This time it's war.

2003年/日本/2時間13分/ドルビーデジタル/R-15 配給:東映

2005年02月11日よりビデオレンタル開始(特別編 REVENGE) 2005年02月21日よりDVD発売開始(特別編 REVENGE) 2003年12月21日よりDVD発売開始 2003年12月21日よりビデオレンタル開始 2003年7月5日より全国東映系にてロードショー公開

© 2003 BRII

公開初日 2003/07/05

配給会社名 0004

解説


2000年12月16日。二十世紀末、社会現象を巻き起こし、空前の大ヒット作となった映画「バトル・ロワイアル」。中学生による殺人ゲームという内容が国会議員を巻き込む大論争となったが、作品に共感し熱狂した10代〜20代前半の若者は、そこに描かれた“42人の生と友情、そして死・・・彼らの青春群像”を支持した。
 
動員215万人、興収31億円、VHS、DVDのセル&レンタルの合計本数29万本以上(特別篇含む)を記録、レンタルショップではいまだ好回転を続け、公開から2年経ても今なお衰えることのない人気を誇る「バトル・ロワイアル」。
2002年7月。次回作の企画の中から「もう一度子供たちと一緒にやりたい」という深作欣二監督の強い希望の元、「BRII」が決定。プロ&アマ総勢6000人もの応募が殺到し、オーディションが開始された。前作に引き続き脚本&プロデューサーの長男・健太氏は、全てのオーディションに立会い、常に欣二監督の側で支えとなり製作に向け準備を進めた。9月25日、「バトル・ロワイアルII」企画会見が行なわれ、その席上で深作欣二監督は自ら骨ガンであること、それでもBRIIを撮りたいという決意を表明。オーディションを勝ち抜いた生徒役42名とテロリスト役のキャストは2か月に及ぶ過酷な訓練とリハーサルを経て、2002年12月16日、クランクイン。その直後容態が急変した欣二監督に代わり、健太氏が監督代行を務めていたが、2003年1月12日、深作欣二監督が永眠。
1月18日、深作健太新監督の元、撮影が再開された。“ヴァイオレンス映画”の巨匠・深作欣二が、渾身の思いで「バトル・ロワイアルII」の製作に注いだ力は、深作健太監督と深作組スタッフ&キャストにしっかりと引き継がれ、新生・深作組が誕生した。
キャストには、前回BRを生き抜いた主人公・七原秋也役に藤原竜也。同じく前回生き残った中川典子役に前田亜季、鹿之砦中学3年B組42人の生徒役には忍成修吾、酒井彩名、末永遥、神戸みゆき、勝地 涼、柴木丈瑠、そして教師キタノの娘・シオリ役で前回声のみの出演だった前田 愛がBRII唯一の参加志願者、キタノシオリ役で出演。七原と行動を共にする反BR組織ワイルドセブンのメンバーには石垣佑磨、加藤夏希らフレッシュな顔ぶれが揃い、BRIIへの参加を指揮する教師役に、「今回の教師役には彼しかいない」という欣二監督の選択で、竹内 力が演じる。その他、千葉真一、津川雅彦、三田佳子、そしてビートたけしが出演し、作品に厚みを加えている。
東京大泉撮影所で始まり、長崎、高崎ロケを中心に4ヶ月に及んだ撮影も4月11日に無事クランクアップ。

ストーリー



全国の中学3年生の中から無作為に選ばれた1クラスを、最後の一人になるまで殺し合わせる新世紀教育改革法・通称【BR法】・・・。三日以内に自分以外のクラスメート全員を殺すしか生き残る道はないという極限状況を生き残った者は、その後どうなったのか。

BRを生き抜いた七原秋也と中川典子があの島を脱出して2年、世界はテロの時代に突入した。BR法国家に抵抗する者たちにより首都が爆破され、国家は七原がその凶悪テロリスト犯人と断定、国際指名手配とした。首都崩壊から1年後—。その後、反BR法組織<ワイルドセブン>のリーダーとなった七原は全ての大人に宣戦布告し、大人たちは七原を抹殺するため正義の名のもとに新しいゲーム 新世紀テロ対策特別法・通称【BRII】を開始した。

全国から不良や不登校といった問題児ばかりが集められた鹿之砦中学校3年B組の生徒【42人】は、クリスマスに行われるスキー学校に向かうバスの中で軍に拉致されてしまう。軍服に着替えさせられ、軍の巨大テントの中に押し込まれたところに、担任だった教師RIKIが現れた。混乱する生徒たちに、RIKIは鹿之砦中学校3年B組が今回【BRII】に参加するクラスに選ばれたこと、そしてBRIIのルールを説明する。

※BRIIルール
1.孤島に立て篭もったテロリスト・七原を見つけて殺せば勝ち
2.制限時間は三日間
3.ペアタッグマッチ

こうしてテロリスト制圧の戦争へと否応なく生徒たちを駆り立てる。首都崩壊で家族を亡くし七原に対して復讐を誓う者や、志願してBRIIへ参加する者がいる中、参加を拒否した者はその場で即射殺され、殺された者と同じ出席番号の者は、新ルールによるペアタッグマッチにより首輪が連動して爆死。【残り40名】となった生徒たちは、出席番号順に六隻の自動操縦のボートに乗せられ、最前線の“戦場”へと出発させられた。

激しく揺れるボートに必死にしがみつき、波しぶきでズブ濡れになりながらもなんとか孤島に着き上陸ようとした途端、テロリスト達の攻撃が始まった!光弾が飛び交い、迫撃砲が水しぶきを上げる。思わず重なり合って弾を避ける生徒たち。全身に弾を食らい、蜂の巣になる者、ボートに直撃した迫撃弾で吹き飛ばされる者。七原を殺すため攻めて来たのが中学生とは知らないワイルドセブンたちは、BR国家に対して宣戦布告した信念から、必死に攻撃を仕掛ける。激しい銃撃と爆発をかわしながら上陸した生徒達にようやく武器 と弾薬がばら撒かれるが、さらに容赦ない発砲が襲う。もはや引き返すことはできない。ここまで生き残った生徒たちは、アジトに向って武器を手に走り出した【残り26人】。
再び大人たちによって子供同士の戦いに巻き込まれた七原秋也の、そして生徒達の運命はどうなってしまうのか・・・。

スタッフ

監督:深作欣二、深作健太
プロデューサー:片岡公生、河瀬光
脚本:深作健太、木田紀生
撮影:藤沢順一
照明:小野晃
美術:磯見俊裕
音楽:天野正道
アクション監督:諸鍛冶裕太
配給:東映

キャスト

藤原竜也
前田愛
忍成修吾
酒井彩名
ビートたけし
末永遥
加藤夏希
前田亜季
竹内力

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