原題:夕陽天使/Virtual Twilight/SO CLOSE

ルックスに騙されるな。 2001年『グリーン・デスティニー』、2002年『少林サッカー』 そして2003年、世界を驚樗させる最強のスタイリッシュ・サスペンス誕生!

2002年9月5日香港公開

2002年/中国(香港)=アメリカ映画/ドルビーSRD/ヴイスタサイズ/113min 配給:ソニー・ピクチャーズエンターティンメント

2004年12月22日よりDVD発売開始 2003年07月25日よりビデオレンタル開始 2003年07月25日よりDVDリリース 2003年3月29日シネマスクエアとうきゅう他にて全国ロードショー

(C)2002 COLUMBIA PICTURES(HK)FILM PRODUCTI0N All Rights Reserved.

公開初日 2003/03/27

配給会社名 0042

公開日メモ 驚くべきアイディアと発想で世界を驚かせるアジアン・ムービー。『グリーン・デスティニー』『少林サッカー』と、今やワールドワイドで次の新たな仕掛けを持つ作品を待ち望んでいた。そして今度は美女3人のしなやかな肢体が舞う、スタイリッシュでビューティーなアクション&サスペンスが誕生した。

解説


驚くべきアイディアと発想で世界を驚かせるアジアン・ムービー。『グリーン・デスティニー』『少林サッカー』と、今やワールドワイドで次の新たな仕掛けを持つ作品を待ち望んでいた。そして今度は美女3人のしなやかな肢体が舞う、スタイリッシュでビューティーなアクション&サスペンスが誕生した。
主人公は3人の女たち。ITを駆使して暗殺依頼を請け負う2人の姉妹アサシンズ(暗殺者)、そして彼女たちを追う女刑事。ある事件によって彼女たちが顔を合わせた時、3人は新たな敵に命を狙われる。敵対する相手でありながらも手を結び、3人は極限にさらされた肉体と頭脳を駆使して反撃を開始する。
この危険で美しいヒロインを演じるのは、アジアで絶大な人気を誇る3人の女優たち。台湾出身で香港映画界においてもっとも出演本数を誇り、リュック・ベッソン製作『トランスポーター』のヒロインに選ばれたセクシー・ビューティー、スー・チー、香港映画界一個性的で才女と言われ、歌手としても絶大な人気を誇る『天使の涙』のインテリジェンス・ビューティー、カレン・モク、そして中国初のアイドルスターとしてNO.1の人気を誇る『少林サッカー』のアイドル・ビューティー、ヴィッキー・チャオと、不可能と言われた人気3女優の夢の共演が実現し、地元香港だけでなく、アジア、いや世界中で待ちに待った映画としてその公開が待ち望まれていた。そしてもちろん本作の見所は、3女優たちが魅せるキャラクターとアクションの数々。『チャーリーズ・エンジェル』『トゥームレイダー』そして『バイオハザード』など、女性が主人公で活躍する映画は、今や世界でヒットを飛ばすジャンルとして続々と製作されている。しかし、本物のアクションの凄さは本家香港の危険度120%には追いつかない。それもそのはずで、監督兼アクション監督をジェット・リーのアクション・パートナーとして『キス・オブ・ザ・ドラゴン』『ザ・ワン』のアクション指導を務め、リュック・ベッソン製作『トランスポーター』の監督にも指名されたコーリー・ユンが手がけ、3人の女優たちにトレーニングをみっちり受けさせた上で、アクションの本番に臨ませている。その意気込みは全篇におけるハードなアクション全てに表現されている。
もちろん、ただ単なるアクションではなく、コンピュータと衛星を使ったSF的な発想と、各キャラクターの心情など、シリアスでスケールの大きなストーリー展開も見逃せない。また、3人のヒロインたちに絡むキャストたち、韓国の人気男優で『オータム・イン・マイ・ハート』のソン・スンホン、香港の新星マイケル・ワイ、『ハイリスク』のベン・ラム、そして日本からは香港映画人たちに尊敬されている『フィスト・オブ・レジエンド 怒りの鉄拳』の倉田保昭が共演と、彼らの演技も見逃せない。
そして最高の作品を仕上げたスタッフには、製作をジェット・リーが設立したイースタン・フイルムのプロデューサーであるチュイ・ポーチュウが手がけ、脚本をウォン・カーウァイの盟友である『フル・ブラッド』のジェフ・ラウが担当、撮影を『ファイターズ・ブルース』のビーナス・クァン、編集を『ジェネックス・コップ』チャン・カーファイ、衣装デザインを『ラベンダー』のイー・チュンマン、そして音楽をサム・カオ、ケンジョー・タンが手がけ、主題歌をカレン・モクが歌っている。
なお、劇中に流れる曲は原題をイメージするかのように、カーペンターズのヒット曲として有名な「遥かなる影」が印象的に使われている。

