽:アン・ダッドリー
衣装:ニック・エド
配給:ギャガ・コミュニケーションズ

キャスト

クリスティーナ・リッチ
ヨアン・グリフィズ
スティーヴン・ディレイン
ケリー・フォックス
サイモン・ラッセル・ビール
ハリー・フォレスター
ジェシカ・マン

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