原題:The Tuxedo

ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2003特別招待作品::http://www.nifty.ne.jp/fanta/yubari/sakuhin2003/

2002年9月27日全米初公開

2002年/アメリカ/カラー/98分/DTS / Dolby Digital / SDDS 配給:UIP

2009年04月10日よりDVDリリース 2005年04月28日よりビデオリリース 2005年04月28日よりDVDリリース 2003年09月26日よりビデオレンタル開始 2003年09月26日よりDVDリリース 2003年3月15日より日比谷映画ほかにてロードショー公開

TM & © 2003 Dreamworks L.L.C. © 2003 United International Pictures.

公開初日 2003/03/15

配給会社名 0081

解説



驚異のVFX スーパー・アクション
『マスク』+ジャッキー・チェン=『タキシード』

今や世界的アクション・スターの座を手に入れたジャッキー・チェンと、あのスティーブン・スピルバーグ率いるハリウッド屈指のエンターテインメント会社“ドリームワークス”との強力タッグがついに実現した!スピルバーグが「君にしか出来ない映画がある」と自ら出演依頼をしたドリーム・プロジェクトが、この『タキシード』である。

本作は、命知らずの危険な体当たりスタントで知られるアジア最大の映画スター、ジャッキー・チェンが、これまでにない新しいアクションに挑んだ話題作。何しろ、今回のジャッキーの役柄はカンフーが全くできないタクシー・ドライバー。これまではカンフーを得意とする刑事やエージェントといった役柄が多かったが、カンフーすらもできない一般人というのは、ジャッキーには初めてのキャラクターだ。そんなジャッキーの魅力を引き出す史上最強のアイテムは、特殊能力満載の“スーパー・タキシード”。これを身につければ、スーパーマンに匹敵する破壊力の格闘技で敵を倒し、スポーツカーも追い抜くズバ抜けた脚力で走り、スパイダーマンのように壁をよじ登り、天井を歩くことも可能、さらには、歌やダンスまでもこなせる007もビックリの”スーパー・スパイ”に変身することができるのだ。言うなれば、あの『マスク』のアクション版とも言える作品だ。

どんなに危険なアクションでもこなせるジャッキーが“スーパー・タキシード”の能力を体現し、そのアクションにハリウッド製VFXを加えてパワーアップさせるというまったく新しい試み。つまり、この映画はジャッキーが初めて本格的に挑んだVFXアクションでもあるのだ。『マスク』+ジャッキー・アクションで魅せるこの『タキシード』は、スリルもサスペンスも楽しさも超一級のエンターテインメント作品である。

スピード狂のタクシー運転手から、謎の億万長者のプレイボーイ、デヴリン(ジェイソン・アイザックス)のお抱え運転主に転じたジミー・トン。ルール抜きで語り合うほど気にいられる彼だったが、ただひとつ守らなければならないルールがあった。それはデヴリンのタキシードには手を触れてはいけないということ。ところが、何者かに命を狙われ、重傷を負ったデヴリンの代わりにタキシードを身に付けたジミーは、あらゆることをこなす凄腕のスパイに大変身。デヴリンは実は秘密組織CSAのエージェントであり、そのタキシードはハイテクの粋を尽くした秘密兵器だったのだ。

成り行き上、デヴリンになりすましてしまったジミーは、CSAの新米女性エージェント、デルと共に、恐るべき陰謀を暴くべく、危険な任務につくハメに・・・。

主人公ジミーには、20年以上もアクション・スターとして活躍し続け、ハリウッドでも『ラッシュアワー』シリーズ、『シャンハイ・ヌーン』と世界中で大ヒットを記録しているジャッキー・チェン。彼は先日、ハリウッドの名所、ウォーク・オブ・フェイムに2,205番目のスターとして名を刻み、名実共に不動のものとした。本作ではこれまでにない役柄に挑み、スーパー・タキシードが生み出すアクションとコメディ・センスを存分に発揮しながらの大熱演。 ヒロイン、デルには、映画やテレビ、そしてアーティストとしても大活躍している『ラストサマー』のジェニファー・ラヴ・ヒューイット。ナイスバディを武器にしつつも、ドジばかりの新米捜査官をコミカルに演じ、コメディエンヌとしての魅力を開花させている。その他、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』でも注目のジェイソン・アイザックスが二枚目エージェント、デヴリンに扮するのをはじめ、『インサイダー』のデビ・メイザー、『マイノリティ・リポート』のピーター・ストーメアら個性的な顔ぶれが脇を固めている。

監督を務めるのは、本作が長篇映画デビュー作となるケヴィン・ドノヴァン。数多くCMを手掛け、世界各地でいくつも賞に輝いている俊英だ。そのキレ味のよい演出はジャッキー・アクションにはピッタリ。ジャッキー映画おなじみのNG集のテンポもセンス抜群。製作は『シュレック』のジョン・H・ウィリアムスと『トゥルーマン・ショー』のアダム・シュローダー、製作総指揮は『グラディエーター』など数々の傑作を世に送り出したドリームワークスのプロデューサー・コンビ、ウォルター・F・パークス&ローリー・マクドナルド、『ザ・メキシカン』のウィリアム・S・ビーズレーが担当。脚本は、フィル・ヘイ&マット・マンフレディ、『アイス・エイジ』のマイケル・J・ウィルソンの原案を基に、ウィルソン自身と『星に願いを』のマイケル・リーソンが執筆。撮影は、『パトリオット』のスティーヴン・F・ウィンドン。プロダクション・デザインは、『X−メン』のポール・デナム・オースタベリーと、本作が長篇映画デビューのモンテ・フェイ・ハリス。編集は、『悪いことしましょ!』のクレイグ・ヘリング。衣装デザインは、『パーフェクト・ストーム』のエリカ・エデル・フィリップス。『スコーピオン・キング』のジョン・デブニーと、『チアーズ』のクリストフ・ベックが音楽を務め、ジミーの冒険をスリリングに彩っている。

