2004年/日本/カラー/119分/ 製作:フジテレビジョン ROBOT ポニーキャニオン 東宝 配給:東宝

2010年08月18日よりDVDリリース 2006年04月19日よりDVDリリース 2005年02月16日よりビデオレンタル開始 2005年02月16日よりDVD発売開始 2004年6月12日より日劇2ほか全国東宝系ロードショー

(C)2004 FUJI TELEVISION / ROBOT / PONY CANYON / TOHO

公開初日 2004/06/12

配給会社名 0001

解説



 2004年夏、緊迫感溢れる感動の海洋ヒューマンエンターテインメントが誕生する!!
 すべての海上保安官の中で、わずか1%の人間しか到達し得ない人命救助のエキスパート《潜水士》。新人海上保安官14名が50日に及ぶ壮絶な訓練の中で育んでいく《信頼と友情、そして愛》を描いた海洋ヒューマンエンターテインメント——「海猿」

 海上保安庁、エリート中のエリートである潜水士を目指す主人公・仙崎大輔には、ドラマ、映画と着実にその活躍の場を広げている伊藤英明。自らも、サーフィンやダイビングを趣味とするほどのまさに適役。そして、ヒロイン・伊沢環菜には、加藤あい。CMやドラマで見せる多様な表情を持つ彼女の個性がスクリーンにはじける。また、海東健、香里奈、伊藤淳史ら様々な分野で活躍がめざましい若手実力派たちが競演、物語を熱く盛り上げている。訓練生達を温かく見守る食堂の職員・夏子役には、ソロシンガーでありユニット「福耳」としても活躍中の杏子が扮し、映画初出演を果たした。そして海上保安学校の主任教官・源 太郎を、映画「アカルイミライ」の圧倒的存在感が記憶に新しい藤竜也が演じる。

 原作は「週刊ヤングサンデー」に連載され大好評を博し、累計120万部の売上を誇る佐藤秀峰の超人気コミック。監督には、「踊る大捜査線 THE MOVIE」「スペーストラベラーズ」(監督:本広克行)に監督補として参加、緩急のついた映像表現を得意とする羽住英一郎が初メガホンをとり、原作に流れる人間ドラマをより熱いものに仕上げる。脚本・福田靖は、映画「ホワイトアウト」(00年、共同脚本)や、「救命病棟24時」シリーズ(CX)で極限状態での人間ドラマを描破、群像ドラマを描く才能も持つ実力派。また今回史上初となる海上保安庁全面協力により、リアリティとスペクタクル感溢れるいまだかつてない映像が生まれる。

 この「海猿」は、約1カ月に及ぶ出演者たちの水中訓練を経て、2003年7月12日より広島・呉の海上保安大学校でクランクイン。海保大のプール、北九州での船上シーンや実際に海中での撮影を行い8月末にクランクアップした。

ストーリー



全海上保安官中、わずか1%のみが到達できる<潜水士>
14名の若き<海猿>たちが、今 海難救助に挑む!

 海上保安庁の中でも、優秀な者のみが参加できる潜水技術課程研修。海難救助の最前線にして、もっとも死に近い職場である<潜水士>を目指す若者たち14名が、50日に及ぶつらく厳しい訓練を受ける。

 仙崎大輔(伊藤英明)も、その1人だ。海が好きで、海難救助最前線で働きたいという熱い想いのみで、ここまでくることができた。大輔は、主任教官・源(藤竜也)に工藤(伊藤淳史)とバディを組むように命じられる。マスターライセンスを持つ大輔と違い、工藤は訓練では常に足をひっぱる存在だった。しかし、田舎の漁師たちが、海で死なないようにこの仕事を選んだという工藤の純粋さに、大輔は共感を覚える。そして、2人は数々の訓練を、バディとして協力しあい着実にこなしていく。同じマスターライセンスを持つ三島(海東健)は、大輔を明らかにライバル視し、夜中まで工藤につきあって練習をしている大輔の気持ちは理解できなかった。

 大輔と環菜(加藤あい)との出会いは突然だった。酔いつぶれ男に絡まれていた彼女を、助けた事がきっかけで、2人は急速に近付いていった。仕事そして、自分の人生までも疑問に感じ始めていた環菜は、明確な自分の意思で一歩一歩前進している大輔が、魅力的に思えたのだ。

 危険度のかなり高い転覆船侵入訓練の日。大輔は工藤の不注意から失神し、病院にはこばれる事態になる。診療を受ける大輔をよそに、工藤はいつのまにか新人ナース・エリカ(香里奈)と意気投合していた。

 訓練オフの日。工藤は、大輔を無理に連れ、エリカそして環菜とダイビングをする。しかし、そのデートに他の訓練生たち12名も、工藤の応援と称してやってくる。大輔と工藤のバディは、工藤の熱意と、それを受け止める大輔の真摯さで、確実に訓練生たちの中心となる存在になっていた。

 大輔は厳しい訓練も、仲間との友情、そして環菜との出会いで乗り切れると思っていた。ある事故が、起きるまでは……。

スタッフ

監督:羽住英一郎
原作:佐藤秀峰 
原案・取材:小森陽一 「海猿」(小学館 ヤングサンデーコミックス)
音楽:佐藤直紀
主題歌:JOURNEY「Open Arms」(Sony Music Direct(Japan)Inc.)
制作プロダクション:ROBOT
製作:フジテレビジョン・ROBOT・ポニーキャニオン・東宝   配給:東宝

キャスト

伊藤英明
加藤あい
海東健
香里奈
伊藤淳史
杏子
國村隼
藤竜也

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