ストーリー


チョウ兄弟の運営するアジア最大のコンピュータネットがコンピュータウイルスに侵され、会社は大混乱に陥った。しかしそのトラブルも“電脳天使”と名乗る者によってウイルスは駆除される。そしてまもなく社長のチョウを訪ねて電脳天使が現れる。社内に招き入れて現れたのは、美しき女性リン(スー・チー)だった。だが彼女は社長室に入るや社長を暗殺する。ウイルスは彼女がチョウ社長に近づくために仕組んだ罠だったのだ。彼女は妹のクワン(ヴイッキー・チャオ)が駆使するコンピュータの誘導で見事に脱出する。
殺害現場で刑事課に配属されたばかりの新人女性刑事コン(カレン・モク)は、アシスタントのシウマ(マイケル・ワイ)を従えて、独自の捜査を展開していた。頭脳明断、カンフーの腕も立つ彼女は、暗殺当日、社長の弟であるチョウ・ナン(ワン・シュウルン)が誰よりも早く出社して社長室に入室していることに大きな疑問点を持つ。
リンとスーが運営する“電脳天使”、それはメールによって依頼された殺人の仕事を請け負うアサシン(暗殺者)であった。子供の頃、目の前で何者かに両親を殺されたが、その時殺し屋に二人は助けられ、アサシンとして育てられたのだった。そして彼女たちの父親が研究していたワールド・パノラマ・システム(カメラのあるところ全てを監視することができるシステム)を使い、今ではコンピュータと衛星を駆使して受けた仕事を片付けていたのであった。そして今二人はモニターで、チョウの会社で調べ回るコンに興味を持つ。
一方、チョウ・ナンは、ドラゴン株を売買する承認を得るために、取締役の一人ヤンを説得しようとするが拒否される。死んだ兄からもこの株に関して釘を刺されていたチョウ・ナンは、社長夫人とも肉体関係を結んでおり、社長暗殺をも仕掛たのだった。ヤンの引き入れ工作に失敗したチョウ・ナンは、再び電脳天使にヤン暗殺のメールを送るが、同時に秘密を知っている彼女たちを抹殺しようと考える。
依頼を受け取ったりンは、この仕事を受けることに躊躇していた。それは大学時代の男友達ティンヤン(ソン・スンホン)との偶然の再会が、いつしか恋愛へと発展していたからであった。仕事を断わろうとするリンの態度に怒ったクワンは、彼女がティンヤンとデートしている最中に、自分だけで仕事に向う。それに気づいたりンも現場へ向かい、ヤンに銃口を向けながらも引金を弾けないクワンに代わって撃った。
エレベーターに乗って逃げる二人の目の前に、コンとシウマが現れた。チョウの会社が送ったメールの中に電脳天使宛の不審な内容のものを見つけ、そこに書かれていた場所へやってきたのだった。二人が犯人だと直感したコンはリンと対決。シウマとクワンがお互いに拳銃を向けあっている目の前で駐車場で1対1の戦いを繰り広げる。しかし、そこに拳銃を持った男たちが現れる。チョウ・ナンが送り込んだ手下たちに襲われた4人は銃撃戦の上に脱出するが、コンはリンたちを取り逃がす。
電脳天使殺害に失敗したチョウ・ナンは、翌日部下たちをリンの家に向かわせる。一方、クワンはコンにいきつけのケーキ店を暴かれ、追われてカーチェイスとなる。助けを求めるクワンにコンピュータ・ナビで指示を与えるリン。そこへ現れたチョウナンの部下たちと戦いながらクワンを助けようとするリンの胸に一発の銃弾が貫いた。逃げおおせたクワンが家に戻ると、そこには無残な姿となったリンの姿があった。彼女は泣きながらリンの仇を討つ復讐を誓う。
その夜、コンの元に同僚刑事たちが現れ、彼女を逮捕する。死んだりンのそばにコンのペンダントと毛髪が残されていたからであった。連行される彼女の目の前にクワンが助けに現れる。クワンは仇を討つためにコンの力を必要としていたのだった。シウマに促されたコンは自らの潔白を証明するためにクワンと消える。
綿密な計画を立て、クワンとコンはチョウ・ナンのビルへ向かった。そこに待ち受けていたのは、チョウ・ナンがアメリカからコンピュータのプロフェッショナルを呼び寄せ、相手の攻撃に備えた罠だった。その罠の中にクワンとコンは侵入し、最後の戦いに挑む……

スタッフ

製作:チュイ・ポーチュウ
監督・アクション監督:コーリー・ユン
脚本:ジェフ・ラウ
撮影:ヴィーナス・クァン(HKSC)
編集:チャン・カーファイ(HKSE)
美術:エディ・ウオン
衣装デザイン:イー・チュンマン
音楽:サム・カオ、ケンジョー・タオ
主題歌:カレン・モク「YOU」

キャスト

リン:スー・チー
クワン:ヴィッキー・チャオ
コン:カレン・モク
ティンヤン:ソン・スンホン
シウマ:マイケル・ワイ
ベン:ベン・ラム
マスター:倉田保昭
チョウ・ナン:ワン・シュウルン
チョウ・ルイ:セク・サウ

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