ストーリー



画廊で働く憧れの女性に声もかけられないほど、自分に自信が持てないタクシー運転手のジミー・トン(ジャッキー・チェン)。そんな彼の唯一の得意技は、タクシーを猛スピードでブっ飛ばし、裏道を駆使して誰よりも早く目的地にお客を届けることだ。

女性に声をかけようとしながらも失敗に終わった日、スティーナ(デビ・メイザー)と名乗る女性客から「メイクが終わる前に着いたら料金2倍よ」という賭けを申し込まれたジミーは街中を大暴走。見事賭けに勝った彼は、その腕を見込まれ、4倍以上の給料で億万長者のプレイボーイ、クラーク・デヴリン(ジェイソン・アイザックス)のお抱えの運転手として雇われることに。

デヴリン本人にも気に入られ、スティーナからの職務上のルールさえも「無視してよし!」と言われたジミー。だが、ただひとつだけ守らなければならないルールを教え込まれる。それは「タキシードには手を触れるな」という命令だった。
ある夜、デヴリンを乗せ、ファースト・フードのドライブスルーに行った帰り道、ジミーは車を追ってくる無人のスケボーに気づく。それはデヴリンの命を狙う爆弾が仕掛けられたシロモノ。ジミーは持ち前のドライブテクニックでかわし続けたものの、ついには追いつかれ、車ごと大爆発。デヴリンは重傷を負い、運良く助かったジミーに「ウォーター・ストライダー……」というメッセージを残し、気絶してしまう。デヴリンを病院へと送り、屋敷へと戻ったジミーは、デヴリンが言い残した”ウォルター・ストライダー”なる人物について調べるが、触るなと言われたタキシードのことが気になり、ついに身に着けてしまう。ところがそれは、ダンスから格闘まですべてをこなせるハイテクの粋を尽くした秘密兵器、”スーパー・タキシード”だった。

その時、デヴリン宛の1本の電話がかかってくる。相手は秘密組織CSAの新米女性エージェント、デル・ブレイン(ジェニファー・ラヴ・ヒューイット)。ジミーの雇い主であるデヴリンの正体はナント、CSAが誇る伝説的な腕利きエージェントだったのである。そうとは知らないジミーはデブリンになり切り、デルの呼び出しに応えて、飲料水会社バニング社の社長ディードリッヒ・バニング(リッチー・コスター)が招集した秘密会議盗聴という任務につく。ところが、敵の一味に発見され、襲撃されたジミーはタキシードの能力をフルに使ってなんとか窮地を脱する。ジミーの無茶な行動に「彼が本当に伝説のエージェント?」と疑問に思うデルだったが、初めての任務を成功したいと願う彼女は、ジミーと共にバニングへの接触を目論み、バニングが向かったディナーショーに潜入する。

が、そこでもジミーがタキシードを操作ミスし、ショーの主役であるジェームス・ブラウンを気絶させてしまったからさぁ大変!しかたなく代役としてステージに立ったジミーは、タキシードのエンターテイナー・モードを使ってソウルナンバーを見事に歌いこなし、バニングとの接触にも成功する。そしてデルと共にバニングの主催のパーティーに忍び込み、ついに地下にある極秘の研究室を発見したジミー。バニングは細菌学者シムズ博士(ピーター・ストーメア)が開発した脱水症を引き起こす細菌を水源にバラまくことで、世界中の飲料水需要の独占を企んでいたのだ。しかし、ジミーは彼が偽者であることを見抜いたデルにタキシードをはぎ取られ、研究室から追い出される。ただ1人残ったデルは、タキシードを手土産にバニングに近づこうとするが、正体がバレて捕われの身に……。

スタッフ

監督:ケヴィン・ドノヴァン
製作:アダム・シュローダー、ジョン・H・ウィリアムズ
製作総指揮:ウィリアム・S・ビーズレイ、ローリー・マクドナルド、ウォルター・F・パークス
原案:フィル・ヘイ、マット・マンフレディ、マイケル・J・ウィルソン
脚本:マイケル・J・ウィルソン、マイケル・リーソン
撮影:スティーヴン・F・ウィンドン
編集:クレイグ・P・ヘリング
音楽:クリストフ・ベック、ジョン・デブニー

キャスト

ジャッキー・チェン
ジェニファー・ラヴ・ヒューイット
ジェイソン・アイザックス
デビ・メイザー
リッチー・コスター
ピーター・ストーメア
ミア・コテット
ロマニー・マルコ
ダニエル・カッシュ
ジェームズ・ブラウン

LINK

□公式サイト
□IMDb
□この作品のインタビューを見る
□この作品に関する情報をもっと探す
http://www.dreamworks.com/thetuxedo/
ご覧になるには Media Player が必要となります